日記

主にメンタルヘルス系の日記。

サンクチュアリへと旅立った人へⅢ

// www.infernalbunny.com www.infernalbunny.com 少し前の記事に引き続き、急死した友人について書いています。そういう話を読みたくない人は読まないでください。 *** 1. 生前の彼を知っていた方と電話する機会を得た。泣かせていただくことになるかも…

絶望の質量とロザリオ

// 友人に、手作りのロザリオをもらった。 色石は、グリーンアベンチュリンという天然石だそうだ。奇しくも、最近のわたしの髪と同じ緑色。遠方に住む彼女とは2年ほど会えていないから、今のわたしの髪色は知らなかったはずなのに。 彼女や、わたしの大切な…

新しい靴を履いて、発達障害者は今日も街に出る。社会に紛れて、よりよい生を試みている。

// 速報 呉樹、すてきなサンダルを買う。夏を謳歌する準備は整った模様。軽やかにどこまでも歩いていける見通し。 — 呉樹 直己 (@GJOshpink) July 27, 2019 そう、夏のはじめに、新しいサンダルを買ったんですよ。 すてきでしょう。このわたしが、自分の感性…

サンクチュアリへと旅立った人へⅡ

// www.infernalbunny.com 前回の記事に引き続き、友人が20代で逝去した話をしています。読みたくない人は読まないでください。 *** 最後に二人で遊んだのは、彼の死の16日前である。まだ記憶に新しい。信じられない。本当は生きてるんじゃないかと思って…

サンクチュアリへと旅立った人へ

// 2019年9月13日、友人が20代の若さで逝去した。以下ではそういう話をするので、読みたくない方は読まないでください。 *** 友人が逝った。ただ仲が良かっただけではなく、わたしがなにか物事を考えるときに、あの人だったらどう言うだろうと思いを馳せ…

「あるべき姿」という幻想が人を追い詰める。国はわたしたちに死んでもらいたがっているが、わたしはあなたに生きていてほしい。

// 【最終更新 2019.9.17】 痛ましい記事を読んだ。 www3.nhk.or.jp (魚拓はこちら) 寒さが厳しさを増していた去年の暮れ、56歳の男性が一人、自宅で亡くなりました。死因は低栄養と低体温による衰弱死。「ひきこもり」状態が30年以上にわたって続き、両親…

夏、大人はフランスパンを一本丸ごと一人占めする。

// わたしが思う、最も美しい夏の描写のひとつは、ヘッセの『車輪の下』で活写される夏である。 夏休みはこうなくてはならない。山々の上にはリンドウ色に青い空があった。幾週間もまぶしく暑い日が続いた。ただときおり激しい短い雷雨が来るだけだった。川…

生きづらさゆえに社会から拒絶され、生きづらさゆえに社会と繋がる。発達障害と孤独についての独り言

// 食べることも眠ることも息をすることも、身体を縦にすることすら苦痛に感じるときがある。そういうときは、ただただなにもせず一人で静かに死んでいきたいと思う。これは「死にたい」という気持ちとは別の感情としてある。だが、「一人で静かに死んでいく…

Some are born to sweet delight, Some are born to Endless night.

// お元気ですか。眠っていますか。あなたのことを気にかけています。 あなたは素敵な人だから、あなたを大切に想っている人間は沢山いる。あなた自身それを知らないわけではなくても、それでも、眠れない夜はきっとあるでしょう。優秀なあなたはいつも、朝…

2018年12月24日、平成最後のクリスマスイブに書いたラブレター

// 人生には祭りが必要なんですよ。 少なくともわたしは、好むと好まざるとにかかわらず、否応なく、必要としてしまう。盆でも正月でもクリスマスでもバレンタインでも、なんだっていい口実を必死で見出だしている。 おのれの人生に祭りは必要ないと思って生…

ポストの中にはさみを設置した

// 友だちから手紙が届いているのを発見すると、嬉しさのあまり、その場に立ったまま手でビリビリ開封してしまう。 そこで、自宅のポストの中にはさみを設置した。 これで、封筒をビリビリにせずに済む。 手紙は祈りだ。 歳を取るとは、世界の可変性を知って…

ODを繰り返すということ。いつか届かなくなるかもしれないおはよう

// この雑記は、2年前に書いて寝かせてあった文章を推敲したものです。文中に出てくる友人は、今は遠方に引っ越してしまいましたが、親交は続いています。なお、オーバードーズを推奨する意図はありません。念のため。 *** 午前3時を回った頃、LINEが来た…

深夜だけど、今すぐ花を買いたいんです。

// 花を買うことができるというのは、一種の能力だと思う。 腹が膨れないのはもちろんのこと、インテリアとしても寿命が短くて、せいぜい1週間で消えてしまう、生花。そんなものに金銭を投じるという酔狂。色とりどりの店先から、これはと思うものを選び出し…

君の名前で僕を呼んで、と大型犬は言った

// Lから食事の誘いのLINEが来たので、また少し彼の話をする。 最初に書いたLの話 www.infernalbunny.com Lと初対面したときの話 www.infernalbunny.com 家の近所に美味しいチュニジア料理の店を見つけたので一緒に行こう、という誘いだった。 Lの家から1駅…

少しだけ罪人のような気持ちで本を買う

// 本が増えすぎて部屋がいよいよ狭くなってきたので、少しずつ売って減らしている。わたしの家の近くにはちゃんとした古書店などないから、全国チェーンの古本屋に、CDやDVDと一緒に十把一絡げで引き取ってもらう。 本を売るのは苦手だ。作家の魂を僅かばか…

2019年1月20日の東急ハンズでお花見をした

// ▲2018年7月、夜通し手紙を書いて立て続けに便箋を使い切ったときの写真。空っぽのレターパッドはいつも祈りの名残りに似ている。 好きな作家にファンレターを書いたら思いのほか長くなってしまい、お気に入りの冬柄の便箋を使い切ってしまった。 G.C.PRES…

死にたいときの逃亡先。12時間2000円で買える南の島

突発的に限界が訪れることがたまにあり、今回は出先のタイミングだったので、速やかにネットカフェに入った。予定外の外泊だが、薬は常に持ち歩いているのでそこは問題ない。近くのファミリーマートでスキンケアセットだけ買った。 からだに手間暇をかけるの…

雨宮まみがいない世界は間違っている

// 今年もまた11月15日が来て、過ぎていった。 “私は私でいたいだけ。私は、私のままで、どうしたら私の『40歳』になれるのだろうか。そしてどんな『40歳』が、私の理想の姿なのだろうか。そういうことを、40歳を迎える今年、書いてみたい” と書いていたひと…

天使の眼をした大型犬に会ったときの話をする

Lに会った。 以前にもブログに書いた彼である。www.infernalbunny.com Bも来てくれて、LとBとわたしの3人で会った。 晩夏の東京。21時。渋谷で用事を済ませたわたしが、東京での常宿であるカラNET渋谷道玄坂店を目指して歩き始めたのが90分前。モスバーガー…

ラストノートは数時間過ぎるとリスパダールの香りになりますつまりは無臭

遠方に住む友人から誕生日プレゼントが届いた。香水である。歴史あるブランドの名香を二瓶。わたしが知る中で最もハイセンスな女性の一人である彼女らしい、最高のチョイス。受け取ってすぐにお礼のLINEをすればよかったのだが、せっかくだから手紙にしよう…

そこは分煙の居酒屋で、19歳はハツモトの唐揚げをつつきながらジンジャーエールをちびちびと舐めていた。

// また19歳と会った。 www.infernalbunny.com 夏、一緒に演劇を観に行った彼である。 夕食の最中、19歳はふと言った。 「おれ、煙草吸う人大嫌いなんですよね。もし友だちが喫煙者だったら、知った時点で縁切ります」 ―― 暖色の照明の下で、利発な瞳はいつ…

魔物から逃げて海の近くの街に来た

// ここ2週間、住居を離れて、海の近くの街に来ている。 家主は朝6時に起きて仕事に出る。わたしはそれを見送り、布団に横たわったま午前中を過ごす。二度寝することもある。 12時頃には完全に眼が覚める。ここで薬を飲む。家主が弁当を作った日は、炊飯器に…

19歳はドリアン・グレイの夢を見るか?

6月の初め、すっかり夏めいた快晴の日に、最近親しくなったばかりの友人と演劇を観に行った。 待ち合わせの駅前では何かのイベントをやっていて、高校生たちが大鍋で野菜スープを作っていた。先に着いていた彼はすぐにわたしを見つけてくれた。目敏くて、よ…

Twitterのフォロワーが自殺したかもしれない

// 結論から言うと、表題の彼は死んでいなかった。五体無事で生きていた。 彼にとって生が苦しいものであることは再三聞いていたが、それでも、生きていて良かったと思う。 本当に良かった。本当にありがとう。 以下は、「彼が死んだ(かもしれない)」と思…