敏感肌ADHDが生活を試みる

For A Better Tomorrow

余命20年の猫

 

 

 

ブログ記事に貼りつける猫の写真は、大量に撮りためているものの中からベストショットを選んでいる。つまり、リアルタイムの猫の姿ではない。わたしがこの家に引っ越してきたのが2020年8月なので、一番古いもので3年半前の写真を、2024年の記事に貼りつけているわけである。ずっとこれで問題ないと思っていた。わたしの目からは、猫は3年間ずっと姿を変えていないように見えたからである。変わらない姿で、変わらない愛らしさで、一日の大半を寝て過ごし、餌を喰らい、糞をひり出し、気まぐれなようでいて規則正しい、変わらない毎日を過ごしているように見えていた。しかし、3年の月日は猫を4歳から7歳にした。元野良の保護猫なので年齢は推定だが、3つ歳を取っているのは確かである。もしかしたら、毎日見ているわたしが気づいていないだけで、姿かたちも変わっているのだろうか。

いっぺん、時系列順に猫の写真を貼りますので、じっくり見てみてください。変わってますか?

 

2020年10月。わたしにもすっかり慣れて、わたしの部屋で日向ぼっこをするところ。

 

 

2020年12月。元から小柄な身体が角度のせいで二等身に見えるところ。

 

 

2021年3月。相互フォロワーさんの待ち受け画面になっている姿。

 

 

2021年9月。珍しくスコ座りをするところ。

 

 

2021年12月。毛布の上。

 

 

2022年2月。枕元。

 

 

2022年9月。わたしがしばらく外泊していて、帰ったら椅子を占領していたことろ。

 

 

2022年12月。キャットタワーの上。

 

 

2023年6月。窓際。

 

 

2023年10月。もう一つのキャットタワーの上。

 

 

 

 

変わってましたか?

わたしには正直わからない。

 

今年猫は8歳になる。来年は9歳、再来年は10歳。猫の10歳は老体である。老猫になると、流石になにか目に見えて変わるのだろうか。15歳だったら? SNSで見る老猫たちのように、毛艶が褪せ、毛並みが乱れ、痩せていくのだろうか。20歳、は命があるのかも怪しい。30歳、これは確実に死んでいる。どんなに長く見積もっても、先生の猫はあと20年と少しで骨になる。骨になったら流石のわたしにも違いがわかる。毛艶が褪せ、毛並みが乱れ、痩せた猫を、それでも世界一可愛いと変わらず愛し続けるに違いない先生も、骨になったら流石に可愛がり方を変えざるを得ないだろう。灰混じりの塊は、抱きしめることも吸うこともできない。

 

先生がほとんど猫によって永らえていることを知っていてなお、わたしは、猫の寿命が最大20年ちょっとでよかったと思う。月々の食費や医療費が20年ちょっとしかかからないからだ。40年分、50年分は保障できないと躊躇うような人でも猫を飼って、猫と生きる喜びを味わうことができるからだ。

 

直近、2024年1月の猫はこのようであった。

 

 

将来の変化に備えて、これからはなるべく時系列順で貼っていこうと思う。