敏感肌ADHDが生活を試みる

For A Better Tomorrow

創作

詩や短歌などを投げておく場所。

初めての同人誌制作の記録(4)通販編【売上公開】

// 先日、初めてエッセイ同人誌を制作しました。 2024年5月19日に開催された文学フリマ東京38で初頒布し、ありがたいことに完売しました。BOOTHでの通販と書店での取り扱いぶんも完売しております。 本文試し読みはこちらから。増刷検討中ですので、頭の片隅…

初めての同人誌制作の記録(3)文学フリマ当日編

// 先日、初めてエッセイ同人誌を制作しました。 2024年5月19日に開催された文学フリマ東京38で初頒布し、ありがたいことに完売しました。BOOTHでの通販も完売し、現在は東京都・蔵前の透明書店様に小数部がある状況です(そろそろ完売するかも)。増刷検討…

初めての同人誌制作の記録(2)文学フリマ準備・宣伝編

// 先日、初めてエッセイ同人誌を制作しました。 2024年5月19日に開催された文学フリマ東京38で初頒布し、ありがたいことに完売しました。BOOTHでの通販も完売し、現在は東京都・蔵前の透明書店様に小数部がある状況です。増刷検討中です。 今日は12〜19時営…

初めての同人誌制作の記録(1)文学フリマ申込・イラスト依頼・執筆・入稿編

// 先日、初めてエッセイ同人誌を制作しました。 2024年5月19日に開催された文学フリマ東京38で初頒布し、ありがたいことに完売しました。BOOTHでの通販も完売し、現在は東京都・蔵前の透明書店様に小数部がある状況です。増刷検討中です。 今日は12〜19時営…

エッセイ同人誌『クィアネスとメンタルヘルスのアイデンティティ・ゲーム』本文サンプル・文学フリマ東京38 販売情報・障害者割・通販・取扱書店まとめ

// 2024年5月19日(日)の #文学フリマ東京 38 でエッセイ同人誌を販売します。ブース:U-13 呉樹直己東京流通センター 第一展示場(最寄り駅 流通センター駅)イベント詳細 https://t.co/bpdBaviq6f Webカタログ https://t.co/9qrs5NtL66障害者割あり文フリ後…

2024年5月19日の文学フリマ東京38でエッセイ本を販売します&障害者割を実施します【本文サンプル】

// 【2024.5.14 追記】 新しい告知記事を書きました。こちらをご覧ください。 www.infernalbunny.com 2024年5月19日(日)に開催される第38回文学フリマ東京にて、エッセイ同人誌を販売します。 タイトルは『クィアネスとメンタルヘルスのアイデンティティ・…

短歌二十首連作 ~ 当院のカウンセリングルームには時々しやべる壁がをります

// 連作 「気違ひ病院」 メンクリと片仮名で誤魔化してもなほご近所いはくきちがひの院 障害者手帳を取得し国によるお墨つきを得て三度目の冬 心因の動悸では死なぬと言ふ医者をおまへは毎夜疑つてゐる アイマスク、瞑想、アロマ、ホットミルク、万策を圧倒…

短歌習作(20)人の手で射精を覚えたシーズーが嵐の夜に遠吠えをする

// あの父に穢された証に俺が在り聖(うつく)しき人は狂女になつた 人の手で射精を覚えたシーズーが嵐の夜に遠吠えをする 内庭に薔薇を咲かせた母親の同じ手で殴打されたと友は 図書館は帰りたくない子どもらを包んで隠す五時までならば 九歳の可憐な生存戦…

短歌習作(19)もしかして黄色い線の内側はあちらから見た内側ですか

// あの広場ラジオ体操してるでせう加はればなれるらし健常者に ご近所の犬に覚えられご近所の人もつられておまへを覚え ああいつた映画を要する人間は午前十時に起きられはしない 天高く投身するには丁度いい朝にも地深き通勤快速 もしかして黄色い線の内側…

短歌習作(18)抜け毛 ふけ 垢 わたくしの断片を集めて熱を帯びる掃除機

// 悪夢つて不味いのかしら夢喰いの獣もお腹壊すのかしら 要するにスマートウォッチのメッセージは「おまへの睡眠、ゴミカスボケクズ」 しわくちやの千円札を握りしめた翁と同じもの買ひPayPay♪ 揚げ物は家で作るにや面倒で出来合ひ買えばぐんにやりしてて …

短歌習作(17)真昼間にベンチで泣いてゐるやうな人にも等しく餌ねだる鳩

// 真昼間にベンチで泣いてゐるやうな人にも等しく餌ねだる鳩 あの人もあの偉人も躁うつでした いかがでしたかブログが告げる ヴァージニア・ウルフおまへのコートには丈夫なポケットついてて便利ね 神の声は精神病の症状であつたとしても聖しジャンヌは 歯…

短歌習作(16)メンクリと片仮名で誤魔化してもなほご近所いはくきちがひの院

// メンクリと片仮名で誤魔化してもなほご近所いはくきちがひの院 診察を加持祈祷と呼ぶ友は言ふ 親を愛せぬ罰なんだよつて 当院のカウンセリングルームには時々しやべる壁がをります 働けてゐたら障害年金は無理ですと言ふ主治医のペン胼胝 人生の実存に係…

短歌習作(15)昔から生きにくい子でしたと言ふご母堂の手の深爪思ふ

// 秋に入る蟋蟀が鳴く障害に甘えるなかれと捨て垢が言ふ 一度二度食事を抜くごと一つ二つ鳩目の跡は横へ閉じゆく にんげんは飯さえ食つてりや上等つて言うは易しと社会を横目に 簡単に老後の話などしてくれる歯科医の勧めでインプラントす 故郷から届いたス…

短歌習作(14)たましひと社会のあわひを黴させる結露のやうだ生きづらさとは

// 夕食後毎度の不安工芸茶の開花も待てず流し込むデパス 親兄弟でも医者でもない 「死にたい」にかける言葉すら持てはしない 心因の動悸は波形を乱さずに安静時のままおまへを揺さぶる 生きる価値ないのに生きてゐるんです ※周知の事実のやうに真顔で 涙未…

短歌習作(13)零時半入眠と中途覚醒が天頂付近で交差してゐる

// アイマスク、瞑想、アロマ、ホットミルク、万策を圧倒するデパス 勤め人:眠れば明日が来ることに毎夜律儀に絶望する人 八時間週五労働がデフォルトの国に生まれたそして壊れた 不安とは薄明薄暮性であり必ず去るが消えはしないもの 「眠れない朝起きられ…

短歌二十首連作 ~ 馬鈴薯の芽を取る捨てる死はいつもおまへのそばに捨てかねてある

// 連作 「病いと暮らす」 死にたいと言はれ死にたいねと返す 圧力鍋には初日のカレー 楽天の家族カードはわたくしを配偶者様と呼んでゐるらし ずつと家事代行に丸投げしてたから人生のことはわからないらしい どこのご家庭にもある軟膏があるとは限らない家…

短歌二十首連作 ~ 行きそびれ電話しそびれた仕事場に持参しそびれた菓子折りを食ふ

// 連作 「仕事を休む」 自転車にモンエナを差し人間に機械油を飲ませる月曜 もう死にますと泣くおまへにキャスターは見てくださいこの大きな毛蟹 健常な人なら遅れないらしい ごみ収集車と通勤快速 週五日朝から晩まで働きます働いたものがこちらになります…

短歌習作(12)友達をテレビが人生再設計第一世代と呼び捨ててをり

// 公転は障害者にも平等でわれらの家にも早春来たる 速報おまへサンダルを買うどこまでも歩ける見通し 午前から二人でコメダそれだけで走馬灯候補の思ひ出になる スーパーの切り花コーナーにも仏花以外があつたよチューリップとか 低気圧を早や半袖でやり過…

短歌習作(11)リビングに死体のやうに伏す夜は冷蔵庫もまたおかずのモルグ

// 店頭にカランコエ咲くおまへはただ社会がわれを許さぬと泣く 「皆さんが当然のやうにやつてゐることくらいしかできない 息とか」 見えるものすべてに責められる昼のヒルナンデスは銃口に似て 痛嘆の相づちに困り手を握る体温ばかりがあかあか燃える 目の…

短歌習作(10)東日本全域に冬季うつ病の警報出てます名古屋から那覇です

// 東日本全域に冬季うつ病の警報出てます名古屋から那覇です 鶏ももとねぎを買つたら帰ります死ぬのは少し待つててください 蓋を開けてみないことにはわからないシュレディンガーの躁またはうつ 帰宅する明かりをつける塊が毛布の下からおかへりを言ふ 処方…

短歌習作(9)人並みができぬということ躁うつであるということ 漬け丼を食ふ

最終更新:2021.1.7 // やつてみせ言つて聞かせてさせてみて誉めてやれども朝起きられず おまへが泣きわたしが怒る日もミヤネ屋は月から金までからから笑う ビタミンC・βカロテン・葉酸でうつは治ると折り込みチラシ 昨年の医療費控除総計は15万7,200円也 生…

短歌習作(8)白菜を山ほど寄越したご母堂はうつを心の風邪と呼ぶタイプ

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 白菜を山ほど寄越したご母堂はうつを心の風邪と呼ぶタイプ 障害者手帳を取得し国によるお墨つきを得て三度目の冬 満員電車で壊れた心を治しませう通院がんばれ満員電車で いなげやで川尻こだまの真似を…

短歌習作(7)イオンにはこの世のすべてがあるらしい イオンにないなら非実在らしい

// イオンにはこの世のすべてがあるらしい イオンにないなら非実在らしい すみませんわたくし他人と申しますが家族割とか受けられますか 故郷ではない場所にふるさと納税し故郷ではない場所で受け取る 子曰く大戸屋の価値の九割はもちもち五穀ご飯にある也 …

短歌習作(6)もう死にますと泣くおまへにキャスターは見てくださいこの大きな毛蟹

// ZIP!からスッキリまでに済ますべし 洗顔・朝食・服薬・出勤 もう死にますと泣くおまへにキャスターは見てくださいこの大きな毛蟹 健常な人なら遅れないらしい ごみ収集車と通勤快速 リモートもフレックスタイムも認めない天国に近いホワイト企業 週五日朝…

短歌習作(5)ピチカート・ファイヴの音量すこし上げ いつの世も風呂は泣くための場所

// 働けど働けどなほわが暮らし楽にならざり ワイパックス飲む ストレスは見える化すると黄色なり襟とか袖にフィックスしてをり 0時過ぎ会議は踊るわれも踊る南瓜色した終電が行く 労働がわれにわが身を吊るさせる 吊るしのスーツはつるつるひかる 駆け込ん…

短歌習作(4)毎朝のいつてらつしやいはただいまをもつてはじめて完成となる

// もう死にますさよなら今日は帰りません さうですか鱈を焼いてゐるのに 通話時間00:00:27(にじゅうななびょう) 愛してゐると伝へるいとまは辛うじてあり 網のやうに飛び交ふ電波よ実体となつて落下す人受け止めよ 楽天の家族カードはご家族の証明ではな…

短歌習作(3)楽天の家族カードはわたくしを配偶者様と呼んでゐるらし

// 楽天の家族カードはわたくしを配偶者様と呼んでゐるらし 返礼で選んでふるさと納税し明細で知る静岡ですつて あれもポイこれもポイえつポイ活て終活のことぢやないんですか 手に職は今食ふためのバフであり障害年金のデバフでもある 楽天経済圏を駆け回つ…

短歌習作(2)友達の垢抜けぬ彼氏を評すやう おまへの主治医優しさうだね

// 自転車にモンエナを差し人間に機械油を飲ませる月曜 ずつと家事代行に丸投げしてたから人生のことはわからないらしい どこのご家庭にもある軟膏があるとは限らない家庭ぢやないから 十年は中学生を新卒に新卒を精神障害者にする 美人薄命われ長命の妥当性…

短歌習作(1)死にたいと言はれ死にたいねと返す 圧力鍋には初日のカレー

// 死にたいと言はれ死にたいねと返す 圧力鍋には初日のカレー 冷蔵庫ヨーグルトの墓鬱蒼と週に二回の宅配は止まらず 窓ぎはに百舌鳥の贄あり神無月 薬の残機は長月に切れ 十一時行けず十五時なほ行けず十九時も逃して病院が閉まる 行きそびれ電話しそびれた…

深夜、花蜜を吸いにやってくる、わたしのヴァンパイア

// 秋の夜長、十五夜の前日、満月の前々日に、創作実話をしたためる。 そう、これはあくまでフィクションというテイで読んでいただきたいんですけど、わたしが10代のころ、よくわたしの家に遊びに来ていた人がいたんですね。恋人になりたいというわたしの申…