敏感肌ADHDが生活を試みる

For A Better Tomorrow

日記:キュビスムネイルでキュビスム展を観に行く

 

 

 

※本記事はアフィリエイトリンクを含みます。

 

展覧会にちなんだネイルで行くシリーズです。

過去回はこちら。

 

www.infernalbunny.com

www.infernalbunny.com

www.infernalbunny.com

 

今回はキュビズム展に行った話です。

 

 

 

 

1.キュビスム展

キュビスム展こと『パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展─美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ』は、上野の国立西洋美術館で2023年10月から2024年1月まで開催されている、日本においては50年ぶりのキュビズムを特集した大規模な展覧会である。本場パリから50点以上が日本初出品されているそう。

結論から言うと非常によかったです。セクションは14章あるが、一つ一つのボリュームは多すぎず、疲れないうちに回ることができる。それでいてピカソやブラックといった有名画家のアイコニックな作品から、知名度に劣るがキュビスムを語る上で外せない非西洋の美術作品までしっかりラインナップ。ちなみに音声ガイドのナレーターは三木眞一郎。以前行ったイヴ・サンローラン展は津田健次郎だったし、声優目当てで訪れる人も多そうだ。

 

 

 

 

撮影可作品と不可作品が混ざって展示されており、一つ一つに表示がある仕組み。撮影可作品のうち印象的だったものを貼ります。

 

アンドレ・ドラン『立てる裸婦』

 

パブロ・ピカソ『女性の胸像』 

 

ロベール・ドローネー『都市 no.2』

 

フェルナン・レジェ『婚礼』

 

ロベール・ドローネー『パリ市』

 

フェルナン・レジェ『縫い物をする女性』

 

ミハイル・ラリオーノフ『散歩:大通りのヴィーナス』

 

最後の『散歩:大通りのヴィーナス』は、旧ソ連構成国のモルドバ生まれの画家による1912-13年の作品。あえてヨーロッパの正統な主題であるヴィーナスをタイトルに掲げて、パリの大通りを遊歩する娼婦を描くことで西洋美術の伝統を挑発している。ネオ・プリミティヴィズムを基調に、キュビスムの影響とイタリア未来派との関連が認められるそうである。

プリミティヴィズムはプリミティヴ(=原始的、野性的、未発達)なものを称揚する思想であるが、西洋の規範から外れた文化にプリミティヴのレッテルを貼る態度は、たとえ称揚していたとしても無批判に看過されるべきではない。ピカソら白人画家がアフリカやアメリカ大陸の美術を享受できたのも、帝国主義時代に文物の収奪が行われたからだ。社会的地位の低い女性を描くことが挑発となり得る構造にも似たような奪取があるのではないか。今回の展示は、プリミティヴィズムが内包するオリエンタリズム的な問題についても控えめながら言及があってよかった。

また、マリー・ローランサンやソニア・ドローネーら女性画家を紹介する語り口もニュートラルで、ありがちなように女性画家だけ恋愛関係や婚姻関係に仔細に触れるといった偏りがなくてよかった。去年大阪中之島美術館で観た『モディリアーニ ─愛と創作に捧げた35年─』がそんな感じだったんだよな。モディリアーニは人間関係も大事な画家だからかもしれないが……。

 

 

 

なお、今回は車椅子の方を含む3人で行ったのだが、展覧会入口に辿りつくまでも順路を巡るときもそこそこグルグルさせられ、ダンジョンのようだった。国立西洋美術館の新館はエスカレーターが非常に小さく、電動車椅子の背もたれ部分を少し畳んでやっと付き添い2人が乗れるか乗れないかといったところ。

 

観終わったあとは近くのカフェへ。EVERYONES CAFEというずいぶん大きく出た店名。「ふわとろオムライス」みたいに自らハードルを上げていくスタイル! ヴィーガンメニューが充実しているのがみんカフェっぽかったです。

 

 

 

 

2.キュビスムネイル

さて、キュビスムネイルは、いちから作るのではなく前日までやっていたネイルの上からちゃちゃっと作りました。ネイルは生活の一部なので、いつもいつも手をかけていられないからね。

前日までたまたまやっていたのはネイルズインク レザーコレクション レザーエフェクト ブラック。キュビスムのイメージから、直線的でハイコントラストな柄にしたいところ。

出来上がったのがこちら。

 

 

マスキングテープとKATE(ケイト) ネイルエナメルカラーN BU-1で不定形の三角を描いて、OPI マットトップコートを重ねてツヤを落ち着かせて絵画っぽさを出してみたつもり。

マットトップコートを重ねるとレザーエフェクトのザラついた質感やKATEのパールがほぼ目立たず、生かせなかったのは誤算。

 

 

Black Leather Collection Kitnailsinc.jp

 

 

 

 

 

指輪もアートを意識しました。最近買ったもので、まだブログで紹介していないので、いずれ書く。

 

 

服は、実はキュビスムそのものっぽい人面柄のものを持っていたのですが、

 

 

その日は気分じゃなかったのでべつの抽象柄をチョイス。

 

 


以上、キュビスムネイルでキュビスム展に行った話でした。

 

『パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展─美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ』は、国立西洋美術館で2024年1月28日まで開催中。

 

cubisme.exhn.jp

 

例によって、精神障害者保健福祉手帳提示で入場無料でした。

 

www.infernalbunny.com