敏感肌ADHDが生活を試みる

For A Better Tomorrow

日記:イヴ・サンローランネイルでイヴ・サンローラン展を観に行く

 

 

 

※本記事はアフィリエイトリンクを含みます。

 

正確にはピエト・モンドリアンが作り出したデザインだから、モンドリアンネイルと言うべきか。

 

 

国立新美術館で開催中の「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」に行ってきました。例によって精神障害者手帳提示で予約不要・入場無料。伝説的なピーコートやサファリジャケットをはじめとするルック110体のほか、アクセサリー、ドローイング、写真など計262点でモードの帝王の業績を振り返る回顧展。順路はなく、説明も最低限に展示物が並ぶシンプルな構成なので、それぞれの服の意義や影響などを把握するにはTBSの特集番組『イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル 冨永愛とたどる3つの革命』を併せて観るのがおすすめ。TVerで観られます。

 

youtu.be

 

tver.jp

 

 

 

なお、昨年から今年にかけて大流行したディオール展こと「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」と比較する向きもあるが、ファッションデザイナーのブロックバスター展ということ以外は別物と感じた。インスタレーション的だったディオール展と比べて、サンローラン展の展示は演出も少なく、服の細部をより細かく把握できる。解説でも、イヴ・サン=ローランが職人と密な関係を結び、服飾を工芸品の一部と捉えていたことが強調されている。

 

 

わたしのディオール展の感想は過去記事に書いています。

 

www.infernalbunny.com

 

***

 

 

 

さて、着道楽のおたくとしては、イヴ・サンローランに関係した装いをして行きたいと思うわけです。べつにファッション関連の展示だからではなく、なんの展示であっても、着道楽のおたくは自分なりの工夫を凝らした装いをしてお出かけするチャンスを常に虎視眈々と窺っているのです。サンローラン展ならサンローランらしい格好をしたいし、漬物を食べる会なら漬物らしい格好(?)を考案することに喜びを見い出す。それが着道楽のおたく。

 

わたしはサンローランの服もコスメも持っていないので(サンローランのリップは2018年ごろに花嫁リップっつって流行ったよね~)、ネイルにサンローラン展っぽさを出していくことにしました。それがこちら。

 

 

イヴ・サンローランの有名な服の一つである、ピエト・モンドリアン*1の作品をオマージュした1965年のカクテル・ドレス。チケットにもなっているこれを、爪に描いてみました。オールフリーハンドゆえ、よく見ると線がガッタガタなのでよく見ないでください。

 

 

 

 

レシピは、まずベースにネイルズインク プラントパワー フリータイムイズミータイムの白色(過去記事でレビュー)。黒いラインはネイルホリックのアート用細筆シリーズのネイルホリック アート BK081。赤はORLY(オーリー)の48673 オートレッド過去記事でレビュー)、黄色はuka(ウカ) ネイルポリッシュ ピースフォーウクライナ カラーウィート過去記事でレビュー)、青はちふれ 945過去記事でレビュー)。細部はネイルホリック アート WT080過去記事でレビュー)で修正しました。

 

 

元々モンドリアンのコンポジションが柄として好きで、過去記事に書いたようにモンドリアン柄のバッグを使っていたこともある。今回はいい機会でした。なお、美術館併設のカフェに入ったら店員さんに褒められて嬉しかったです。

 

以上、日記でした。

「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」は国立新美術館で2023年12月11日まで開催中。

 

 

ysl2023.jp

 

 

 

 

サンローラン関係のコンテンツといえば、ベルトラン・ボネロ監督の映画『SAINT LAURENT/サンローラン』(2014年仏白合作)は好きです。サンローランが世界的名声を確立したあとの1967年から77年の栄光の裏の苦悩をデカダンに描いたもので、アルコールやドラッグに溺れるサンローランを故ギャスパー・ウリエルが怪演。レア・セドゥが脇を固め、さらに晩年のサンローランをヘルムート・バーガーが演じる豪華布陣。わたしは映画館で観たのだが、当時はファッションに興味が薄かったので、今観たら新しい発見もあるかもしれない。

 

SAINT LAURENT/サンローラン(字幕版)

SAINT LAURENT/サンローラン(字幕版)

  • ギャスパー・ウリエル
Amazon

 

ちなみに、同時期に『イヴ・サンローラン』(2014年仏)なる映画も公開されている(わたしは未見)。監督はジャリル・レスペール、主演はピエール・ニネ。こちらは伝記色が強く、イヴ・サンローラン財団とピエール・ベルジェ(イヴ・サン=ローランの元恋人であり生涯のビジネスパートナー)の全面的な協力を得て製作されたという。ちなみにベルトラン・ボネロ版のほうはスキャンダラスな内容のせいか非公認。

 

 

 

 

 

 

*1:読み方はピエトなのかピートなのか問題。