最終更新:2021.8.5
この記事では、最近のわたしの使用コスメを記録していきます。個々の商品チョイス自体はわたしの個人的趣味の産物に過ぎないが、同時に、ADHDでも快適に使えるかを吟味して選んだ商品でもあるので、なぜそれを選んだかの思考回路を共有することには意義があるんじゃないかと思います。
COVID-19流行によるマスク生活の影響で、女性として生きる人間への抑圧としてのメイクは存在感を失いつつある。残っているのは、自分のためにするメイクだけだ。困難を前にして、自分を勇気づけ、奮い立たせてくれるもの。そんな、趣味100%のメイクを、以下に記録しておく。あくまで最近のお気に入りなので、内容が変わったらまた続きを書くつもりだ。
1.日焼け止め
紫外線予報 さらさらUVジェルを通年愛用している。250グラム1600円。ポンプ容器なので塗るのが苦になりにくい。べたべたしないので感覚過敏を刺激しないのもよい。
公式サイト UVケアなら、紫外線予報 ~お出かけ前~ | 石澤研究所 公式サイト
日焼け止めの選び方については、過去記事にも詳しく書きました。
2.ベースメイク
ベースメイクはシンプル。下地とパウダーだけで済ませてファンデーションは使わない。最近よく使う下地は、過去記事でも紹介したタイムシークレット ミネラルプライマーベース グリーン。1690円。洗顔料で落とせるのにウォータープルーフで崩れにくいのがいい。真夏でも崩れないかは未確認だが、春から初夏の気候であれば十分対応できている。
公式サイト 【NEW】TIME SECRET タイムシークレット ミネラルプライマーベース ピンク&グリーン 〈化粧下地〉 | msh公式サイト
この下地の上から、イニスフリー ノーセバムブラーパクトをはたいて表面をサラサラにしている。1450円。色ムラと毛穴がふわっとぼけます。
公式サイト ノーセバム ブラーパクト|イニスフリー(innisfree)
ちなみにイニスフリーのパウダーで一番有名なのはノーセバムミネラルパウダーですが、これはルースパウダーなので避けています。ルースパウダー(押し固められていない粉)は舞い飛んで指やポーチを汚すので、ADHDならプレストパウダー(押し固められた固形の粉)を選んだほうがいいと思います。パフと鏡がついているとなおよい。
▼左がプレストパウダー、右がルースパウダー。
なお、メイク直しにはキャンメイク シークレットビューティーパウダー OB-01 シルキーナチュラル オイルブロックタイプを使う。850円。直径5センチと小さく、パフ・鏡つきコンパクトで、メイク直しにはぴったりだ。メイクポーチに入れっぱなしにしてあります。過去記事でもレビューしました。
公式サイト シークレットビューティーパウダー | CANMAKE(キャンメイク)
以上ベースメイクは主に、クレンジング不要で洗顔料で落とせるアイテムを使用しているが、洗顔料で落とすことにさほどこだわっているわけではない。洗顔料でゴシゴシするよりもクレンジングを使用したほうが摩擦なくスルッと落とせるし、ポイントメイクは洗顔料では落ちないので、結局クレンジングを使用している。それでも、洗顔料で落とせるコスメは使用感が軽くて被膜感が少ないことが多いので、感覚過敏対策として選んでいます。数年前に洗顔料落ちメイクを生活に導入したころは、本当にクレンジングをする精神的余力すらなかったのだが、多少精神的に快復した今も、この手法は役に立っているのである。
3.アイブロウ
眉はペンシルで描く派です。パレットのパウダーよりも手軽だ。色はグレーが好きで、長らくKISS ME FERME カートリッジWアイブロウ 04 ダークグレーを使っていました。過去記事でもレビューしている。
しかし、マスクで目元しか出ていないのに純グレーのペンシルでキリっと仕上げると若干アンバランスになるのに気づいたので、最近はグレーに少しだけブラウンを足した色でやや柔らかく仕上げるようにしています。愛用しているのはデジャヴュ パウダーペンシルアイブロウ ステイナチュラE グレイッシュブラウン。900円。公式によるとチャコールとオリーブとブラウンが混ざった色で、グレー系特有のシャープさを保ちつつも自然に仕上がる。
公式サイト パウダーペンシルアイブロウ | アイブロウ | dejavu(デジャヴュ公式ブランドサイト)
アイブロウマスカラは、インテグレート ニュアンスアイブローマスカラ BR695 グレージュアッシュを使っている。800円。これは実は2018年の限定色なのだが、2020年夏に郊外のドラッグストアの片隅で発見して買ってみたものです。使用期限は切れているだろうが、人に貸すわけでもなく自分で使うので自己責任ということで。プチプラでは大変珍しい青味強めのグレーブラウンで、クールに仕上がる。再販してほしい。
公式サイト ニュアンスアイブローマスカラ|商品情報|INTEGRATE|資生堂
4.アイメイク
マスクメイクの最大の楽しみはアイシャドウであろう。気分によって変えているが、最近のお気に入りの組み合わせを1つ紹介しておく。
上まぶたはM・A・C ダズルシャドウ フィールザフィーバー。誕生日プレゼントにいただいたものです。
見ての通りシングルアイシャドウなので、ブラシが付属していない。わたしは障害特性上、ブラシ類をこまめに洗うことが困難なので、百均の使い捨てチップをその都度使い捨てている。そのほうが精神衛生上いい。
下まぶたはローラメルシエ キャビアスティックアイカラー ミニ 02 アメジスト。ローラメルシエの有名なアイシャドウの、セミセルフ店限定販売のミニサイズです。1600円。モーヴブラウンに暖色系のラメが入っていて、暖色系のメイクにも寒色系のメイクにも使いやすい色味です。
スティックアイシャドウは、パウダーアイシャドウと違って粉飛びしないので取扱いが容易で手指を汚しにくい。直感的に描けて時短になるし、ポーチの中で場所を取らない。ADHDにも使いやすいプロダクトなので、積極的に取り入れることにしています。詳しくは過去記事に書いた。
ただ、先述の通り、アイメイクはマスクメイクの貴重な頑張りどころでもあるので、スティックアイシャドウだけで完結させることにはこだわらない。ベースメイクにかける時間が減ったぶんの労力をあてて楽しむことにしています。
上記2つをメインに使用したアイメイク例がこちら。
まつ毛の生え際が見えないタイプの奥二重のメイク。奥二重・一重の伏し目は宝石箱。
— 呉樹直己 (@GJOshpink) 2021年6月25日
◆上まぶた:M・A・C ダズルシャドウ フィールザフィーバー
◆下まぶた:ローラメルシエ キャビアスティックアイカラー ミニ 02 アメジスト pic.twitter.com/QdBJC8V98o
二重ではない・まぶたに脂肪が多くて重い・まつ毛が短くて少ない・蒙古襞あり、と、一般的に「メイク映えする」とされる要素を備えていない目ですが、だからこそ、そのような目の粧いの実例をインターネットの海に増やしていきたいです。
— 呉樹直己 (@GJOshpink) 2021年5月9日
マスカラはアイプチ ビューティマスカラ ひとえ・奥ぶたえ用。ビューラーも同じアイプチのひとえ・奥ぶたえ用を使っている。まつ毛の生え際が見えないタイプの奥二重なので、マスカラにはこすれにくさと速乾性を求めています。マスカラコームは貝印。折り畳みできるのがいい。
マスカラはなぜかAmazonで取り扱いが見つからなかったのでビューラーだけ。
5.リップ
マスクをするのでリップは基本的にはつけないが、同居人と外食するときなど、ごくたまにつけるとしたら以下の2つに落ち着くことが多い。
RMK リップスティック コンフォートマットフィット 03 モードファクトリーは、グレーがかったクールなベージュ。3500円。マットな淡色なのでマスクにつきにくく、ついても目立たない。過去記事でもレビューしています。
唇に翳りを乗せる
— 呉樹直己 (@GJOshpink) 2021年5月14日
◆RMK リップスティック コンフォートマットフィット 03 モードファクトリー
血色感を紙一重で殺しきらないヌードベージュ。下手な濃色リップよりも存在感があり、顔が引き締まります。マスクにもつきにくい pic.twitter.com/dFhVGSjfpc
資生堂 UNO(ウーノ) オールインワンリップクリエイターは、ティント効果のあるリップクリームで、唇の水分に反応して淡いピンクに発色する。800円。ティントなので当然落ちにくい。
公式サイト オールインワンリップクリエイター | 商品一覧 | uno | 資生堂
男性用リップクリームという位置づけで、リップ自体は灰色なのが面白い。赤やピンクのリップクリームに心理的抵抗がある人でもつけやすいというわけですね。ティントリップは女性用コスメとしてはもはや珍しくもないが、男性用としては大いに可能性を秘めていたのだ。関連して思い出されるのは、約2年前に、とある男性インフルエンサーが「女性用のリップのように先端が斜めカットになっているリップクリームには抵抗がある(大意)」とツイートして軽く物議を醸したことである。ツイート内容の是非は置いておくとして、よくも悪くも女性の専売特許のようにプロモーションされがちなセルフケア領域に、ユニセックスなプロダクトが増えることは喜ばしいことには違いないだろう。なお、このリップクリームにはノンメントールの表記があり、男性用化粧品がやたらスースーさせられがち問題(女性向けプロダクトのダサピンク問題と対比してダサミントとでも言おうか)をクリアしていることがわかります。よく考えられている。
以上、最近のわたしの使用コスメの記録でした。
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