最終更新:2021.4.22
さあやってまいりました。みんな大好き、ポーチの中身紹介のお時間です。
以前、お直し用メイクポーチの中身について書いた。
今回は、家でメイクをする時間がなくて出先のトイレでメイクするために、急いでフルメイク用品一式を持ち出すときのメイクポーチの中身について書いていきます。時短フルメイクの紹介でもありますね。
前回同様、ただのわたしの趣味の羅列ではなく、ADHDとして美容を継続するために行っている工夫なんかも一緒に伝えていけたらと思います。
1.ポーチと常備ツール
ポーチは、以前の記事でも紹介した通り、ポールアンドジョーのティッシュ入れつきポーチを使う。1800円。柔らかい生地でよく広がるので、容量は意外と多い。ADHDなら、雑にものを詰め込んでも楽にチャックを閉められるくらいの容量は必須です。いちいち入れる順番とかを考えないと入らないようでは、脳のリソースを食われます。ポーチにせよ鞄にせよ、なにも考えずに使えるものを最初から選んでおくこと。精神的コストの先払いは大事。
ポーチの中に常備しているツールは、以前に紹介した通り、ポケットティッシュ・あぶらとり紙・鏡・シェーバーの4つ。これはいつでも変わりません。
2.使用コスメ
わたしが時短でフルメイクするときは、ベース・ハイライト・アイブロウ・アイシャドウ・リップに的を絞る。アイライナー・マスカラ・チーク・シェーディングなどは省きます。
どの工程を優先すべきかは個人差があります。アイライナーが映える人もいるし、チークで血色を足すのが欠かせない人もいるでしょう。わたしは普段からアイメイクはシンプル派です。
使うコスメは以下の7つ。季節や、そのときの気分によっても違うが、最近はおおむねこんな感じ。
一つずつ説明していきます。
①キャンメイク シークレットビューティーベース 01
公式サイト シークレットビューティーベース | CANMAKE(キャンメイク)
ベースは、キャンメイクのシークレットビューティーシリーズで済ませる。本来はお泊りメイクなどに使うつけたまま寝られる肌色補正クリームであるので、カバー力は低いが、そのぶん厚塗りには絶対ならないので、多少乱雑に塗っても目立たないのがポイント。わたしが元々、作り込んだベースメイクが似合わないタイプなのもあって*1、これでナチュラルに仕上げます。また、強い皮脂くずれ防止効果も強い保湿効果もないが、どんな季節・肌状態でもひどく崩れることはないのが使いやすい。
目の下~頬には重ね塗りする。肌は、頬あたりさえ整っていればそこそこ綺麗に見えます。流行りの、長井かおりさんの美肌ゾーン塗りというやつですね。ここ数年のベースメイクは、全顔にドカ塗りせず部分的に整えるのがトレンドな気がする。
過去に紹介した記事
②キャンメイク シークレットビューティーパウダー 02
公式サイト シークレットビューティーパウダー | CANMAKE(キャンメイク)
シークレットビューティーベースを塗った上から、全顔にはたく。皮脂が出やすいTゾーンには念入りに。プレストパウダーなので持ち運びに便利ですね。
過去に紹介した記事
このパウダーも、①のシークレットビューティーベースも、日焼け止め効果はないので注意。前提として、日焼け止めはどんなに時間がないときでも家を出る前に塗ります。片手ワンタッチで出せるポンプ容器のものを洗面所に置いてある。
ここ2年ほどわたしが愛用しているのは、紫外線予報のUVさらさらジェル。さらさらというだけあって、すぐ馴染んでべたつかない。その代わりに保湿感はないので、冬は少し乾燥するが、塗るときに不快感がないことを最優先しています(感覚過敏なので)。日焼け止めは継続しないと意味がないからね。
公式サイト 紫外線予報 UVさらさらジェル | 石澤研究所 公式サイト
過去に紹介した記事
③EMODA マジックコンシーラー
雑誌JELLY 2018年1月号の付録ですが、気に入ったのでいまだに使っています(使用期限的には怪しいが、自己責任だからいいよね)。コンシーラーという名前だが、塗り込んでカバーするというよりは光でアラを飛ばすタイプのやつなので、ハイライトとして使っている。
スティック型のハイライトは1本あると便利です。しっかりコントゥアする時間がなくても、TゾーンとCゾーンにさっと馴染ませるだけでけっこう違う。お直しのときに目の下に入れるとクマを飛ばせる。やはりコスメはスティック型が便利だ。
④KISSME FERME カートリッジWアイブロウ 04 ダークグレー
公式サイト カートリッジWアイブロウ|キスミー フェルム KISSME FERME
眉はいつもと同じ、パウダー&ペンシル一体型アイブロウで描く。ペンシルとパウダーがこれ一本で済みます。合理的。
過去に紹介した記事
⑤ヘビーローテーション カラーリングアイブロウR 08 アッシュグレー
公式サイト カラーリングアイブロウR | ヘビーローテーション | 株式会社伊勢半
こちらも個人的な定番です。
過去に紹介した記事
⑥インテグレート プチクレヨンアイシャドウ ミニセット VI<ディーププラム>,PK1<ペールピンク>
上まぶた用のダークカラーと涙袋用のハイライトカラーを組み合わせて使っている。
以前も書いたが、わたしはパウダーのアイシャドウをあまり買わない。もちろん気に入ったものがあれば買うが、普段は主にスティックアイシャドウを使います。スティックアイシャドウは、①粉飛びしないので手指を汚しにくい ②キャップを外してすぐに片手で塗ることができる ③直感的に描くことができる ④ポーチの中で場所を取らない などのメリットがあり、急いでいるときには特に重宝します。
過去に紹介した記事
⑦ゲラン ルージュジェ マット N°80
公式サイト Rouge G de Guerlain - Guerlain
リップは個人的に好きなコスメなのでたくさん持っている。そのときの気分で選びます。最近のお気に入りは、今年の誕生日に友人にプレゼントしていただいたゲラン。綺麗な葡萄色で、上記のインテグレートの紫系のアイメイクによく合います。
これ、キャップを引き抜くと自動的に鏡が開くようになってるんですよね。伝わるだろうか。
鏡を見ながらサッと塗れる仕組みになっていて、思いがけずADHDに優しい仕様でした。ありがとう友人、ありがとうゲラン。
ガジェットとしての工夫が光るコスメということで、2018年4月に発売されて話題になっていたkissのスライドルージュを連想しました。
公式サイト キス スライドルージュ | kissでしかけろ: kiss キス | KISSME
“片手で仕上がる、3秒ルージュ” とのことで、キャップが分離せず、片手で繰り出せるのが画期的でした。動画で見ると仕組みがわかりやすい。
\500名様💐フォロー&RTでkiss スライドルージュが当たる💋/
— MimiTV💄 (@Mimi4_TV) October 26, 2018
SNSでも話題! #3秒ルージュ 現品をなんと500名様にプレゼント💕
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②この投稿をRT
何色が当たるかはお楽しみに😘
たくさんのご応募お待ちしてます💄
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ただ、発売から1年半経った今だからこそわかることですが、ドラッグストアでこれのテスターを見ると、高確率で容器がぶっ壊れている。蓋がねじ切れている。もしくは、スライドさせる過程で中身が容器にくっついて、めちゃくちゃ汚いことになっている。プチプラコスメにはよくあることですね。中身を使い切るより先に容器がだめになりがち。
お店でテスターを見るときは、容器の汚れ方にも注目しておくと、どのように経年劣化するのかを察することができるのでおすすめです。
以上、わたしが急いでフルメイクするときに持ち出しているメイクポーチの中身紹介でした。
次は、旅先に持っていくメイクポーチの中身について書こうと思います。
補足 スティックファンデーションという選択肢
わたしはアイシャドウとハイライトにスティック型コスメを導入しているが、最近は、ファンデーションすらスティック型のものが出てきているので、紹介しておきます。メジャーどころのブランドだと、キャンメイクに取り扱いがある。
公式サイト クリーミーファンデーションスティック | CANMAKE(キャンメイク)
9.5グラム900円。SPF50+・PA++++。01 ライトベージュ(ピンクみのある明るい肌色)/02 ナチュラルベージュ(黄色みのある標準的な肌色)の2色展開。洗顔料で落とせる。
口コミを見ると、ムラになりやすいという意見もあるようだが、これからの進化とラインナップ拡大に期待したい。
2018年にローンチした日本初の男性用メイクアップブランド、FIVEISM×THREEで展開されているファンデーションも、スティック型である。メイクに慣れていない男性でも扱いやすい形状だと判断されたのだろうが、だったら女性用ブランドでももっとスティック型の選択肢を増やしてほしいものだ。男性にとって手軽なら、女性にとっても便利に決まっている。
スティックアイシャドウの記事でも紹介したように、FIVEISM×THREEはほとんどのコスメがスティック形状である。男性用コスメであれば、使いやすさを優先したプロダクトが当然のように生まれるんですよ。まさか、女性がメイクに四苦八苦するのは当たり前だと思われてやしませんかね。家事や育児の労力と同じ、女性が負うコストは不可視化される現象……。コスメブランドは、消費者の労力に胡坐をかかずに、もっともっと便利さを追求してほしい。企業努力の不足を、消費者に「不便さ」という形で押しつけてはいけない。
*1:元から美形であるとか肌が綺麗であるとかいう意味ではなく、純粋に顔立ちの話ね。個人差はあるが、童顔の人はカッチリしたベースメイクが似合いにくい傾向にあると思います。ナチュラルメイクのほうが映える。