最終更新:2023.9.3
ヴィーガン……植物性食品を摂取し、動物性食品を摂取しない主義の人。畜産や養殖業・漁業による環境負荷を抑制できる。
ペスカタリアン……植物性食品・卵・乳製品・魚介類を摂取し、肉を摂取しない主義の人。ヴィーガンより実践しやすく、一般的な食生活よりは環境負荷を抑制できる。
一日一ペスカタリアン/ヴィーガンメニューチャレンジ、今日はヴィーガン食のおやつを作った日記です。
過去の日記はこちら。
バナナのピーナッツバター添え
手順
作り方は簡単。バナナにピーナッツバターを好きな量つけて食べるだけです。手順というほどでもない。
ポイント ピーナッツバター
まず大事なことだが、ピーナッツバターとピーナッツクリームは似て異なるべつのものです。ピーナッツクリームは、ピーナッツを砕いてペースト状にしたものに乳脂肪分や砂糖を入れたクリームである。昔の給食のコッペパンにたまについてきたやつです。こってり甘い。いろいろ添加されているので、当然ヴィーガン対応ではない。
それに対して原義のピーナッツバターは、ピーナッツを砕いてペースト状にしたものに砂糖・食塩・乳化剤を加えたシンプルなものです。バターと名前がついているが乳脂肪分は入っていない(乳化剤というのも牛乳とは無関係です)。味も、ピーナッツの自然な風味が生かされており、自然な甘さです。むしろ食塩による塩気のほうが強いくらいだ(砂糖・塩すらも無添加の100%ピーナッツのピーナッツバターもある)。
わたしが使っているピーナッツバターはAmazonになかったので似たようなのを貼っておきます。
この塩気が、バナナの甘味と合わさるとメチャクチャ美味しいのです。甘じょっぱさがあとを引く! わたしが使っているピーナッツバターは粒入りなので食感も楽しい。
しかも、動物性成分は入っていないのでヴィーガン対応です。
わたしはこの食べ方を自分で思いついたのですが、実はアメリカにはバナナとピーナッツバターとベーコンをサンドした「エルヴィス・サンド」というサンドイッチがすでにあるとのこと。エルヴィス・プレスリーの母親が作って有名になった、アメリカの「おふくろの味」らしい。
ヴィーガン食は身体にいいのか?
さて、上記のエルヴィス・サンドは、いかにも日本人が想像するアメリカの食べ物っぽくカロリーが高そうだ。
わたしが使っているピーナッツバターは100グラム当たりのカロリーしか書いていないので(ちなみに617カロリー)、常識的な量を摂取したときのカロリーは正確にはわからないが、決して低くはないでしょう。ヴィーガン食だからといって、無条件に身体にいいわけではないのです。そもそもヴィーガン食は動物性成分を含まないことが唯一の条件であってそれ以上でもそれ以下でもないのだ。身体に優しそう、というのはなんとなくのイメージでしかない(とわたしは理解しています)。
日本においても、たとえば精進料理は身体にいいイメージがあるが、実は塩分が高いという説がある。ほかにも、ヴィーガンコスメを含む植物性成分主体のコスメはクリーンなイメージから「肌に優しい」などと宣伝されることがよくあるが、触ったらかぶれる植物や経口摂取したらアレルギーを引き起こす植物が存在することからもわかる通り、植物成分が必ずしも人体に低刺激とは限らない。ヴィーガン食も同じで、必ずしも身体にいいとは限らない、というのが個人的な理解です。とはいえ、ヴィーガン食を選んでおけば、高カロリーや高脂肪など、いわゆる「先進国」の人間が陥りやすい栄養的偏りは解消されている可能性が高いかもしれない。あくまで「かもしれない」ではあるが、一つの基準にはなるだろう。
いずれにせよ、身体にとって大事なのはどうバランスよく食べるかで、なにを食べるかではない。その真理はヴィーガン食においても変わらないようだ。
感想
甘じょっぱくてめちゃ美味しい。ピーナッツバター(not ピーナッツクリーム)、冷蔵庫に常備しておくのをおすすめします。
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