最終更新:2021.4.22
ここ数年、ADHDとして感じる日々の生きづらさを少しでも軽減するために、毎週のようになんらかの生活改善を行い続けている。といっても大げさなものばかりではない。基礎化粧品をポンプ容器に統一することのような、その後の消費活動の基準となるような大きなアップデートから、クレンジングコットンを処分することのような小さなアップデートまで、規模はさまざまだ。
日常生活における意思決定のフレームワークとなるような大きな改善案は、個別にエントリーを立てて発信しているが、個別記事にするまでもない小さなアップデートや私的なアイデアは、「●年●月の生活改善」としてまとめて記録していくことにしました。ゆるりとお付き合いください。
1.シンクの排水口ゴミ受けをパンチングステンレス製に替えた
錆だらけだが、わたしの使い方が汚いのではなく築年数が古いのだと言い張ってみる
台所の排水口にはめる皿である。長らく、入居時についていたプラスチック製のゴミ受けを使っていたのだが、水垢が蓄積してきたので替えることにした。新しいゴミ受けは、ステンレス製であること、加えてパンチングメタル加工であることを条件に探した。
まず、ステンレス製だとシンクと統一感が出る。統一感があると、視覚から入ってくる情報量が減り、ひいては精神的ストレスが軽減されるので、些細な部分でもなるべく意識して統一感を作り出すようにしている。
パンチングメタルとは、金属板に多数の孔を開けた加工のこと。針金を編んだザル状の皿は、網目にゴミが詰まりやすいが、パンチングメタルは板状なので表面がつるっとしていて汚れを拭き取りやすく、清潔感がある。
以上の条件で探し、ダイソーのものを購入した。フチがプラスチックで安っぽいのが不満だが、値段相応ということでひとまずはこれを使うことにする。
ちなみに、三角コーナーはパンチングメタルではなく普通の網である。こちらも、いいものを見つけたらパンチングステンレス製に買い替えるつもりだ。
2.マチなしフラットポーチをリュックに入れた
出先でちょっとしたものを入れるために、いつも使っているリュックサックに空のポーチを常備することにした。普段使いするならマチつきポーチのほうが収納力があるが、常にものを入れておくわけではない予備ポーチは、リュックの中でかさばらない薄いものがいい。考えたところ、手元にあったSPUR2018年4月号付録の極薄ポーチがちょうどよく、採用に至りました。去年買ったっきり放置していたので、活用できて嬉しい。
UNDERCOVERとのコラボデザインで、リップモチーフが小粋。公式はコスメポーチとして使うことを推奨しているが、マチが本当に皆無な上に素材がめちゃくちゃ固く、厚みのあるものを常駐させると見る影もなくたわんで型崩れするのでやめたほうがいいと思います。
主に、出先で外したアクセサリーを一時的にしまうのに使っている(バングルの下が汗で痒くなったり、ピアスで耳が疲れたりして外すことがよくある)。固い合皮素材なので、中身をある程度守ってくれるのがいい。手持ちの最大サイズのピアス(直径7.5センチのフープピアス)も入ります。
大きめのピアスが好きなので、普通のアクセサリーケースには全然入らないのです。大きくて重いピアスは耳が疲れるが、それでも好きだからつけます。
以上、2019年6月上旬の生活改善でした。
今までにも繰り返し書いてきたが、日常生活に不便を感じることができるのは一種の能力だと思う。不便感や問題意識こそが文明を進歩させてきたのだから。生きづらいという感情は、押し殺すべきものではなく、試行錯誤して解決する価値がある宝物だ。なかったことにして我慢するのは、最終手段でいい。
忍耐は美徳ではなく、思考の放棄であり、知性の退化だ。
そして、感情をなかったことにせず、とことん向き合って解決する価値があるものとして扱う姿勢こそが、自己肯定感を育んでくれる。
おのれの思考力を常に進化させるために。そして、自分で自分を大切にしてやるために。今日もわたしは生活改善を試みる。よりよい生を試みる。
敏感肌ADHDの人生は、今日も穏やかに続いていく。
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蛇足 最近のネイル
キャンドゥのオーガンジーネイル 1804 シルキーグリーン。青味のあるグリーンが好きなので買ってみたが、個人的にはハズレでした。ハケ跡がくっきり残ってムラになるし、持ちが悪くてその日のうちに剥げはじめた。気のせいか、背後のスプレーマムも落胆していますね。最近の百均ネイルは、色味はデパコスと比べても遜色がないものも出ているが、持ちはまだまだ悪い印象がある。
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