敏感肌ADHDが生活を試みる

For A Better Tomorrow

30代兼業作家(双極性障害)の食生活改善を試みる。1年目の成果

 

 

 

過去記事に書いたように、わたしは2020年夏から一人暮らしをやめて、双極性障害の兼業作家である「先生」と共同生活をしている。

 

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書生として、衣食住*1と勉学に集中できる環境と小遣いを提供していただく代わりに、わたしに委託された家事のひとつに炊事がある。これは、ただ三度の食事を作成して食卓に並べるだけではなく、先生の望みであるダイエットに協力するとか、 先生の食事管理とでもいうべき内容まで含まれている。その様子を、ここに記録していこうと思う。オープンな情報とすることで、 ほかの誰かの参考になったり、こちらにも有益なフィードバックがあったりしたら幸いである。題材の性質上、先生のパーソナルな生活状況を公にしてしまうことになるが、書生のバランス感覚と先生の最終チェックによって、必要分のプライバシーは守られていると信じる。わたしが書く文章で言及される先生の個人情報はおおむね、先生が自身のSNSなどですでに明かしてきたものに限られている。

1カ月目から11カ月目の様子については、過去記事に詳しく書いた。

 

1カ月目。先生の胃炎が寛解し、食生活が安定するまで。

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2カ月目。先生の食事管理を担ったことによる、書生のメンタル面の変化について。

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3カ月目。ダイエットの試行錯誤、飲み物のアップデート、先生の味覚の変化などについて。

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4カ月目。朝食の内容変更、夕食の副菜事情などについて。

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5カ月目。節約の工夫、台所回りの生活改善などについて。

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6カ月目。夕食後の時間の使い方の変化について。

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7カ月目。季節の行事事情、朝のスープ事情、揚げ物事情などについて。

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8カ月目。家事分担の変化、台所回りの生活改善などについて。

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9カ月目。血液検査の経過、家庭菜園の様子などについて。

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10カ月目。朝食の変化、家庭菜園の様子などについて。

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11カ月目。在宅勤務のおやつ、ワクチン接種後の様子、家庭菜園の様子などについて。

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今回は、1年目の様子を記録していきます。

 

 

 

 

1.ダイエットの結果発表

先生がダイエットを志していることは過去記事にも書いてきた。わたしも書生として、野菜多めの献立を心がけたり、油分を控えめにしたりとできるだけ気を配っています。しかし、その結果先生の体重が増えたとか減ったとか、ダイエットの肝心の結果については言及してきませんでした。その理由は、1カ月目の記事にも書いた通り、体調や体重などという、本人のコントロールが及ばないセンシティブな事柄を短いスパンで言語化するべきではないと判断したからです。仮に今月は調子がよくても来月には悪くなっているかもしれないし、わたしも抑鬱が悪化して自炊できなくなっているかもしれないし、それらにいちいち一喜一憂していてはお互いに気詰まりなだけである。現在もその基本方針は変えていませんが、しかし、同居開始から1年が過ぎて、そろそろ長期的な変化については言及してもいい頃合いかと思う。そこで今回の記事では、ダイエットの結果発表をしたいと思います。

とはいえ、体重やBMIの具体的な数値は個人情報なので書くわけにはいかない。そこで、ここ半年ほどの、先生にまつわる客観的事実を以下に並べてみました。

 

・体重を記録しはじめた2019年1月以来、最も体重が軽い日になった(2021年2月下旬)

・ぴったりだったデニムのウエストが緩くなって腰パンみたいになった(2021年3月上旬)

・ダイエット開始時に先生自身が決めていた目標体重に到達した(2021年3月上旬)

・2020年10月に買った服がブカブカになったのでお直しに持っていった(2021年4月上旬)

・血液検査の結果が良好で、内科の薬が減った(2021年4月下旬)

 

つまり、ダイエットは成功ということです。めでたい! よく頑張りました。

わたし自身も、自炊を滞りなく継続することができた。これもわたし個人の能力というよりは、先生の家の台所設備が使いやすかったので調理のハードルが低かったことによると思う。たとえば先生は「冷蔵庫の大きさは基本的人権」というのが口癖で、一人暮らしのときからファミリー用の大きな冷蔵庫を所持していた。設備投資を惜しまなかった先生の英断に感謝である。

 

先生の冷蔵庫のエピソードはこちらにも。

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2.ワクチン2回目を接種した

8月上旬に、二人ともCOVID-19ワクチンの2回目を接種しました(精神障害による基礎疾患枠)。2回目のほうが副反応が酷いと聞いてビクビクしていたのだが、二人とも思いのほか大したことなかったので拍子抜けでした。二人ともダウンした場合に備えて冷凍食品などもたくさん準備していたのだが、幸い使わずに済んだ。冷凍食品は残しておいてもよかったのですが、冷凍庫の中で場所塞ぎなので食べて片づけました。冷凍食品は便利ですがかさばるのがデメリットですね。

 

 

 

3.1周年記念でした

 

そう、1年が過ぎたのである。

精神障害者同士、共倒れの危機を辛くも回避しての1年でした。総じてインターネットに書けないことばかり起こっていた気がするが、人生とはそんなものであろう。書けるのはせいぜい、今日の飯の内容くらいなのだ。

少しずつ撮りためてきた、その飯の写真がこちら。

 

夕食のコラージュ。

夕食のコラージュ。

夕食のコラージュ。

夕食のコラージュ。

 

これからも、飯が食えていたら最低限OK、の精神で、ダウナーでもいいから地道に着実に生きていけたらと思います。

 

以上、1年目の様子でした。

相変わらずわたしは、炊事・片づけ・掃除・洗濯・朝6時半に先生を起こすことなどを担当し、その代わりに基本的な生存と学習環境を保障していただいている。これが妥当な取り引きであると思えるかは人によるだろう。先生はこの程度のタスクのために安くはないお金を支出して赤の他人を住まわせているのかと驚く方もおられるかもしれない。しかし、人それぞれできることとできないことがあるというだけの話です。先生は社会人歴1X年の3X歳、わたしは大学生とはいえとっくに成人済みの2X歳であり、 お互いに自分のできることとできないことは把握していて然るべきである。無理や我慢をして破滅するのではなく、キャパシティを超えていることに関して他者に適切に援助を求めるスキルこそが望まれている。われわれは、双方納得して共同生活契約を結んでいるので、なにも問題はない。

 

引き続き、お互いに協力して、よりよい食生活・共同生活を試みていこうと思います。

 

二人ではなくて三人ですよ? ねこもいますよ? の顔

キジ白猫。

 

 

 

 

 

*1:厳密に言うと、「衣」は毎月1日にいただくお小遣いの中からわたしの裁量で買うことになっています。食住は完全に生活費から出していただいている。