買うと売り上げの一部または全部が寄付に回る商品がある。寄付や慈善というと身構えてしまいがちだが、実は身近なお店で入手できたり、庶民でも手が届く金額だったりするものもあります。そのような商品のうち、わたしの個人的興味の対象である美容分野の商品を、当ブログで紹介していきます。このようなチャリティ商品は通常、金銭による直接的な支援および困難を社会に認知させることによる間接的な支援を目的として発売されるが、前提として企業による商業的戦略の産物でもある。よって、新自由主義に与することへの懸念や、困難が知名度や人気度によって序列化されることへの批判はあり得る。わたしも、買って使うだけで満足せずに、よりよいあり方を考え続けていきたいと思う。
過去に紹介したコスメはこちら。
今回は、ビオレUの薬用泡スタンプハンドソープを紹介します。
1.手洗いをしよう
皆さん、手洗いしてますか?
この記事を書いているのは2023年11月。世界的なCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の大流行により、「コロナ禍」と言われる生活に突入して3年あまりになる。マスクや消毒液が軒並み品薄になったり、オンライン授業やリモートワークが普及したり、医療従事者をはじめとするエッセンシャルワーカーの苦境がメディアを騒がせたりしたのも今は昔。日本では2023年3月にはマスク着用が個人の判断委任、5月にはCOVID-19が感染法上の2類から5類に引き下げになるなど、すっかり「コロナ明け」ムードである。しかし病原菌自体が弱体化したわけではないし、ブレインフォグ等深刻な後遺症に対する決定的な治療法もまだない。街にノーマスクの人が増えて、行政による支援も手薄になっているからこそ、引き続き警戒すべきであるとわたしは思っている。当ブログでは引き続き、COVID-19禍を前提とした美容情報を発信していきます。
2020年5月のわたしの日記を貼っておきます。文中に出てくる看護師の友人は今も第一線で働いている。彼女を含む医療従事者の友人たちから聞く限り、3年で医療資源が急に増えるわけもなく、現場の疲弊は続いている。
さて、そんなCOVID-19の予防策として有効なのが手洗いである。一時期は生活習慣として定着していても、最近は忘れている人も多いのではないか。わたし自身も偉そうなことは言えないので、厚生労働省と日本歯科医師会の資料を改めて貼っておきます。
これらによると、日常生活における正しい手洗いは、ざっくり言うと「流水で15秒、ハンドソープで10秒もみ洗い、流水15秒」のようだ。引き続き実践していきたいものである。
2.商品について
さて、今回は、そんな手洗いに役立つビオレU 薬用泡スタンプハンドソープ にくきゅうを紹介します。
価格:975円 容量:本体240ミリリットル、詰替430ミリリットル
2023年11月11日数量限定発売
中身は一般的なビオレの泡ハンドソープだが、泡がなんと肉球の形で出てくるのである。
製品情報はこちら。
ポンプ容器のヘッドは、一般的なポンプ容器とは違って真上から手のひらに押しつける形状になっている。
上記の使用方法に従って早速使ってみたら……
本当に肉球の形になった! もっちり肉厚で可愛い。
3.濡れた手でも肉球の形になるのか?
一つ気になるのが、「びしょびしょの手で使うときれいな “にくきゅう” の形にならないことがあります」と書いてある点。
先述した正しい手洗いでは、手をまず流水ですすぐことが推奨されている。そこで、びしょびしょに濡れた手で同じように使ってみたところ、
ちょっと輪郭が溶けて形が曖昧になるが、ちゃんと肉球の形になった。すすいで濡れた手で使ったほうがCOVID-19やインフルエンザの予防としては望ましいだろう。小さな子どもに手洗いの習慣をつけさせるきっかけにもいいんじゃないでしょうか。
4.支援先
泡スタンプハンドソープ自体は前からある商品だが、2023年11月11日発売の限定パッケージのこちらは、1個につき10円が公益社団法人アニマル・ドネーション経由で動物保護団体に寄付される。
公益社団法人アニマル・ドネーションは、動物専門の寄付サイトを運営する中間支援組織。寄付金は認定団体に届けられる。認定団体は野良犬・野良猫の保護団体、動物介在活動(アニマルセラピー)を行う介在団体、盲導犬協会などの伴侶団体、動物福祉に取り組む啓発団体など現在33団体。
わたしが購入したのは猫バージョンのパッケージだが、犬バージョンのパッケージもあるので犬派の方はそちらをどうぞ。
5.入手方法
ドラッグストアなどの店舗で数量限定販売。花王のオンラインショップやAmazonでは限定パッケージのものは見当たらないようだ。
わたしの身辺ではビックカメラで見つかった。ビッカメオンラインにもあります。
6.まとめ
ビオレU 薬用泡スタンプハンドソープ にくきゅう
■価格:
975円
■寄付額:
1個につき10円
■支援先:
公益社団法人アニマル・ドネーション
動物保護団体
■入手できる場所:
店舗
以上、ビオレUの薬用泡スタンプハンドソープ にくきゅうについてでした。
現在ビオレは、X(Twitter)でフォロワーの多い動物アカウントさんにPRを依頼しているらしく、バズっているのを見たことがある有名な犬猫たちが一緒に写真に写っている様子がよく流れてくる。
#PR を見て❕❕❕❕❕❕❕❕
— かわいーぬ (@kawai_nu_san) 2023年11月12日
泡が肉球になる〜❕🫧
多分かわいいので花王さんから
#いぬきゅう大使 に任命していただき、 #ビオレu のハンドソープを
もらったよ🧴
⠀ pic.twitter.com/qk9qU2eR5d
ねこちゃんが #ねこきゅう大使 に任命してもらいましたー!花王さんありがとうございます!#にくきゅう 型の泡が出るビオレu泡スタンプハンドソープめっちゃかわいい🐾(いぬきゅうもあるよ!)#いぬきゅう大使は誰だー!?#PR #泡スタンプ pic.twitter.com/RBKtKC0UTT
— ちとせ (@inunonekochan) 2023年11月11日
わが家の猫は一度もバズったことがなく、当然依頼など来ていないが、勝手に撮影しておきましたのでご査収ください。
7.余談 わが家の保護猫
わが家の猫も、先生が動物保護団体から引き取った保護猫である。6年前、夜逃げした人のアパートにぽつんと取り残されていたそうだ。
夜逃げした元飼い主はナイトワーカーの女性だったそうである。一般的に夜職は昼職に比べて労働環境が不安定であることが多く、夜逃げに至っていることから推測しても、元飼い主がなんらかの困難に直面していたのは間違いないだろう。そんな不安定な生活で生き物を飼うべきではないとするのは正論であるが、不安定だからこそ猫を生きるよすがにしていた可能性も考えられ、その手のエゴはペットを飼う人全員に大なり小なり認められるだろう。現に先生も、猫を引き取った時点ですでに双極性障害を発症しており、飼い主として百点満点ではないかもしれない状態で飼育に至っている。動物を責任持って飼うにはある程度の若さや心身の健康や経済力を要するのは事実だが、必要以上にペット飼育の門戸を狭くするべきではないと個人的には思う。とりわけ保護動物の引き取りにおいては、未婚カップルNG、同性カップルNG、外国人NG、精神疾患のある家族がいる家NGなど、厳格を通り越して差別的な条件を設けている保護団体もあるそうだ(フォロワーさん談)。保護団体側にも切実な事情がさまざまあることとは思うが、先生が立派に保護猫を養育していることからしても、ペットを愛する経験はできる限り多くの人にひらかれていてほしいと願うばかりである。
そして、もし、元飼い主が、置いてきた猫のことを今でも気にかけているとしたら、6年間大きな病気もせずのんびり暮らしていることを伝えたいと思う。幸せかどうかは、本猫にしかわからないけれど。