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2019年9月下旬の生活改善。維持管理コストの低い服を選ぶコツ

 

 

 

今月下旬の生活アップデートです。個別記事を立てるほどでもない、日常生活におけるこまごまとしたアイディアを記録していきます。

 

前回の生活改善ログ

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1.服を吊り下げる突っ張り棒を処分した

突っ張り棒の密かなストレス

わたしの住まいはワンルームのアパートである。ここ数年、服の収納は、その季節の服は部屋に設置したハンガーラックに吊り下げて、季節外の服は押入れの中に設置した突っ張り棒に吊り下げることにしていた。

だが、押入れの中の突っ張り棒がちょくちょく落ちることに悩まされていた。突っ張り棒を高価なものに買い替えても、気づいたらごっそり落ちていて、ロングコートの裾ががっつり折れ曲がってシワになったりしている。

両端の滑り止めや縦型の支柱など、補強グッズを導入することも考えたが、そもそも服の数が多すぎるのではないかということに思い至り、服の処分をすることにした。8月下旬ごろから少しずつ取りかかって、今ではすべての服をハンガーラック一個に吊り下げられるようになり、突っ張り棒は処分しました。ストレス要因を改善してしのぐのではなく、ストレス源そのものを無くしてしまうという発想。

 

春夏秋冬すべての服が一カ所に集まっているので、ハンガーラックは多少ごちゃついていますが、今のところこれが一番ストレスフリーだ。服と服の間隔が狭くて風通しが悪いのはあまりよろしくないので、そこは今後の課題としたい。

 

ハンガーラックにたくさん服がかかっている。多くは黒色。

好きなブランドはCOMME CA ISM、EMODA、EVRIS、JENASIS、H&Mとかです(余談)

 

www2.hm.com

仕分けした服は、大半は近所の古着屋に売り払った。値段がつかなさそうなものは、まとめてH&Mの古着回収サービスに持ち込みました。H&Mの服でなくても、どんな状態の服でも回収してくれて、500円OFFクーポン券をもらえます。

 

吊り収納で統一しよう

ちなみに、畳む収納はほとんど行わない。ポリエステル100%生地やデニムなど、畳んでもシワになりにくい一部の素材のみ畳んで収納し、ほとんどすべての服を吊り収納で統一している。洗濯してハンガーに干した状態からそのまま収納できるのが一番のメリット。

 

柔らかい二ットなど、吊り干し・吊り収納に向かない服は、最初から買わないようにしている。わたしは仮にも服おたくなので、好きなファッションを諦める気は毛頭ないが、どんな趣味でも維持管理できなければストレスになるばかりだ。管理が疎かになって、好きで買った服を傷ませて悲しい思いをするくらいなら、最初から選択肢から外すほうを選びます。ここ2年ほど、ニットはほとんど買っていない。

 

 

 

2.アイロンを処分した

さよならアイロン

先述の通りわたしは、維持管理コストが高すぎる服は買わないと決めている。よって、アイロンが必須な素材の服も買わないようにしている。ここ数年アイロンの出番はなかったが、なんとなく死蔵していたのを、思い切って処分しました。結局、ほんの数回しか使わなったんじゃないだろうか。スーツ用シャツなんかも、ノーアイロン素材を選んで柔軟剤を多めに入れたらオールオッケーだ。

ちなみに、わたしの居住地域ではアイロンは「小型家電」扱いで、ゴミステーションに出すことができず、処理が大変面倒くさかった。やはり、廃棄にコストがかかるものを買うのは精神的コストの後払いだなと実感した次第である。

 

なるべく買わない素材リスト(絶対ではありません)

個人的なルールとして、維持管理コストの観点から購入を控えている素材はほかにもある。ざっと書き出してみたので、よかったら参考にしてください。生活コストを削減しつつおしゃれを諦めない服選びについては、いずれ別記事で書きたいと思う。

【2019.9.27 追記】書きました。

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なるべく買わない素材リスト

 

①家の洗濯機で洗濯できない素材

大前提として、洗濯機で洗濯できないものは買わない(アウターは除く)。服屋で気になる服があったら、まずは洗濯タグを確認するようにしている。

手洗い推奨の素材は、ネットに入れておしゃれ着用洗剤を使ってドライモードで洗濯してしまえば案外いけます。

 

エマール 洗濯洗剤 液体 おしゃれ着用 リフレッシュグリーンの香り 本体 500ml

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ブラジャーなんかも然り。賛否両論あると思うが、わたしはブラジャーもネットに入れて遠慮なく洗濯機で洗濯しています。

ブラジャーは原則的に手洗い必須らしいが、毎日使う日用品にそこまでコストをかけさせるのは、はっきり言って企業の怠慢だと思う。企業努力の不足を消費者にしわ寄せするな。あまり消費者を(身体的女性を)なめないでいただきたい。インナーの快適さは、人間の尊厳に直結する一大事だ。早急に、すべてのインナーを洗濯機で洗えるようにしろ。

安くて丈夫なブラジャーをまとめ買いして、ガシガシ洗って、どんどん買い替える(ただし、安くてもいいからフィッティングは念入りに。自分に合ったサイズのものを選ぶ)これが、現時点での個人的な最適解である。

 

②アイロンをかけないとだらしなく見えてしまう素材

固いコットンやリネンなど。

あえてシワ感を楽しむ素材というやつもあるが、ああいうテイストは似合う人と似合わない人がいて、わたしは似合わないタイプの人間です。

 

③ニット

洗濯は日陰で平干しだとか、吊り収納NGだとか、維持管理コストが高すぎる。ホコリもつきやすい。個人的には、そこまでして着たいとは思わない。

 

④レーヨン100%、キュプラ100%

レーヨンやキュプラなどの再生繊維は、水に弱い(服なのに!)、シワになりやすい、すぐ縮む、摩擦に弱い、汚れに弱いなど、普段着としてはなにもいいことがありません。全力で避けろ。

とはいえレーヨンはシルクを模して作られただけあって非常に肌触りがいいので、感覚過敏傾向の人にとっては着心地のいい選択肢として有用かもしれません。快適さと維持管理コストを天秤にかけて各自判断してください。

 

⑤モヘア

ホコリの発生源になりがち。

 

⑥ファー

抜け毛を撒き散らす。エコファーでもリアルファーでも、抜け毛からは逃れられない。

 

⑦ベロア、別珍、ベルベット 

とにかくホコリがつきやすい。

 

 

 

⑧タイツ、ストッキング

消費者(女性)をなめないでいただきたい案件パート2です。

こんな脆弱なもの(はこうとした途端に破れて寿命10秒とか、普通にあるよね)をスーツ女性に強制するなんて、どうかしてる。下着と同じくらい長持ちする丈夫な素材を開発するとか、1枚10円くらいに値下げするとか、どうにかしていただきたい。そもそも、義務づけるのをやめよう。

わたしの今のバイト先はスーツ必須ではないので、着るとしたらプライベートなのですが、あまりにも面倒なのでほとんど処分しました(特に気に入っているものや、冠婚葬祭用のはキープ)。わたしは身長が169センチあるので、脚が入るサイズを探すだけで一苦労だったし。透け感が綺麗なやつとか、繊細な柄が入ってるやつとか、見た目は嫌いではなかったんだけどね。

 

▼シルバーラメ入りのやつと花模様のやつ。気に入ってたものは、こうやって写真を撮ってから処分しました。もう着ないけれど思い入れがあって捨てにくい服も、写真に残すと捨てやすくなります。

ラメと花模様入りのストッキング。

 

ちなみに、スーツ必須のバイトをしていた頃は、ATSUGIの【強】タイプの【JL】サイズをまとめ買いしていました。JLとは、一般的には3Lサイズにあたる、身長160cm~170cmに対応したサイズである。特に可もなく不可もなくだったが、ある程度丈夫かつ高身長に対応した選択肢は少ないのだ。

 

 

ほかには、お腹周りを締めつけられるのが嫌で妊婦さん用のマタニティストッキングを試したりもした。こちらは、お腹周りはたしかに楽になったが、やはり丈がちょっと足りなかった。締めつけに悩んでいる人は試してみるといいんじゃないでしょうか。

 

 

そして最終的には、ガーターストッキングに辿り着いていました。ガーターは、フェチシズムの産物だと思われがちな気がするが、はきやすい・蒸れにくい・締めつけられない・脱がなくてもトイレに行けると、非常に実用的でいいことづくめでした。高身長でも問題なくはける。試したことがない人は一度試してみても損はないと思います。おすすめ。

 

 

▼レースとか装飾とか一切ついてない、エロくないやつもちゃんとあるよ。ごく普通の中型スーパー(1階が食品売り場で2階か衣料品売り場なタイプの店)で買えました。 

グレージュカラーのニーハイストッキング。

 

 

 

以上①~⑧が、個人的な「なるべく買わない素材」リストである。もちろん、デメリットを押してでも着たいと思える服を見つけたら、臨機応変に検討するようにしています。自分の特性のせいで好きなものを諦めるのはなるべく避けたい。

 

 

障害者は、いろいろな「普通」を諦めなければならない。それでも、この身体で生きていくしかないのだから、頭を働かせて、思考コストを割いて、少しでも快適に生きられるように努力するしかない。苦しいけれど、昨日よりは今日、今日よりは明日を、より楽に生きていくために。

これからも、よりよい生活を試みていこうと思います。以上、2019年9月下旬の生活改善でした。

 

 

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