透け感の綺麗なブルーグレーネイルを探して
過去記事で気になるものとして挙げたネイルを、その後購入したのでレビューしていきます。
公式サイト カラフルネイルズ | CANMAKE(キャンメイク)
キャンメイク カラフルネイルズ N28 スモーキーアクア。8ミリリットル360円。カラフルネイルズシリーズの中では少数派の、寒色系のネイルです。限定色ではなく通常ラインなのでいつでも購入可。
さっそく塗ってみたのがこちら。二度塗り+トップコートを厚めに一度塗りです。
そう、この透明感!! これを求めていたんだよ。3枚目の写真のボトルは、実際よりもグリーンがかって写ってしまいましたが、実際は爪と同じ色です。
一度塗り・二度塗り・三度塗りを比較してみます。
一度塗りがこちら。
わたしの爪では自爪がかなり透けて血色が悪く見えます。
二度塗りがこちら。
これくらい発色すると、血色が悪いわけではなくてそういう色をおしゃれで塗ってます感が出てちょうどいい。
三度塗りがこちら。
自爪はほぼ透けなくなる。ちょっとのっぺりするかな。
ということで、とても気に入りました。わたしのような派手色好きが箸休め的にときめくのもいいし、派手でないシックな色味が好きな方の、ピンク系・ベージュ系以外の選択肢としてもいいんじゃないでしょうか。シックなネイルの王道であるTHREEの人気色、112番 ROOT CONNECTIONっぽさも感じられる。THREEは白味強め・緑寄りで、キャンメイクは白味弱め・青寄りのようです。
マットコートでアレンジ
マットコートで艶消し仕上げにしてみたのがこちら。
これもいい~! 陶器みたい。霧雨にけぶる梅雨の時期に、麻の着物と合わせたい雰囲気(あくまで雰囲気ね。クソ蒸し暑いときは着物なんか着られたもんじゃないから)。
ついでに、マットコート自体のメリット・デメリットについて書いておきます。
マットコートは、半透明のすりガラスを通すようにして艶消し仕上げにするものなので、表面がわずかにボケて、塗りムラは目立たなくなります。その反面、光の反射が失われることでネイルの色自体がくっきり際立つので、輪郭がガタガタしている部分とか、着色部分の形のいびつさは際立ちます。上の写真も、マットコートなしのものと比べると、表面はしっとりと均一になっている反面、根本のガタガタ具合が目立っているんじゃないでしょうか。どちらがマシかは、個人の好みによると思う。
なお、ADHD的なメリットとしては、マットコートを塗ると普通のトップコートよりネイルが若干長持ちします。理由はよくわからないが、マットコートには粉体が配合されているのでただの液体を塗るよりも丈夫になるのかもしれません。とはいえ、そのためにわざわざマットコートを塗るほどの差ではないかな。
公式サイト カラフルネイルズ | CANMAKE(キャンメイク)
pa ONE05と比較してみた
過去記事でもレビューした、paのブルーグレーと比較してみます。
paのブルーグレーは、ネイルカラー ワンコート ONE05。6ミリリットル400円。
公式サイト Dear Laura | pa レトロサファリ
(上記のキャンメイクとは別日撮影)
色味としては両方ともブルーグレーだが、paはわずかに紫味があり、キャンメイクはわずかに緑味があります。paはグレーがかったブルー(薄いネイビー)で、キャンメイクはブルーがかったグレーに近いかな。
paの二度塗りとキャンメイクの二度塗りを比較したのがこちら。
(この2枚は同日に撮影)
しかし特筆すべきは色味ではなく、塗り心地なんですよね。過去記事でも書いたが、paのワンコートシリーズは、一度塗りOKの高発色を謳っている反面、液質がもったりと重くてハケ跡が残りやすく、一度塗りでは綺麗に仕上がらないのです。結局二度塗りする羽目になり、透け感が失われてコンクリートのようにのっぺりするという。キャンメイクのカラフルネイルズはさらさらと塗りやすく、重ねても筋が出にくいいのが優秀。これはキャンメイクの圧勝です。
以上、キャンメイク カラフルネイルズ N28 スモーキーアクアのレビューでした!
追記 画像の作成は立派な技術である!
さて。このブログをコスメレビュー目当てに読んでいる方がどれだけいらっしゃるのかはわかりませんが、今回は、珍しく正統派なレビューになった気がします。普段は、容器の話やバイブスの話や購入時の思い出語りばかりしていて、コスメ自体のレビューとしてはちっとも役に立たないのですが。
真面目に一度塗り・二度塗り・三度塗りの比較とかしたので、写真もたくさん撮影したわけなんですけど。実は、撮影中はこんな様子だったのです。
ネイルボトルを床に置いて撮影していると……
不意に何者かが接近してきた!?
横から猫パ――――ンチ!!!!!
がっしゃ――――ん!!!!!
ついでに抜け毛もふぁさっ……(paのボトルの上側に注目)
そう、先生の猫にまとわりつかれながら撮影していたのでした。
キャンメイクのボトルの金属キャップに日光が反射してきらきら光るのが面白かったらしく、ボトルにパンチしたり、壁に映る光の粒を追いかけたりしていました。かわいい。
このように、写真撮影の裏には思わぬ苦労(?)があったりするのです。
以前の記事で、写真の白肌加工・シワ消し加工をしない理由について書いた。
“美白” 至上でも若さ至上でもない美しさを積極的に見出していきたいから、というのが理由だったのですが、記事中で、アプリで別人級の加工をすることが誰にでも簡単にできることであるかのように書いてしまった気がして、反省しています。これはわたしの本意ではない。映える写真を撮ることも加工することも、れっきとした技術だと思っています。決して、少ない手間でできるものではない。これは、曲がりなりにもコスメを扱うブログを2年ほど運営していて痛感してきたことです。コスメを肌に塗ったスウォッチ写真なんかも、ただ塗りたくってるだけに見えるかもしれないが、色味を正確に写そうとすると実はめちゃくちゃ難しいんですよね。舞台裏の事情をあまり書きすぎると興ざめなので皆まで言いませんが、実際にやってみた人にしか実感できないであろう細かい苦労がたくさんあります。別人級加工の裏にある技術と文化にも、きちんと敬意を払っていきたいと改めて思いました。
猫と戯れながら、そんなことを考えていたのでした。以上、追記でした。
ゴロゴロ言っております
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