知人宅にて、掃除をする代わりにごはんを恵んでもらう取引が発生しました。よって、心置きなく作業できるように、ネイルを落とした。自分の家ではネイルをしたままガシガシ家事して、適宜塗り直すことにしていますが、出先なので、剥げたままにしておくよりは素爪のほうが気分がいい。
除光液で色を落として、ハイポキニウムを傷めない程度に短く切って、ハンドクリームで軽く保湿したところ。トップコートなども塗っていない状態です。久しぶりの素爪である。人差し指の裏側に少し落とし残しがあります。血色はあまりよくないし、少し黄変していますね。ベースコートを塗っていても、ネイルカラーに長く触れさせていると爪は変色しやすくなるようだ。それでも、月2~3回塗り替えて酷使しているわりには、ひどく荒れてもいないので、こんなもんかなと思っています。4月上旬の生活改善の記事で紹介したネイルオイルも効いているのかもしれない。
長く伸ばして色を乗せた爪もいいが、短く整えた素爪もそれはそれでいいものだ。質実剛健な大人の手を気取ることができる。
あと、健康状態もわかる気がします。わたしは、貧血を自覚して薬を飲み始めてから体調がよくなったのですが、貧血に気づいたきっかけは爪でした。ここ数年、爪が割れやすくなってきたのが気になっていたのだが、ネットで調べて、爪が弱いのは貧血の症状であることを知った。貧血というと、中学校の朝礼で真っ青になって気絶するみたいな極端なイメージしかなかったのですが、貧血チェックリストみたいなやつを調べると、見事に当てはまっていた。
適当なサイトから引用してみたのがこちら。
鉄欠乏性貧血といえば、めまいがしたり体がふらついたりしてしまう症状を思い浮かべる人が多いかもしれないが、これは、鉄欠乏性貧血の症状というよりは、低血圧が原因の症状であることが多い。実際の症状としては、体を動かしたときに息切れや動悸、頭痛、めまい、立ちくらみ、疲れやすくなるなどの症状が見られる。また鉄が不足することで、爪が割れやすくなる、唇の端や舌に炎症が起こる、氷などを無性に食べたくなる、髪が抜ける、肌が荒れるなどの症状が見られることもある。はっきりとした理由が見当たらないにもかかわらず、いらついたり倦怠感を感じるときは、鉄欠乏性貧血を疑うと良いかもしれない。
(※太字は引用者による)
どうですかね。息切れ・動悸・頭痛・めまい・立ちくらみ・疲れやすさ・いらつき・倦怠感なんて、当てはまらない人のほうが少ないんじゃないかな。このブログに辿り着くような、メンタルヘルスダメの民は特に。わたしも、頭痛・めまい・いらつき以外は当てはまっていたので、市販の鉄錠を飲むことにしました。
選んだのは、日本臓器製薬のマスチゲン。第二類医薬品、60錠60日分で2600円。
▼パッケージはこちら。
1日1回1錠、食後であれば朝昼晩いつ飲んでもいいということで、ADHDでも継続しやすいです。1年ほど飲んでいますが、わたしの場合、立ちくらみが減りました。爪も、二枚爪になりにくくなった。その他の疲れやすさや倦怠感は変わらなかったが、これらはおそらくメンタル由来の症状か根本的な体力不足が原因なので仕方がない。とにかく、マスチゲンのおかげでわたしは日常生活が少し楽になりました。特に、月経がある人は、自覚がなくても貧血の人が多いそうなので、一度疑ってみてもいいんじゃないんでしょうか。医薬品の服薬は、医者と相談の上慎重に。主治医に言いにくければ薬剤師さんに話すのもgoodです。薬剤師さんとの会話が正直苦痛な人も多いと思うけれど、こういうときこそ力になってもらおう。
美容へのこだわりは、ときには過激なダイエットやリスクのある美容医療などに繋がり、わたしたちの健康を損なう。特に、女性として生きている人は、美しくあれという社会圧のせいで、精神の健康まで失うほど追い詰められてしまう人もいる。しかし美容は、自分の身体に注意を払ってケアする行為でもある。今回のわたしの体験は、審美がきっかけで肉体の不調に気づけた例として、日記に残しておきます。
わたしにとって美容は抑圧でもあり、楽しみでもある。自分が生きやすくなるなら遠慮なく活用するし、邪魔っけな部分はさっさと切り捨てていくつもりだ。都合のいい面だけをつまみ食いして、できるだけ楽しく生きていこうと思います。
公式サイト マスチゲン博士の貧血研究所(マスチゲン錠:クラッとする貧血に)
【補足1 服薬管理について】
マスチゲン含むすべての薬は、鎮痛剤ログというアプリで管理しています。登録した薬がボタンで表示されて、服用したらタップするだけの超シンプル設計。無料。広告も控えめで邪魔にならない。残念ながらAndroid専用で、iOSは非対応でした。
公式の説明はこちら。
鎮痛剤の服用を1タップで記録できます。
飲んでからの時間が表示されるので、追加で服用する場合や、他のくすりを併用する場合に確認できます。
グラフで30日間の服用量が確認できるため、飲みすぎないための管理にご利用いただけます。
開発者の方のブログはこちら。
鎮痛剤は、「他の薬との飲み合わせ」や「追加で飲む場合」に時間を空けなければいけないことがあります。
そのため、飲んでからの時間を確認できるようになっています。
「最後に服用してから何時間経ったか」の相対時間で管理できるのが特徴で、生活リズムが不規則でも使いやすい。昔、出勤時間が朝の3時だったり昼の1時だったりするバイトをしていた頃に使いはじめました。
画面は下の写真がすべてで、メニュー切り替えなどはありません。服薬量や時間帯を示すグラフもついているのだが、わたしはあまり使わないので非表示にしてある。
▲黒塗り部分に薬の名前が表示されています。毎日飲む薬も適宜飲む薬も、市販薬も処方薬もごちゃまぜで一括管理。
服薬をうながす通知機能はついていないので、服薬自体を忘れてしまう人には向きません。しかし、服薬習慣とアプリを見る習慣をつけられるならば、相対時間で管理できるのはかなり便利です。不規則な生活をしていても、ある程度自分でタイミングを計ることができる。ほとんどの服薬管理アプリは、飲む時間を事前に決めて登録する形なので、規則的な生活をしていないとタイミングを逃しがち。
もちろん、規則正しい生活をするのが一番いいのですが、現実問題そうもいかないときもあるでしょう。最低限、服薬実績を見える化しておくためのツールのファーストチョイスとしておすすめです。とはいえ、低用量ピルのような、厳密な時間管理が要る薬には向かないので、各自の状態と相談してご利用ください。
【補足2 爪の長さについて】
普段は、爪は長めに伸ばしておいて、月2~3回ネイルを塗り替えている。新しく塗ったら、欠けてきたタイミングで一度リタッチをして、再度欠けてきたら全部落として塗り替えるというルーティンを繰り返します。
しかし、長くするといっても、生活に支障が出るほど伸ばすわけにはいかない。あくまで、日常生活で爪の存在を意識しなくてもいい長さにしておきたい。アパレルの仕事とかをしているわけでもないのだから、ネイルを塗るのは完全な趣味である。ことさらに爪なんぞをキープするために脳内のリソースを使いたくはない。
個人的な限界は、下の写真くらいの長さかな。
これより長くすると、邪魔に感じてしまう。ここがわたしの、趣味と実用性を両立できる限界です。スカルプネイル*1みたいな超ロングな爪は、きっとわたしには維持管理できないので、手を出すつもりはない。爪にそこまでリソースを割こうとは思いません。日常生活を送るだけで精一杯なADHDとして、やりたいこととやれることのバランスを常に考えていこうと思います。
*1:自爪の上にアクリル樹脂やジェルなどを貼りつけて長さを出したネイルデザインのこと。
▼Instagramの検索結果はこんな感じ。