出先で通りがかったショッピングモールが、閉店前の特大セールをやっていたので寄ってみた。普通はあまりセール対象にならない化粧品類も割引になっていたので、細々としたものを買い込んだ。
セールに踊らされることも、一種のバイブスだと思う。セールはお祭りだから。遠方でセールに行き逢うという偶然を楽しまない手はない。
人生はつらいからお祭りが必要だよという主張。
だから、セールやバーゲンの類いを見つけたら、度を過ぎない範囲で乗っかることにしています。 柚子風呂に入ったり七草粥を食べたりするのと同じ感覚で。コツは、節約効果を期待しないことだ。百貨店のセールに計画的に参加するとかならともかく、突発的なワゴンセールで生活用品をちまちま漁ったところで、大して得はしない。安物買いの銭失いになってしまう危険性のほうがはるかに大きいと心得ておきたい。あくまで、セールという非日常に浮かれて多少大胆な買い物ができてしまうような、おのれの高揚感を楽しむ場として臨むことにしている。
以下、今回買ったものの記録。価格は、値札の20%オフでした。
1.紫外線予報 UVさらさらジェル ミニサイズ
昨年から継続して愛用している日焼け止めのチューブ容器バージョンが割引対象になっていたので、ありがたく買い占めた。これは普通に嬉しい。洗面所にはポンプヘッド容器を置き、鞄と部屋にはチューブ容器を置いて、こまめに塗り直すようにしている。
公式サイト 紫外線予報 UVさらさらジェル | 石澤研究所 公式サイト
ADHD的日焼止めの選び方について書いた記事で紹介しています。①ポンプ容器の展開あり ②アルコールフリー ③服についても白くならない ④洗顔料落ち ⑤顔身体兼用 ⑥安価 ⑦どこでも買える のすべてを満たしている。
2.プライバシー UVフェイスミスト
こちらも、普段から愛用している日焼け止めなのでストック買いした。洗面所と部屋と鞄に常備してある。
この商品は、スプレータイプの日焼け止めには珍しく、ガススプレー缶容器ではなくて普通のプラスチック容器なのが最大のメリットだ。通常の不燃ゴミとして簡単に処分できる。下記の2つの記事でも紹介しています。容器を厳選して、廃棄にかかるコストを削減していけ。
公式サイト プライバシー UVフェイスミスト 50 フォープラス|黒龍堂化粧品
3.肌ラボ スキンコンディショニングオイル
ピントボケ~
個人的にオイル美容が大好きで、すでに無印良品のオリーブスクワランオイルと薬師堂のソンバーユを持っているにも関わらず、お気に入りブランドの肌ラボのオイルということで買ってしまった。テスターはなかったが、成分表示を見る限り刺激成分もなさそうだったので思い切って購入。マルチオイル系のコスメは、気に入らなくてもバスオイルと称して浴槽にドボドボぶっこんでしまえば消費できるという油断があるので買ってしまいがち。
外箱に入っていて中身の容器が見えないパターンのパッケージングですね。スキンケアを継続するためには容器の使い勝手がなによりも大事だから、ちゃんと見せてほしい。このオイルはスペシャルケア用であって毎日使うつもりはなかったから、容器の仕様がわからないままで買ってみましたが、毎日使う用の基礎化粧品であれば絶対に容器を見て買ったほうがいいと思います。どんな高級スキンケアも継続しなければ意味がない。逆に言うと、安価なスキンケアでも継続して適切に使えば一定の効果は見込める。
ちなみに開封してみると、プラスチック製でスクリューキャップのプッシュ容器でした。
スギに似たオリエンタルな香りが気持ちいいので、風呂上がりのマッサージなどに使っている。
Amazon取り扱いなし
公式サイト
4.ニベアメン リップ 無香料
ニベアのメンズラインのリップクリーム。
前々からメンズコスメの世界に興味があり、なにか実際に使ってみたいと思っていたところ、今回これがセール価格だったので買ってみた。
公式サイトによると
もっと男が楽しくなる。ニベアメンは、男性の肌悩みに合わせた商品ラインアップをご用意しています。
フェイスケア、リップケア、UVケア、フェイスウォッシュ、シェービングなど、幅広い製品をご用意していますので、お好みのものをお選びいただけます。カサつきが気になる肌、日常紫外線が気になる肌、テカリ、ベタつきが気になる肌、乾燥・肌荒れが気になる肌、ハリ・ツヤが気になる肌、ひげ剃り後の気になる肌など、男性の肌悩みに合わせたラインアップです。
男性の一日一日のスキンケア習慣が、男性の確かな自信と可能性を引き出す一歩となり、毎日をもっと楽しく、心地よいものへと導けることを、提案していきます。
とのことで、髭剃り習慣に対応する商品がある以外でレディースの化粧品と具体的になにが違うのかはいまいち不明。普通の薬用リップクリームとして問題なく使えた。現在のリップケアは、これと色つきリップクリーム、白色ワセリン、モアリップ*1で回している。
購入の決め手になったのは、無香料タイプだったことだ。顔につけるものは無香料であるに越したことはない派です*2。このリップは無香料とローズメントールの2種類が展開されている。
女性向けプロダクトにはやたらピンク色が使われる問題(いわゆる「ダサピンク」問題)に付随して、男性向けプロダクトにはやたらミントやメントールが推される問題(「ダサミント」問題)がちょくちょくネットで話題になっているが、わたしの実感としてもこれはたしかにあると思う。
メンズコスメのポップをやたら集めている人間
ニベアメンについては、“もっと男が楽しくなる” というキャッチコピーが印象的だった。「男である」ことは一般的に、装備していればなにかと便利な紋所でこそあれ、そのこと自体を楽しむという文化は希薄な印象がある。属性それ自体を娯楽の源として発想しコストを投入する文化は、むしろ女性の中に根付いているのではないか(いうまでもなく、女性であることは楽しいばかりではない。メイクやファッションが「自発的に」取り組む娯楽として発想されやすい背景には、そうでもしないとやってられないほどの社会的抑圧があるわけで。美容は自己肯定感を育む手段として有効だが、一方で不条理なイズムの顔も持つ。そういう根本的な是非の話は置いておいて、表面上、セルフケアが苦手で生活をスポイルしやすいのは男性のほうなイメージがある)。
2018年はCHANELとTHREEがメンズのメイクアップラインにローンチするなど、メンズコスメ界が大きく動いた年だったように思う。引き続き興味深く観察している。
公式サイト 花王株式会社 ニベアメン リップケア 無香料
以上、閉店間際のショッピングモールから回収したものメモでした。
*1:モアリップは第三類医薬品であってコスメではないから常用は控えているが、一晩で唇をつるっつるにしてくれるから、ここぞというときのレスキュー隊として常備している。即効性という点ではこれに勝るものはないと思う。常用するとターンオーバーが異常促進されて唇の皮がかえって脆弱になるらしいので、本当に大切な日の前々日とかにだけ使っています。
公式サイト モアリップ(第3類医薬品)|資生堂
*2:ただし、香りが気に入ったらそれはそれで楽しく使う派でもある。見事にダブスタだが、バイブスなんてそんなもんでしょ。人生楽しんだもん勝ちである。