精神的コストの分割払いを回避する ~敏感肌ADHDが美容を試みる vol.2~

裕福な生活をしているわけではないが、化粧品には妥協しない。出せる金額の限りにおいて最大限にこだわる。パッケージの美しさであったりUIであったり企業コンセプトであったり、細部まで魅力的なものだけで身辺を固めたい。雑に選んだ製品を、微妙な不便さを抱えながら使い続けるのは結局のところ、精神的コストの分割払いである。貧乏なADHDだから、日常生活に割くコストは極限まで削りたいところだ。分割払いなどしている余裕はない。購入前に、吟味という名の精神的コストを一括払いで投資しておけば、購入後に分割払いに追われるストレスからは解放される。

だが、吟味からの取捨選択という行為も中々に負荷の高い行為ではある(「安物買いの銭失い」という状態は、吟味を面倒くさがったときに爆誕するのだろう)。だからこそ、取捨選択の判断基準を作っておくことが大事なのだ。たとえばわたしの場合は、「毎日使う化粧品に関してはポンプヘッド容器に統一すること」が判断基準の一つである。

 

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ということで、新しい買い物をした。

 

公式サイト ビーハニー 越冬クリーム 100g|自然志向化粧品のハウスオブローゼ公式オンラインショップ(本店)

 

越冬クリーム。30グラム540円。ビーハニーから期間限定で毎年発売されているらしい。ちなみに今年度の販売期間は2018年10月1日(月)~2019年3月31日(日)である。

乾燥肌にはいよいよつらい12月を目前にして、乳液にプラスアルファして使うフェイス/ハンドクリームとして買った。化粧品には効果と同じくらいときめきも求めている。「越冬クリーム」という頼もしい名前にときめき、久々に一目惚れをした。ビーハニーは夏には「夏場しのぎ」というクリームも出していて、ネーミングセンスがとてもいい。

 

購入の決め手は、チューブ容器バージョンがあったことである。チューブの長さは文庫本の横幅ほどのミニサイズ。

フェイスクリームの多くは、スクリューキャップの広口ジャー容器で展開されている。プチプラクリームとして有名なニベアの青缶もそうだ。昔買ったことがあるが、チューブタイプの存在を知らずに缶タイプを買ってしまったのが完全に失敗だった。広口の缶は場所塞ぎだし、いちいち蓋を回し開けて指ですくうのは不衛生かつ面倒極まりない。浅い蓋は外れやすいので持ち歩きにも難儀する。クリーム類は絶対にチューブ容器で統一すべきだと痛感した。さらにいうと、プラスチック製のチューブ容器が理想。アルミ製のチューブは、丸めたり折り曲げたりすると穴が開きやすい*1

 

ニベア クリーム チューブ 50g

ニベア クリーム チューブ 50g

 

公式サイト 花王株式会社 ニベアクリーム [チューブ]

 

越冬クリームはニベアと同様に、顔・身体・手などマルチに使うことができる。マルチに使えることもわたしの判断基準の一つだ。いかにも香料の強い、手にしか使えないハンドクリームをプレゼントでいただいたこともあるが、リンスを買うお金がなかったときにリンスとして髪になすりつけてありがたく消費した(当然リンスよりもバサバサするが、一応ちゃんと役に立ってくれました)。わたしは香水を使うから、手に強い香りは必要ない。顔につけた流れで残りを手に塗ることができる合理性のほうが優先である。

 

なお、ドライヤーの前につけるアフターバストリートメントもこの「流れで別の場所にも塗ることができる」を重視して、無印良品のオリーブスクワランオイルを使っている。200ミリリットル2790円。ポンプヘッド容器なのはいうまでもない。

 

 
Amazon取り扱いなし

公式サイト

www.muji.net

 

洗い流さないトリートメントは、椿油スプレー・LUXのリッチ補修オイル・あんず油などを渡り歩いてきた。悪くはなかったが、どれも結局ヘアケアにしか使えない製品だった。ヘアケア専用の商品にはもちろん専用商品ならではの良さがあるが、今は、利便性を優先してシンプルなピュアオイルを愛用している。ヘアケアや保湿のほかにも、スタイリング、ネイルケア、オイルパック、軽めのクレンジング、シェービング、バスオイルなど、気分次第でさまざまに使えて楽しい。バイブスが上がる。

 

ということで今年は、越冬クリームを相棒にして冬を乗り越えようと思う。

 

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▲マルチクリームと日焼け止めは、常に持ち歩いてこまめに塗るようにしている。

 

ちなみに。

微妙な製品を微妙な不便を感じながら使い続けることが精神的コストの分割払いなら、廃棄が面倒な製品を選ぶことは精神的コストの後払いだ。たとえば、洗浄が必要なガラス瓶。たとえば、ガス抜きをして資源ゴミに出さねばならないスプレー缶。ただでさえ、油断したらゴミを溜めてしまう可能性が高い鬱病患者なので、捨てるのに手間がかかる製品は選ばないようにしている。大半が加圧ガス式缶で展開されている日焼け止めスプレーも、缶でない製品を探し出した。

 

プライバシー UVフェイスミスト50 フォープラス 40mL

プライバシー UVフェイスミスト50 フォープラス 40mL

 

公式サイト プライバシー UVフェイスミスト 50 フォープラス|黒龍堂化粧品

 

プライバシーのUVフェイスミスト。40ミリリットル1000円。

敏感肌でも使えるノンアルコール。クレンジング不要。ノンガスなので顔に直接噴射でき、そして何より、普通のプラスチックごみとして捨てられる。完璧である。当分使い続けるつもりだ。

ウォータープルーフではないので、そこだけは注意。

 

*1:アルミ製チューブのメリットは、遮光性・気密性に優れていて中身が変質しにくいことだ。逆にいうと、光や空気で変質しやすい成分(トコフェロール酢酸エステルやレチノールなど)を配合していると謳っているにも関わらずアルミチューブ容器でないコスメは、多少疑ってかかったほうがいいと思う。

 

▼遮光保存が必要な医薬品は必ず金属チューブ容器に入っている。

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