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着道楽日記:アウター振り返り記録2024初春

 

 

 

着道楽なので服にはそこそこコストを割いている。買ったからには末永く着たいとも思っている(今季限りと割り切ってプチプラ服を着倒す考え方もあるが、最近は気分ではないのでそのような買い方からは遠ざかっている)。しかし服は消耗品なので古くなって処分したり、新しい出会いがあったり、体型変化やマイブームの変化があったりして、手持ちのラインナップは毎年緩やかに入れ替わる。入れ替わって忘却してしまうのは惜しいので、感性の記録として、今季着たものを記録していくことにした。

前回は冬アウターを記録した。

 

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今回は、春の初めごろのアウターを記録します。

 

 

 

 

今季のまとめ

2月は20度を超える日まであった。気温の上下が激しく、気象予報士も匙を投げる始末。

 

 

体感としてはおおむね暖冬で、寒の戻りはあったものの、2月は気分としては冬の終わりというよりは春の初めであった。春の肌寒い時期は、去年までは過去記事で紹介したコムサイズムのトレンチコートを着ていたが、今年はこちらのトレンチの丈感が気分に合わなかったので例年より出番はやや減った。春アウターの新規購入は2着。

 

 

 

アウター記録

1.セオリー テーラードジャケット

価格:49500円 素材:表 トリアセテート65%・ポリエステル35%、裏 キュプラ100% サイズ:2

2022年2月購入

 

スリムな黒のテーラードジャケットは安定して似合うので常備している。過去にはユニクロやGUのものを着ていた。ここ2年は就活のために買ったセオリー(Theory)のセットアップスーツのジャケットをヘビロテ中。ジャケットとパンツ合わせて78100円で、わたしとしては非常に高価な買い物でした。当時は就活が本当に苦痛だったので、量販店のリクルートスーツでは精神が耐えられそうになかったのだ。セオリーは20代後半以上向けのオフィスウェアのブランドで、安物のリクスーよりはシルエットが格段に綺麗だ。生地がよくあるウール混紡ではなくてトリアセテートとポリ混紡なのも扱いやすくていいと思った。

ただしシルエットが綺麗なのの裏返しで、着心地はタイトでやや疲れやすい。就職後肥ってからはなおさらきつく感じるようになった。厚手の服を下に重ね着することもできない。

 

 

また、ポケットが非常に浅く、胸裏ポケットもないのもデメリット(レディーススーツの機能性低い問題)。わたしはポケットのないアウターは買わないのは前提として、お洒落着であればポケットは小さくてもいいからついてさえいれば満足するほうではある。しかしオフィス向けを標榜するブランドであればもう少し機能性を欲張ってみたくもなるのだ。

 

着心地がタイトなのは試着段階で気づいていたし、買う前にもうちょっと検討するべきだったと今なら思う。しかし当時は精神的に追い詰められていたので、他ブランドと比較検討することもなく即買ってしまった。諸々、大満足というわけではないが、それなりに気に入ってはいるのでずっと着ている。

 

 

 

2.フミエタナカ ポケットジャケット

ポケットジャケット

価格:67100円 素材:表 トリアセテート65%・ポリエステル35%、裏 ポリエステル100% サイズ:2

2024年2月購入

 

今季のダークホースです。

フミエタナカのこちらのジャケットは、元々は赤色のものに目をつけて伊勢丹新宿に試着しに行ったのだった。

 

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過去記事で書いたようにZARAの真っ赤なコートを手放したので(お譲り先募集中です)、次なる赤アウターを探していたのだ。このジャケットは6万円と非常に高価だが、真っ赤なアウターを出しているブランドは少ないので、これくらいかかるのは仕方ないと考えていた。しかし試着してみたら、写真で見た以上に素敵で、また赤色もいいが黒色のほうが似合ったので、黒色のを買ってしまった。6万円もするのに。黒色のジャケットならほかに出しているブランドはいくらでもあるのに。その場で買ってしまったのである。こんなはずではなかった。助けてくれ。

 

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サファリシャツをモチーフにしたデザインで、マチつきのポケットが4つもついている。かっこよくて機能性も高い。わたしの好みからすると身幅は広めだが肩幅はきちんとジャスト幅なのが最高。サイド内側にドローコードがついていて、ウエストを絞ることができる。しっかりめに絞ってメリハリをつけて、黒のアシンメトリースカートと合わせたときのルックが最高すぎました。予定外の出費で財布には大ダメージだが買ってよかったと思っている。

 

 

まだ着始めたばかりだが、2024年のベストバイ候補です。シャツっぽい薄手の生地で、肌寒いときは下に黒のカーディガンを合わせられるし、暑くなる時期もぎりぎりまで楽しめそうだ。毎日ワクワクが止まりません。これだから着道楽はやめられない。

ちなみに現時点でのベストな取り合わせはリミフゥ(LIMI feu)のアシンメトリースカートとのコーデ。このスカートも最近買って気に入っているのでいずれ紹介します。

 

 

寒いときは、過去記事でも紹介したフリンジカーディガンを下に重ねている。

 

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【補足】

こちらの黒ジャケットは1と2の2サイズ展開なのだが、赤色のほうは1しか展開がなかった。わたしの感覚だと、特定の色だけサイズ展開を少なくするのは、コストカットの方法としてなんとなく釈然としない。アパレルも不景気で大変なのだろうが……。

 

 

 

3.ジョーンズニューヨーク リメイクシャツコート

価格:33000円 素材:コットン100% サイズ:2X

2023年10月購入

 

世田谷区の隠れ家的古着屋で見つけた個性的な1着。薄手のシャツコートに、銀色のスプレーを吹きかけてあるのだ。元ブランドのジョーンズニューヨーク(JONES NEW YORK)は1996年アメリカ発の安価なレディースオフィスウェアブランドだそうで、日本でいうナチュラルビューティーベーシックやPLSTをかっこよく変身させた感じだろうか。成り立ちも含めて心躍る品です。

 

スプレーは手作業のようでムラがある。生地はゴワゴワして硬く、あまり着心地はよくない。ポケットもロングコートにしては非常に浅く、スマホを入れて自転車を漕いでいるとスマホが飛び出しそうになる。手持ちのほかのロングコートはそんなことにはなりません。レディース服のポケット機能性低い問題は海外ブランドも同様なのだろうか。

 

 

強くこすると銀色の粉がつくし、わたしにしては機能性が低い買い物となった。たまにはいいでしょう。触れあう服の素材にも気を遣う必要があるので着用頻度は低め。

 

 

 

以上、今季の初春アウターの記録でした。