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耽美好き必見!ブラックパリの漆黒のケーキ3選レビュー

 

 

 

耽美好きな皆さん、モード好きな皆さん、中二病の皆さん、黒色成分は足りてますか。足りてませんよね。今日は皆さんが好きそうなブラックパリの真っ黒のケーキを紹介します。

 

 

 

 

ブラックパリとは

ブラックパリ(BLVCK PARIS)とは2017年創業のフランスのラグジュアリーブランドである。アパレルやライフスタイルグッズを展開しており、価格帯はTシャツが1万8000円、ミニ財布が3万1000円、キャンドルが1万1000円といったところで、安くはないがハイブランドというほどバカ高くはない。

公式サイトはこちら。2023年10月現在、日本に実店舗はない(去年まで渋谷パルコにあったが撤退)。オンラインショップやポップアップで入手可能。

 

blvck.jp

 

公式インスタグラムはこちら。

 

www.instagram.com

 

ブランド名の通り、すべての商品が黒色で統一されているのが特徴。黒色好きにはたまりません。

なお、記事タイトルには「耽美好き必見」と書いてはみたが、日本版公式SNSのノリやインスタグラムのストーリーから見ることができる顧客の雰囲気などから察するに、美麗しさ・耽美系の黒色というよりは、強さ・輩(やから)系の黒色を志向しているっぽいです。ハイクラスなストリートカジュアルって感じ。耽美と輩という正反対っぽいものが同じ雰囲気に落ち着くの、音楽評論家の市川哲史さんのヴィジュアル系史観みたいで面白いですね。

 

www.shinko-music.co.jp

 

※ファッション用語としての「輩」は差別語ではないと判断して使っています。今のところ。

 

 

 

ブラックパリのケーキコレクション3選

そんなブラックパリは、ケーキも出している。手がけるのは有名パティシエの長谷川健太氏。ケーキももちろん真っ黒で、とてもかっこいいのです。いくつかある中で、3種類を食べたので、記録しておこうと思います。

ケーキは冷凍便で発送され、食べる前に冷蔵庫で解凍します。送料は1290円(北海道・沖縄・離島は別)。

わたしは食レポが下手くそなので、文章ではほぼ「美味しい」しか言いません。主に写真を見て楽しんでください。

 

1.蛇のケーキ

BLVCK SNAKE CAKE [ BLVCK PARIS ] 蛇のショコラケーキblvck.jp

5940円

 

過去記事でも紹介しました。

 

www.infernalbunny.com

 

 

精巧な蛇が載っているかっこよすぎる一品。鱗の立体感がすごい。半解凍すると霜が少しつくのも鱗の輝きみたいでかっこいい。ケーキ表面はキルティングのようで、高級なバッグみたい。

中身は、スポンジケーキではなくてムースケーキです。甘酸っぱいカシスソースが絶品。甘すぎないが、黒メインのスイーツ(≒男性も手を取りやすいスイーツ)にありがちなビターチョコでやたら渋重(しぶおも)たいこともなく、ほどよい爽やかな甘さ。
なみに蛇部分はマジパンみたいな味の薄っすいチョコレートでできており、硬くてくちどけも悪く、美味しくない。次項の薔薇の花束のケーキの薔薇部分も同じ素材です。

公式サイトによる説明は下記。

 

ショコラと竹炭をふんだんに使ったなめらかなムースにカシスとレモンでさっぱりとした酸味。

ザクザク食感のクランチの上に乗せ、至高の味に仕上げました。

 

 

 

2.薔薇の花束のケーキ

CHEESE CAKE [ BLVCK PARIS ] 4層のレアチーズケーキblvck.jp

4860円

 

 

薔薇の花束が乗ったチーズケーキ。甘みと酸味がちょうどいい。美味しい(カスの食レポ)。1つ買うならこれをおすすめします。

ブラックパリのケーキはどれも食べると唇が真っ黒になるので、食後はよく拭きましょう。

公式サイトによる説明は下記。

 

フランス産のクリームチーズとフィラデルフィア産のクリームチーズを贅沢に使い、2段ともチーズの層にしたこちらのケーキはチーズ好きにはたまらない一品です。竹炭で色を付けた黒の層はチーズをしっかりと感じられる仕上がりにし、白い段はサワークリームも使いさっぱりとした何口食べても飽きの来ないような甘さと美味のある仕上がりになっております。

 

 

 

3.ハロウィンのテディベア&パンプキンのケーキ

HALLOWEEN CAKE SET [ BLVCK PARIS ] ハロウィンケーキセット【数量限定】blvck.jp

4320円

 

 

ハロウィン限定のケーキ。可愛い。けど値段の割に思ったより小さかった。2つともクリーミーな甘い系なので飽きが来る。先述の2つみたいに酸味のある部分が欲しかったかも。

 

屠られる熊。OSO18?

 

公式サイトによる説明は下記。

 

●BLVCK TEDDY

フランス産の高級ショコラとトンカ豆をたっぷり使いそれぞれが香り高い層に仕上げました。

キャラメルの香りを付けたショコラの上品な味ななめらかなムースと、カカオ70%の濃いショコラを使いほろ苦い風味のムースが絶妙にマッチした仕上がりになっております。またトンカ豆を使ったブリュレが飽きをこさせず、気づいたら食べ終わってしまっているようなケーキです。

ハロウィン限定で魔女の帽子が付属します。

●BLVCK PUMPKIN

カボチャをバターとキャラメルでなめらかにしっかり炊き上げ濃厚な風味に仕上げたペーストをふんだんに使ったムースをベースに、コーヒーを焙煎した芳醇な香りのブリュレと香ばしいかおりのアーモンドプラリネクリームが絶妙にマッチした食欲の秋を感じさせる仕上がりになっております。

 

以上、ブラックパリのケーキの紹介でした。

 

【補足】

ブラックパリは全然重要じゃないメールに【重要】とつけて寄越してくるので注意してください。

 

 

 

 

季節の行事を祝う

昨日は2023年10月31日、ハロウィンでした。先生(同居人)と秋っぽい献立を食べ、食後にテディベア&パンプキンのケーキを平らげた。

 

さんまの塩焼き、なめこの味噌汁、かぼちゃのサラダ、柿

 

わが家──先生とわたしの家──では、月々の行事は割とまめに祝う。互いの誕生日にはケーキを食べる。七草粥の日も節分もひな祭りも十五夜もなにかしら買ってくる。クリスマスにはケーキを食べ、その1週間後には蕎麦を食べ、おせち料理を食べ、初詣もする。わたしは仏教もキリスト教も、その他いかなる宗教の信徒も自認していない。先生も、おそらくは。しかし先述したわれわれの行動は、この国に「季節の行事」や「風習」といった極めて素朴な形で根づいている宗教観を追認するものである。にもかかわらず「無宗教」を自認することは、個々の行事の意味を振り返る責務──素朴な宗教観の裏には天皇制による支配があり、暴力でもって周縁化された者たちの実存がある──から逃れようとする、マジョリティの傲慢な態度であろう。その上でわたしは、日々の行事を、祝祭チャンスを、貪欲に消費する意志を持っている。季節の行事を大切にして暮らそう、とは、わたしが引っ越す前からたびたび二人で確認しあっていたことだった。たとえば麻の縞目の着物をもらって、夏まで生きていよう、と思うように。ちょっとしたハレに救われるものがあるからだ。われわれは欺瞞とともに生きている。

来年も生きる。

 

 

2年前はハロウィンっぽいネイルアートをしたが、今年は気力がなかったので紫に塗るだけでよしとしました。