素敵な中国コスメを見つけたので紹介します。
READ ME ウェイトレス ベルベット リップ ステイン「RED BROWN」シリーズjp.perfectdiary.com
パーフェクトダイアリーのREAD ME リップティント ベルベットマット。2380円。
わたしは024番のHint 黙示を購入した。
さっそくレビューしていきます。
1.パーフェクトダイアリーとは
パーフェクトダイアリー(PERFECT DIARY 完美日記)は2017年に中国で誕生したコスメブランド。2020年には中国の通販サイトであるTモールで歴史的売り上げを記録しており、チャイニーズビューティーのアイコン的存在です。
公式サイトはこちら。
2022年に日本上陸し、一部ロフト・プラザでの取り扱いが始まったほか、ポップアップイベントなども開催されています。2023年7月現在、実店舗での取り扱いは都心に限られていますが、Amazon・楽天・Qoo10などの公式ショップで入手できます。
日本語版公式Twitter・公式インスタグラムもあります。
https://twitter.com/PerfectDiary_jp
2.READ ME リップティント レビュー
READ ME シリーズはサイトによって表示名が異なっている。わたしがQoo10で購入した実際の容器の日本語ラベルにはウェイトレスベルベットリップステイン(WEIGHTLESS VELVET LIP STAIN)とあるが、Qoo10のサイト上ではREAD ME ベルベットマット リップティント、AmazonではREAD ME リップティント ベルベットマットとなっておりややこしい。このブログではとりあえず、READ ME リップティントと呼ぶことにします。
READ ME リップティントはチップ式のリキッドリップである。特徴的なのは、薄い長方形のパッケージ。リップではあまり見ない形状です。READ ME(初めに読んでね)、そしてWEIGHTLESS(重量のない)という名前の通り、名刺をモチーフにしているんですね。
手元にあったカードと友達の名刺と比べるとこれくらいの大きさ。
厚みは一番厚い部分でも1.3センチほど。とても薄い。
容器裏と外箱はこんな感じです。
同じ形状の容器でマット質感、グロス質感などいくつかのシリーズが展開されており、わたしが購入したのはマット質感の024番 黙示である。
スウォッチしてみたのがこちら。
分類としては赤茶色だが、彩度低めでグレー味も感じるこなれカラーです。あまりほかで見ない色。公式によると「ウーロン茶ブラウン デイリー使いしやすい血色感アップカラー」とのことですが、個人的には血色感よりもグレー味によるモード感を感じました。
マスクをして6時間外出したところ、まろやかなオレンジブラウンに色落ちしました。これはこれでいい。汚くならないのでマスクメイク向きだと思います(当ブログは、日本で新型コロナウイルス感染症が感染症法上の5類に格下げになり、マスク着用は個人の判断委任となった現在も、マスクメイクを継続する立場です。病原菌自体が著しく弱体化したわけではないし、ブレインフォグ等深刻な後遺症に対する決定的な治療法もまだない。街にノーマスクの人が増えて、行政による支援も手薄になっているからこそ、引き続き警戒すべきであるとわたしは思っています)。
なお、色持ちはいいが、個人的にはティント効果があるようには感じられませんでした。英語名もリップステインであってリップティントではないので、日本語名が適当なだけかもしれません(中国コスメ・韓国コスメにはよくあること)。
つけた感触は、マットリップとしては一般的なスフレマット質感です。被膜感が少ないのがよい。
匂いは人工的な甘ったるさがある。NARSのパワーマットリップピグメントをマイルドにした感じ。苦手な人は苦手だと思います。
味も甘ったるいですが美味しくはないです。明らかに身体に悪そうな化学的な味がする。
ちなみに、公式のスウォッチはこちら。しかし中国コスメ・韓国コスメは、公式画像がかなり加工されている傾向にあります。このスウォッチも、実物より彩度が高いと思う。あまりあてにはできない。
READ ME ベルベットマット #リップ ティント赤狐限定 🦊
— PERFECT DIARY (@PerfectDiary_jp) 2022年10月16日
三色そろえました
🍂024Hint黙示
赤みのあるシアーブラウン系粘膜色
🍂025Whisperささやき
オレンジ気味 #紅葉 色
🍂026Trap罠
純粋な #赤みブラウン、#イエベ に楽に使える#パーフェクトダイアリー#perfectdiary#赤狐リップ pic.twitter.com/cUOGV8ZIGX
バッグやポーチに入れて持ち運んでいて思ったのですが、この薄い四角形の容器はメンズコスメとして出せば刺さる人が多いんじゃないでしょうか。名刺というコンセプトはそのままで、「名刺のように第一印象をスマートに決める」的なキャッチコピーをつけたら、日本におけるメンズコスメの宣伝の王道(=ホワイトカラー男性に向けてビジネスの場で役立つことを強調する)に合致します。名刺といえば、思い出すのが映画『アメリカン・サイコ』である。1980年代アメリカのウォール街を舞台に、快楽殺人に耽溺するエリートビジネスマンの心の闇を描いたサスペンス映画です。序盤、主人公が生きるヤッピー的ホモソーシャルの華やかさと虚しさを印象づける一幕として、男たちが名刺の紙質や字体のかっこよさでマウントを取りあうシーンがある。1980年代のビジネスマンが名刺でバトルしたように、未来のビジネスマンはメンズコスメでバトルをするのかもしれません。個人的には、メンズメイクがそこまで普及するころには有害な男性性も多少は解体されていてほしいと思いますが……。
名刺サイズだと、ワイシャツの胸ポケットに入れるのにちょうどいい形状ですよね。ワイシャツを持っていないので画像は派手柄シャツで失礼します。
『アメリカン・サイコ』は1980年代後半を舞台にしており、原作出版は1991年、映画化2000年だが、内容は現代でも通用するのが悲しい。
主人公はスキンケアにもしっかりこだわっています。
印刷の専門家の目線から『アメリカン・サイコ』の名刺バトルシーンを読み解いた記事。
以上、パーフェクトダイアリーのREAD ME リップティント ベルベットマット 024 Hint 黙示の感想でした。
パケ買いコスメといえば、ムジゲマンションの絵の具リップ、アルテシンサの彫刻リップもおすすめです。こちらは韓国コスメ。
中国コスメにおける動物実験の実施状況についてはこちらの記事をご覧ください。