今月発売あるいは今月に情報解禁になった新作コスメや美容系ニュースを見て、わたしが思うところをくっちゃべるシリーズです。実際に購入してレビューしているわけでもなんでもなく、ただただネットニュースを見てしゃべっているだけなので、購買のための情報源としてはまるで役に立たないとは思いますが、友だちとだらだらお茶しながら好き勝手に美容の話をしているっぽい雰囲気をお楽しみいただけたら幸いです。では、今月もやっていきます。
1.ラデュレ販売終了
「レ・メルヴェイユーズ ラデュレ」は、1862年に創業したパリの老舗パティスリーである「ラデュレ」から誕生したコスメブランド。アルビオンはラデュレ社とコスメの製造・販売のライセンス契約を結び、2012年1月から展開する。バラの花びらを模したチークなどが多くの女性を魅了したほか、訪日観光客からも支持を受けていた。しかしここ数年は業績が振るわず、直近の2021年3月期の売上高は前期比44.6%減だった。
まずはこれでしょう。バラの花びらやカメオのモチーフで有名なラデュレが日本撤退。すでに多くの方が指摘されているように、敗因はターゲットの年齢層と財力のズレなんじゃないかと。ラデュレみたいなデコラティブなモチーフものに惹かれる年齢(主に10代~20代)には、ラデュレを買えるだけの財力がなくなってきているんですよね。それに、パッケージが美麗なだけだったら今は韓国コスメや中国コスメにもいいものがより安く売られています。
デコラティブの極みのようなビジュアルで有名な中国コスメ、Flower Knows(フラワーノーズ)。海外通販などしなくてもロフトなどで手に入ります。公式Twitterのノリからわかるように、ターゲットは若年層。
👼
— Flower Knows Japan (@flowerknows_jp) 2021年2月12日
リトルエンジェルのハイライト
透き通る銀河みたいに輝く!!
とても可愛らしいパッケージ
⚪️ホワイトは大きめ粒タイプ
⚫️ダークはナチュラル日常#グロウ オブ ラブ
肌の透明感引き出す!!
きれいで自然なツヤ肌#フラワーノーズ#リトルエンジェル#flowerknows#FlowerKnowsLittleAngel pic.twitter.com/uIeDnIdJ6D
💖
— Flower Knows Japan (@flowerknows_jp) 2021年2月23日
💗季節限定のパッケージ
サプライズしすぎません?
可愛いすぎで、乙女心ドキドキ
セットの中身は
4つのリップグロス & ハイライト 1個
全部好き#フラワーノーズ#リトルエンジェル#季節限定#flowerknows#FlowerKnowsLittleAngel pic.twitter.com/nncJuu1XP7
🧸
— Flower Knows Japan (@flowerknows_jp) 2021年3月30日
ラブベア
パウダーファンデーション
ケースと色共も三色
お好みで組み合わせができる🉑
パフ付きもちもちした触り心地
使い心地抜群、きれいなマット肌に💖#フラワーノーズ#ラブベア#flowerknows#FlowerKnowsLoveBear pic.twitter.com/S8IqqnZPj7
いつかは買いたいと憧れはしても、デパコスに辿り着く前にお手頃なトキメキがいくらでも手に入る時代です。安くてかわいいものが増えているのなんて、いいことのように見えて、実際には社会全体の貧しさの表れみたいなもんですからね。厳しい時代になっているんだなあと改めて実感するニュースでした。
2.KATE パーソナルリップクリーム新色
8月1日発売
#ちょっとだけKATEの話を聞いてほしい
— KATE 公式 (@KATETOKYO_PR) 2021年5月28日
《8.1 NEW》
「#パーソナルリップクリーム」
透け感カラーリップクリームにトレンドの新色2色が登場✨
・07 シアー血色感(右)
絶妙なくすみピンクで元々の唇のような血色感
・08 じんわり血色感(左)
顔印象を引き締めて見せ、じんわりとした血色感 pic.twitter.com/BDSJY9ydH5
KATEの色つきリップクリームから新色が出ました。それはいいとして、わたしずっと疑問なんですけど、こういう鏡を見ずにささっと塗れるはずの薄づきのリップなのに軸が太いのはなんでなんでしょうね。軸が細ければはみ出る心配もなくささっと塗れるのに、こんなに太くて先端の斜めカットもないと、結局鏡を見て塗ることになる。もったいないなあと思います。
ところで、KATEといえば去年は、日本の昔話をモチーフにしたアイシャドウ、東京ヲトギバナシシリーズが話題でした。
KATEだけでなく、2020年は、各社和風モチーフのコスメをこぞって出していたような気がします。
まず、資生堂ピコのTOKYO24時シリーズ。
リンメルの東京の夜景をイメージしたアイシャドウ。
FANCLの和モチーフ。
デパコスでは、RMKの浮世モダンコレクション。
やっぱこれは2020年に開催されるはずだった東京五輪を念頭に、ナショナリスティックな空気の高まりに乗じるつもりで発売されてたんでしょうかね。コスメひとつとってもよく観察すると世相が見えて興味深いです。
3.セザンヌ ウォータリーティントリップ新色
7月下旬発売
ロムアンド!? ってなったコスメです。パッケージといい色出しといい、人気韓国コスメブランドのロムアンドにそっくり。
セザンヌは同じ井田ラボラトリーズのキャンメイクとは違って、あまり流行に乗らずに堅実にオーソドックスなコスメを作るラインだと思っていたのですが、そのセザンヌにまで韓国コスメの影響が現れるとは。韓国コスメが一時の流行ではなくて定番として定着した証拠のようで印象的でした。
4.セザンヌ ヘアケアマスカラ
9月上旬発売
だってセザンヌはこんなものまで出してるんですよ。白髪をカバーできる焦げ茶色のワックス。明らかに対象年齢層高め。セザンヌユーザーの年齢層の広さを実感しました。もうプチプラは若者だけのものじゃないんですよね。
以上、2021年7月の新作コスメ雑談でした。