敏感肌ADHDが生活を試みる

For A Better Tomorrow

ヘイト本『TERFと呼ばれる私達:~トランスジェンダーと女性スペース~』に関する短い覚え書き

 

 

 

ピンクのバラ。

 

 

注意:本ブログ記事は、タイトルに挙げた書籍の具体的内容に触れるものではありませんが、閲覧に際してはご無理のないようにお願いいたします。

 

 

 

最初に書いておくが、本記事は当該書籍の感想文ではない。その期待には応えられない。

 

ブログタイトルに挙げた書籍のKindle版を、わたしは2023年3月18日に購入し、読了した。本記事で成したいのは、ただ、購入し、読了し、ヘイト本と呼ぶに足るという感想を持ったことの、報告である。TRA(とされる側)から、「反論」ではなく「感想(しかも具体性をまったく欠く)」が飛び出したことで、TERF(とされる側)がどのような主張をするかは予想がついている。しかし取り急ぎ、「ヘイト本であると感じた」というただ一文のみをインターネットの海に放つことにした。2023年5月21日現在、『TERFと呼ばれる私達』Kindle版は、Amazonにおいて☆4.7という高評価を叩き出している。タイトルをTwitterで全文検索しても、TERF(とされる側)の好意的言及が多くヒットする。わたしは、そんな状況を後世に利用されたくはない。この本を、絶賛一色であったとしてインターネットの歴史に残したくはない。その一心で、記事タイトルに「ヘイト本」という言葉を入れた次第である。

 

先に述べた通り、わたしの感想それ自体は、現時点ではオンラインで公開する予定はない。たとえ批判的文脈であっても、トランスヘイト本の内容に言及するには、日本語圏Twitterはもはや安全な場所ではないからだ。わたしの言及を通じて本書の中身が余計に拡散されるリスク・当事者*1が目にするリスクを考えて、公開しないこととした。しかし、これも先に述べたように、具体性を欠く感想はTERF(とされる側)からの格好の「付け入る隙」であるし、迂闊な言動であるとしてフェミニスト側からも批判されるであろう。そのような批判は受け止める。また、そもそも購入をするべきではなかったという意見も多いことと思う。トランスヘイターに金銭を渡し、インプレッションの獲得に加担したことへの批判もまた、受け止めるしかない。

せめてもの代償として、本記事のGoogleアドセンス広告からの収益は全額、若年のトランスジェンダーを支援する一般社団法人にじーずに寄付する。すでに寄付は完了している。

 

スクショ。

 

経験上、この無名ブログがこの寄付額以上の収益を叩き出すことはあり得ない。

 

覚え書きは以上となる。最後に、トランスジェンダー当事者について正しい認識を得る助けになると思われるリンク・書籍をいくつか挙げておく。『TERFと呼ばれる私達』でインターネットを検索して当ブログにたどり着いた、この本に好意的感想を持っているあなたの目に留まることを願っている。なんの説明もなく無言で列挙するだけなのは許してほしい。リンク一個一個に解説をつけるだけの気力は、もはやない。

 

 

 

lgbtq.fandom.com

 

trans101.jp

 

goatskin.hatenablog.com

 

cinemandrake.com

 

note.com

 

snartasa.hatenablog.com

 

kuroimtf.hatenablog.jp

 

note.com

 

phantastopia.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:この文章を書いているわたしは、出生時に女性を割り当てられ、現在も社会的には女性として生活しつつ、ホルモン治療も選択しているジェンダークィアである。広義にはトランスジェンダー当事者に数えられるかもしれない。しかし当該書籍は、そのサブタイトルから察せられるように、出生時に男性を割り当てられた人々を主に言及の対象としているため、その意味ではわたしは当事者ではない。