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ヴィーガンコスメ探訪(4)中国のヴィーガンコスメブランドまとめ

 

 

 

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ヴィーガン(vegan)とは、動物性成分を摂取しない主義およびそのような主義の人を指す。多くは食生活において適用されるが、皮革製品や動物実験を行った製品を利用しないなど、生活全般にも適用される思想である。

ヴィーガンに、偽善的である・自己満足に溺れている・押しつけがましいなどの悪いイメージを持っている人は少なくないことと思う。わたしも昔はそうだった。しかし今わたしが理解している限りでは、ヴィーガンの思想は単なる動物愛護に留まらない、脱搾取を最終目標とした包括的なものである。肉食は植物食に比べて環境への負荷が極めて大きいことはデータとして証明されており、動物性成分を避けることは「動物が可哀想」といった感情の問題ではなく、持続可能なよりよい社会を作るための合理的な選択たり得るのである。たとえば、地球温暖化の原因の一つは家畜の放出するメタンガスや食肉処理過程で生じる大気汚染であり、一部地域においては水資源の不足や海水面の上昇による土地の減少という形ですでに問題化している。環境保護は遠い未来の話ではなく、今を生きる人々の生活を左右する緊急の課題なのだ。

 

 

 

もちろん、ヴィーガンであるためには栄養面その他の代替物にアクセスできる必要があり、ある程度の金銭的・精神的余裕は必須である。ヴィーガン製品は一般的に高額で、ヴィーガン食材を扱うスーパーやレストランも多くは都会にしかない。富裕層の偽善であるとする批判・反感はこのようなイメージからくるのだろう。しかし、事実として、われわれが動物食を今のペースで続けていくことは不可能なのだ。であれば、富裕層ではないわたしにしても、ローコストで始められる部分だけでもヴィーガン的ライフスタイルを採り入れることには意義があると思うわけです。

精神障害者には珍しくないことだが、わたしは規則正しい食事が不得手である。ほぼ毎日抑鬱がある中で、限られた精神的コストを使って自炊をしている。食事に今以上のコストをかけることは、現状では難しい。だが、わたしの自発的な興味の対象である──つまり、精神的コストを割くことが可能である──美容の分野でなら、ヴィーガン製品にお金を落として支援し、生活に採り入れていくことは不可能ではない。よって、しばらく前から、ヴィーガンコスメをぼちぼち買うようにしている。せっかくなので、情報をブログにまとめていこうと思います。

過去記事はこちら。

 

www.infernalbunny.com

www.infernalbunny.com

www.infernalbunny.com

 

前回のヴィーガンコスメ探訪シリーズでは、中国コスメにおける動物実験の実施状況をまとめた。コスメを中国で販売するためには、過去には動物実験が義務づけられていたが、2014年以降規制緩和が進み、現在は条件によっては動物実験をしなくても販売可能となっている。よって近年は、中国発のヴィーガンコスメブランドが増えてきている。今回の記事では、そんなヴィーガン中国コスメブランドをリストアップしました。お買い物の参考にしてください。ブランド名のリストであって、わたしが実際に使ったレビューではないのでご了承ください。

 

 

 

 

1.ZEESEA(ズーシー)

日本版公式サイト

jp.zeeseacosmetics.com

 

Amazon

 

楽天

 

Qoo10

www.qoo10.jp

 

ZEESEA(漢字表記:滋色)は中国の杭州で誕生。創業年はソースによって2011年・12年・13年とぶれがある。コンセプトは ″天生出色 Living Colourfully カラフルに生きる”。 

中国コスメブームの火付け役として知られる。ZEESEAの名にはピンとこなくても、コスメ好きなら大英博物館とのコラボ製品の華麗なビジュアルが話題を呼んだのは記憶にあるのではないか。

 

 

日本における中国コスメの、過剰なほどに豪華絢爛な容器のイメージはZEESEA(と花西子 Florasisあたり)が作ったといえるだろう。

ブームの最中はほとんど言及されていなかったように思うが、実はヴィーガンコスメブランドである。英語版公式サイトには、中国における動物実験の実施状況に触れた項目があり、ブランドとして動物実験を容認しない旨記載がある。

 

zeeseacosmetics.com

 

 

 

2.FOCALLURE(フーカルーア)

日本版公式サイト

FOCALLURE/フーカルーアcosme-deli.shop

(独立した公式サイトはないようなので、正規輸入代理店のページを貼っています)

 

Amazon

 

楽天

 

Qoo10

www.qoo10.jp

 

FOCALLURE(漢字表記:菲鹿儿)は2013年創業のブランド。“color the life” をテーマに 「高付加価値」「最新トレンド」 「優れた品質」を追求している。2021年6月に日本デビュー。世界60カ国に展開している。

 

 

 

3.DiTO(ディト)

日本版公式サイト:不明

2021年に日本上陸した当時は、上記のFOCALLUREと同じくCOSMEDELi(コスメデリ)が正規輸入代理店だったようだが、現在はCOSMEDELiにブランドページがなく不明。

現在Amazon等で見つかる商品も正規品か判断つかなかったのでリンクは貼らないでおく。

 

2019年に米カリフォルニア州ロサンゼルスのハリウッドで誕生。中国原産の米国ブランドというアイデンティティー。コンセプトは “Enjoy Your Beauty Moment”。2021年9月に日本上陸し、宇宙モチーフのギャラクシーアイシャドウパレットが話題になって以降の情報が少なく、詳細不明。日本撤退したのだろうか。

英語版インスタグラムはこちら。

 

www.instagram.com

 

ちなみに、DINTO(ディント)という韓国のヴィーガンコスメブランドもあるが当然別物である。

 

dinto.jp

 

 

 

4.Venus Marble(ヴィーナスマーブル)

日本版公式サイト

blili.jp

(独立した公式サイトはないようなので、正規輸入代理店のページを貼っています)

 

Amazon

 

2017年に香港とアメリカの共同開発によって誕生。2019年12月日本上陸。

アメリカの動物愛護団体People for the Ethical Treatment of Animals(PeTA)によるPeTA認証を取得している。調べたところ動物実験フリー・動物性成分フリーの製品に与えられる認証で、ヴィーガン認証と同じものとして考えてよさそうだ。

 

 

以上、ヴィーガン中国コスメブランドのリストでした。

 

サムネイルは、夏に行った横浜中華街の風景です。