敏感肌ADHDが生活を試みる

For A Better Tomorrow

有っても無くても猫の尻尾、あるいは抜け毛

 

 

 

猫モチーフのキッチンペーパーホルダー。

 

 

掃除機やクイックルワイパーで床を掃除すると、抜け毛の多さにびっくりする。当然、一人暮らしのときよりも格段に多い。普段は意識していないけれど、わたしたちはこんなにも毛を撒き散らして生きているものなのか。わたしの髪は軟毛で、色は黄色味を帯びた焦げ茶色。細くて頼りない質感だが、毛先だけ緑色に染めているので、そこにおいて目立つ。先生は、みごとな濡羽色の、きれいな髪をしている。頭皮から離れて床に一本、二本と投げ出されていてさえも、持ち主の面影をしなやかに主張する。

 

しかしなんといっても、この家では、猫こそが毛を撒き散らすエキスパートだ。量において人間二人を圧倒している。

猫は雑種である。黒色と焦げ茶色と薄茶色と灰色と白色が混ざった複雑な模様をしている。抜け毛もそれに準じて色彩豊かかと思いきや、そうでもなかった。抜け毛は、ふわふわと絡まりあってまとまって、単色の毛玉を形成するのだ。毛玉の色は、くすんだベージュ。グレージュっぽくも見える。おしゃれな美容室なら、アッシュミルクティーとでも呼ぶのだろうか。人慣れしているけれど気位は高いあの猫の印象と比べると、ずいぶん柔らかい色だった。個々の色味と、身を寄せあったときに生じる色味は違うのだ。猫の毛においても、そのほかの事象においても。

 

▼猫が先生の鞄を座布団にしてしまったので、毛だらけになった鞄にコロコロをかけたの図。

毛だらけのコロコロ。

 

 

 

猫はかわいいが、わたしの外出着まで毛だらけになると手間なので、クローゼットの扉はちゃんと閉めておくようにしている。加えて、自分用に小さいコロコロを買った。正式な商品名は、携帯用衣服クリーナー。無印良品で390円。詰め替え用リフィルは2本で290円。

 

▼通常時と、組み立てた状態。

ミニコロコロを手に持っている。

ミニコロコロを伸ばしたところ。

 

▼パッケージはこちら。

パッケージ表。

パッケージ裏の製品情報。

 

www.muji.com

 

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鞄に入れておいて、適宜使うことにする。

 

わたしは、猫は好きだが、自分で飼いたいと思うほどではない。よって、猫と暮らすことはまったく人生の想定外であった。もっと慣れて、もっと仲良くしていきたい。(きっと・おそらくは)長く一緒に暮らすのだから(という、今はまだ願望)。