敏感肌ADHDが生活を試みる

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ADHDのミニバッグの中身紹介【メゾンマルジェラ 5AC】

 

 

 

※本記事はアフィリエイトリンクを含みます。

 

この記事では、鬱とADHDを抱えるわたしのミニバッグの中身を紹介します。ミニバッグは普通のバッグより運用が難しいですが、今のところうまく活用できています。わたしのバッグの中身は、日常生活を困難にする特性を持つ身でもできるだけ心地よく暮らせるように、試行錯誤を繰り返して組み上げたものです。わたしの個人的趣味の記録としてだけではなく、他者へのヒントにもなることを志向して、紹介していきます。超長文です。

 

また、タイトルにもある通り、わたしが使っているミニバッグはメゾンマルジェラの5AC ミニという商品です。5AC ミニは近年のマルジェラの人気商品ですが、大変高額なので、使い勝手や容量がわからないことには冒険できないと感じている人も多いと思います。この記事ではわたしの5AC ミニの中身を詳しく紹介しているので、いちユーザーの使用レポとしても参考になれば幸いです。

 

 

 

 

1.ADHDはなぜ荷物が多いのか

今のわたしは、遊びに行くときは普通サイズのバッグとミニバッグの2つを使い分けている。

普通サイズのバッグについては過去記事で紹介した。ディスコードヨウジヤマモトのショルダーバッグである。

 

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普通サイズといっても人並みよりは大容量で、荷物が多いほうだと思う。大前提として、わたしは行き先ごとにバッグの中身を変えることはしない。外出間際に慌ただしく中身を出し入れしていると、移し忘れが発生したりものが行方不明になったりする可能性が高まるからだ。よって、バッグにはあらゆる行き先とシチュエーションに対応できる物品を装備することになるのだ。当然バッグは大きく重くなるが、わたしにとっては、バッグが重いことの負担よりもバッグの中身を入れ替える精神的コストのほうが苦痛なのである。また、バッグが小さいと容量管理がシビアになり、心身の状態が悪いときに思考コストを削減する手段としての「とりあえずぶっこむ」ができないのもデメリットである。鬱とADHDとともに生きる人間の生存戦略として、日常生活は具合が悪いときの自分に合わせて組み立てることにしており、荷物の出し入れに気を遣う必要があるミニバッグはこの点においてもNGなのである。

 

以上のような考えに基づいて、わたしは長年大きめのバッグを基本の装備として愛用してきた。バッグの重みは、生活を困難にする特性に立ち向かって創意工夫してきた誇りの重みであった。しかし昨年あたりから、具合が悪いときに対処する力が昔よりは上達して精神的余裕ができたのを感じており、ミニバッグに挑戦したい気持ちが湧いてきたのである。バッグが重いのはやはりしんどいことではあるので、小さいバッグで軽やかに出かけることへの憧れはあるのだ。

 

2.メゾンマルジェラ 5AC ミニについて

熟考の末、わたしが選択したミニバッグはメゾンマルジェラの5ACである。2023年5月に購入して以来愛用し続けている。

 

マチ

 

5ACにはベビー・マイクロ・ミニ・ミディアム・ラージといったサイズバリエーションがあり、わたしはミニを選んだ。ミニという名前だが、いわゆるミニバッグとしてはそんなに小さいほうではないと思われる(一般的には、500ミリリットルペットボトルが入らないサイズがミニバッグと呼ばれるイメージ)。わたしは当社比でミニバッグとして運用しているのでミニバッグとして考えてください。

メゾンマルジェラ(Maison Margiela))は1988年フランス発のラグジュアリーブランドで、創業者マルタン・マルジェラによるファッションの固定観念を覆すような斬新なコレクションで脚光を浴びた。反モード、反ブランド信仰を唱え、服にブランドタグをつけずに4つのしつけ糸のみを配したエピソードはあまりにも有名である。

 

四つタグは5ACにも配置されている

 

わたしが惹かれたのも、服のテイストが好みなのもあるが、アティチュード的な部分のかっこよさが大きい。とはいえ近年はマルタンは引退し、元Diorのジョン・ガリアーノが指揮を執っていて、ブランドの雰囲気はかなり変わっている。ブランドロゴを押し出す方針はマルタンの精神と矛盾しているとして批判の声も多い。わたしは入口がマルタンなくせにジョンガリ時代の商品しか持っていないのですが、まあそれはそれ、これはこれということでね。俺たちは雰囲気でブランド買いをやっている。

5ACは以前から目をつけていたバッグで、ほどよく個性的な形状と、ロゴどーんじゃないのにわかる人にはわかる塩梅がちょうどいいと思っていた。アイコニックなカレンダータグも、単純に装飾として好みだった。今回は海外通販アプリのYOOX(ユークス)で購入したが、同じ大きさで無地のモデルを百貨店で触ったことがあったので踏み切ることができた。バッグはなるべく実際に手に取って、使い勝手や重さを体感してから買ったほうがいいと思っている。

 

わたしが買った5ACはどうやら日本未発売のモデルらしく日本語情報が少ないのだが、2022年春夏の限定コレクションらしい。元値は34万円ほどで、YOOXのセールで14万円で購入した。

表面の破れたネット模様は樹脂で描かれており立体的。かっこいい。

 

 

5ACの特徴であるライナー部分はメッシュの布地でできている。わたしは出しっぱなしで使っているが、内側にしまいこんでバッグのフォルムを変えることも可能。

 

 

薄い布なのでピンバッジを刺すことができます。缶バッジをいっぱいつけて痛マルジェラにすることも可能。

 

 

内部にはベタポケットとチャックつきポケットが1つずつ。この写真だとわかりにくいが布地にはトワルドジュイ(フランスの伝統的な柄)のような絵が書いてある。

 

 

ハンドルとショルダーの2way仕様。

 

 

ミニバッグを買うときは、手持ちも肩かけも両方できるものにすると決めていた。ミニバッグである時点で普通のバッグよりは実用性に欠けるが、それでも最低限の使い勝手は死守したかった。ほかに念頭に置いていた購入条件としては、汚れが目立たない黒色のものを選ぶつもりだった。結果的にはアイボリー地に黒の柄のバッグに惚れ込んでしまったわけだが、不規則な柄が入っていることでアイボリー1色のバッグよりは汚れが誤魔化せるんじゃないかと思う。アイボリー1色だったら買わなかったと思う。

ファッションによってバッグを使い分けることはしない主義なので、幅広い服装にマッチするデザインである必要もあった。破れたネット模様はかなり尖っているが、基本がモノトーンなのでさほど派手ではなく、わたしの普段の服装には馴染むと判断して購入した。

ミニバッグの候補として5ACには前から目をつけていたが、定番モデルの無地柄は是が非でも欲しいというほどではなかった。YOOXで偶然このモデルに出会って一目惚れした形になる。セール価格とはいえわたしにとっては非常に高い買い物だったが、人生のベストバイに入れたいくらい気に入っている。日用品は実用性も大事だが、これを持ちたい! というパッションも同じくらい大事なのだ。

 

 

 

3.本革か、合成皮革か

バッグの素材についても触れておく。5ACは本革(カウレザー)製である。近年は環境保護や動物倫理の観点から、本革を使わず合成皮革に切り替えるハイブランドも増えてきたが、マルジェラは今のところその方針ではないようだ。

わたしは現時点(2024年5月)では、一律本革を避けることはしていない。これは現時点での判断であり、これからもアンテナを張って最善の選択を考えていきたいと思う。

動物の利用にかかる問題についてはまだ勉強中である。動物倫理を食の方面から論じたピーター・シンガーの『なぜヴィーガンか? 倫理的に食べる』は読んだ。

 

www.shobunsha.co.jp

 

また、精神障害当事者としては、動物の権利と障害者の権利をどちらも健常者中心主義に抑圧されるものとして並置して論じたスナウラ・テイラーの『荷を引く獣たち 動物の解放と障害者の解放』も気になるところである。こちらは積読中。障害者と動物を同列に扱うと聞くと驚いてしまうが、倫理学にも障害学にも示唆的な書であるらしい。

 

www.rakuhoku-pub.jp

 

トラックに詰め込まれた雌鶏たちを目にして、わたしは息を殺した──はじめて息を殺したときの、この原初の感情が導きとなって、少しずつわたしは、動物の問題は他の社会正義の問題と深く関係しており、不可分ですらあるということを理解するようになった。ここには、障害の問題も含まれるのだ。でも、あの食肉処理工場で雌鶏たちの写真を撮ろうとしていた当時、もし誰かがわたしに、これからの六年間、わたしが動物に対する抑圧を障害学とアクティヴィズムのレンズを通して考えるようになるだろうと語ったなら、わたしは突拍子もないことを言うものだと思っただろう。けれども目を凝らせば凝らすほど、障害化された身体(disabled body)は、動物を利用した産業のいたるところに存在するということに、そして動物の身体は、こんにちのアメリカにおける障害をもった心身の抑圧のされ方と、不可分の関係にあるということに、気づかずにはいられないのである。ある考えが閃いた──もし動物と障害の抑圧がもつれあっているのならば、解放への道のりもまた、結びついているのではないか?

 

──プロローグより

 

また、本革に代わる選択肢として、近年は合成皮革がシェアを伸ばしている。合成皮革は、非動物性素材と樹脂を用いて皮革のような風合いを作り出したもので、倫理的配慮を強調するためにヴィーガンレザー、エコレザー、アニマルフリーレザーなどとも呼ばれる。しかし合成皮革は人工素材の樹脂を使うので土に還りにくく、燃やすと有毒ガスが生じて環境負荷が高い。それなら生物由来素材の本革のほうが環境保護という点では案外マシかと思いきや、本革の中でもクロムなめしと呼ばれる処理方法は大量の水を消費するので環境負荷が高い。本革と合成皮革どちらがよりよい選択なのかは、論点が多く、一概に言えることではないようだ。

なお、非動物性素材を●●レザーと呼称することは、消費者の混乱を招くとしてJIS(日本産業規格)によって用語規定の見直しがなされたばかりである(2024年5月24日発表。法的拘束力はない)。

 

senken.co.jp

 

この見直しには消費者として納得感がある。合成皮革は現在の技術では本革のような永続性がなく、いずれは樹脂が加水分解して朽ちてしまうので、やはり本革とは根本的に異なるものだと感じる。

 

個人的に最近興味を持っているのは、害獣として駆除された動物の革を使うジビエレザーである。MAKAMIというブランドがお気に入り。画像はMAKAMIのツキノワグマ革とイノシシ革の小物入れで、よく見ると色むらや銃痕と思しき穴があるのがいかにも野生動物らしい。

 

 

ジビエレザー製品が絶対の最適解であるとも思わないが、着道楽として革文化を楽しむにあたって、一つの選択肢にはなりそうだ。ジビエレザーについてはいずれ別記事で書きたいと思う。

 

www.instagram.com

 

 

 

4.ADHDのミニバッグの中身紹介

すでに物凄い長文になってますが、ついて来てくれてますかね。

さて、いよいよ5ACの中身を紹介していく。一部の説明や写真は普通サイズのバッグの紹介記事と重複している。

 

■中身一覧

どうしても普通サイズのバッグよりは荷物を減らさざるを得なかったが、少数精鋭を厳選した。今のところ、この中身で楽しく外出ができている。

バッグ本体・チャックなしのベタポケット・チャックつきポケット・ポーチの4つの部位に分けて中身を挙げていく。

 

(1)バッグ本体

●無印良品の水ボトル

 

水筒代わりに愛用している。無印良品の店舗にある給水ステーションで給水できる(無料)。容量は330ミリリットルで、自販機の小さいペットボトルと同じくらいだが、ペットボトルと違ってウイスキー瓶のような扁平な形状なのでかさばらない。重すぎず少なすぎず、出先でちょっと喉を潤したり薬を飲んだりするにはちょうどいい量だと思う。個人的には500ミリリットルペットボトルは持ち運ぶには重いと感じるし、5ACに入れるには大きすぎる(ほかの荷物が少なければ一応入ることは入る)。

わたしは外出先(とくに電車内)で心身の状態が悪くなることが多いのだが、水を飲むと少し落ち着くので、ミニバッグでも水は必須。頓服薬も飲める。いちいち水を買うのは不経済だし気力を消耗するし、近くに自販機や店があるとは限らないので、やはり持参しておきたい。

 

www.muji.com

 

なお無印良品は、以前から指摘されている新疆綿使用にかかる人権問題や、近年はトランスジェンダーへの暴言・差別発言を繰り返している坂梨カズ氏をコスメのプロデューサーに起用し続けていることなどから、積極的に買いたいブランドではなくなっている。今持っているものは大事に使うが、買い替えるときは代替品を探そうと思う。

 

●フラグメントケース

 

先述したように荷物の移し替えはしない主義なので、複数のバッグに共通の持ち物はなるべくバッグの数だけ用意するようにしている。たとえばハンカチは同じものを6枚買って、普通サイズのバッグ・ミニバッグ・通勤バッグにそれぞれ入れる用と予備として適宜洗い替えて使っている。しかし財布やフラグメントケースは流石に替えが利かないので、渋々バッグからバッグへと移し替えて使っている。

 

フラグメントケースはCOACH(コーチ)のLGBTQプライドコレクション商品。日常生活で現金を使う機会は少なくなっているので、普段の買い物はほぼこれ1つで済む。

外側のスロットには最もよく使うクレジットカード2枚、内側のチャック部分にはその他のクレジットカードと念のためのお金を入れている。念のためのお金は千円札1枚と、五百円玉・百円玉・十円玉が1枚ずつ。レシートをもらったら外側の横のスロットに入れる。

 

 

●財布

 

フラグメントケースと同じく、COACHのLGBTQプライドコレクション商品。

財布としてはミニ財布に相当する容量である。以前は財布は大容量派だった。ADHDとしては、レシートや小銭などを溜めておけるほうがいいと思っていたのである。しかしここ数年はキャッシュレス化が進み、現金を使う機会が激減したので、ミニバッグ導入の直後に乗り換えた。財布単体としての利便性はやはり、今まで使っていた大容量の二つ折り財布のほうが高い。しかし見た目が気に入っているので、我慢できないほどではないといったところ。ミニバッグの運用と同じく、数年前の今よりもっと心身の状態が悪いときだったらミニ財布の運用も無理だったと思う。発達障害者でも発達はできるのだ。諦めずに生きていきたいものである。

 

●スマホ

スマホは服のポケットに入れることが多いが、バッグにしまうなら本体部分に適当に突っ込む。

ちなみにわたしは、ポケットのないボトムスやアウターは基本的には買わない。ADHD流の服の選び方については過去記事で解説しています。

 

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●鍵

 

家の鍵や自転車の鍵も本体部分に突っ込む。

自転車の鍵のキーホルダーは一番好きな生き物であるカメ。家の鍵のキーホルダーにもカメと、ミニコインケースをつけている。コインケースには五百円玉を常備。

同じカメでも手触りが違うキーホルダーをつけることで、手探りでも必要なほうを取り出せるようにしている。

 

●AirPods Pro

 

イヤホンは完全ワイヤレス派。感覚過敏による疲労感を軽減するために、ノイズキャンセリング機能も必須。

ADHD流の服選びの記事にも書いた通り、外出先で身体から離す可能性があるもの(傘・手袋・帽子など)にはお金をかけないようにしている。紛失を前提として安物をどんどん買い替えると決めたほうが精神的に楽だからだ。しかしイヤホンだけは、ノイズキャンセリング機能が欲しかったので、3万円のAirPods Proを仕方なく買った。1代目は案の定片方紛失したので、これは2代目である。次紛失するか壊れるかしたら、他社のもう少し安いものを試してみてもいいかもしれない。数年前にわたしが買ったころは、ノイズキャンセリング機能つきの完全ワイヤレスイヤホンはまだ少なかったが、今はApple以外からもいくつか出ているようだ。

 

 

上に置くだけのワイヤレス充電器で充電している。大変便利なので、AirPods Proを買うならワイヤレス充電を導入するのがおすすめ。

 

 

 

外側の黒いケースは、LOVST TOKYO(ラヴィストトーキョー)のアップルレザー製のケースである。アップルレザーとは、廃棄されたりんごの絞りかすを再利用して石油由来成分の使用を抑えた合成皮革だそう。なお、わたしが購入した2023年11月時点ではアップルレザー、ヴィーガンレザーと標榜していたが、先述したJIS規定見直しで今後はレザーと名乗ることはできないと思われる(法的拘束力があるわけではないが)。

わたしが着道楽として本革を諦めきれない理由の一つは、合成皮革には「物語」がなくて味気ないと感じるからだが、アップルレザーには多少「物語」があると感じたので買ってみることにした。コンセント充電穴あり・ワイヤレス充電対応・充電ランプ視認可と、わたしがAirPods Proケースに求めるものが全部揃っている。8700円。

 

Apple AirPods Pro Caselovst-tokyo.com

 

レザー製のAirPods Proはシリコン製よりもかっこいいが、充電ランプが見えないタイプが非常に多い。わたしは見た目のために機能を諦めたくはないので、いい買い物をしたと思っている。

 

●モバイルバッテリー

 

スマホ充電用のモバイルバッテリーは、スマホのお尻に刺したまま操作できるスティック型に限る。今のスマホはType-C充電なのでType-C端子タイプ。Lightning端子バージョンもあるのでiPhoneユーザーにもおすすめ。

 

 

このスティック型モバイルバッテリーは、普通サイズのバッグ用・ミニバッグ用・通勤用バッグ用・予備用と、まったく同じものを4つ常備して繰り回している。万が一、その日持ちたいバッグの中のやつの充電が切れていても、どれかはフル充電になっている仕組み。

モバイルバッテリーやケーブルなどのガジェットはなるべく白色で統一するようにしている。圧迫感が減るし、暗いバッグの中でも視認しやすい。前項のAirPods Proケースも本当は明るい色にしたかったが、気に入る色味がなかったので黒を選んだ。

 

●日焼け止めスティック

 

日焼け止めは基本家で塗ってから外出するが、塗り忘れたときや塗り直すときのために1本入れっぱなしにしている。手を汚さずスピーディーに塗布できるスティックタイプが便利。今使っているのは資生堂のメンズラインのSHISEIDO MENのクリアスティックUVプロテクター。

 

brand.shiseido.co.jp

 

わたしはメンズコスメレビュー100本ノックの一環として買ったが、4000円もするので普通にプチプラのでいいと思います。

おすすめの日焼け止めスティックについては4年前に記事に書いたが、最近はスティックUVの選択肢が昔より増えたので、バラエティショップの店頭で適当に探したほうが早いと思う。

 

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●ハンカチ

 

ハンカチは薄色のタオル生地と決めている。ペラペラのポリエステル生地のハンカチは吸水性が悪いので使わない。また、濃色のタオルハンカチは、繊維が手についてゴミのように見えることがあるので使わない。このヨウジヤマモトのタオルハンカチはちょうどいいサイズで薄色で条件にぴったりだった。同じものを6枚買って、普通サイズバッグと通勤用バッグにも入れて、適宜洗い替えている、3枚セットで4180円と、ただのハンカチのくせに強気価格だが、好きなブランドなので我慢。俺たちは雰囲気でブランド買いをやっている。

 

theshopyohjiyamamoto.jp

 

●巾着ポーチとアクセサリークロス

 

アクセサリークロスは、シルバーアクセサリーにはまってから持ち歩くようになった。人と待ち合わせしているときに手元の指輪やボーンカフを磨いたりしている。暇が潰れるし、ピカピカの状態で人と会えるので気分がいい。手元のアクセサリーを磨くことは、出先で精神状態が悪くなったときに気分を落ち着かせるための対処行動の一つとしても利用している。

 

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巾着ポーチは、帰り道で疲れたときにアクセサリーを外してしまったり、出先で生じたこまごまとした物品を一時的にしまったり、いろいろ使える。

 

 

巾着ポーチはチコラッテで購入。チコラッテはヴィンテージスカーフをリメイクした雑貨のブランドで、製造工程の一部を福祉作業所(就労継続支援B型事業所)に委託しているのが特徴。就労継続支援B型事業所は障害者に軽作業を提供し社会参画の場とする福祉施設である。利用者には身体障害者や知的障害者、そしてわたしのような精神障害者もいる。

チコラッテのパンフレットに説明があります。

 

 

B型事業所は法律上は会社ではなく、最低賃金が適用されないので、作業に従事することで利用者が貰える金銭(工賃)は非常に少なく、搾取ではないかとの批判もある。作業所の製品を買うことは必ずしも最適解ではないかもしれないが、今わたしにできることの一つとして購入してみた。

 

www.instagram.com

 

このような背景を抜きにしても、チコラッテの商品はすべて一点物なので気分が上がります。表裏で柄が違うのも楽しい。

普通サイズバッグにはMサイズの巾着、このミニバッグにはSサイズの巾着を入れている。

 

●メモ帳とボールペン

 

普通サイズバッグに入れているものと同じセットを用意している。

普段のメモはUpNoteというメモアプリで取っているが(Evernoteから乗り換えた)、メモ魔なので、万が一のためにアナログのメモ帳とペンも欠かさず携帯している。最後に勝つのはアナログ。

メモ帳は、今はファミリーマートのA7Wリングメモ 横罫をまとめ買いしている。これじゃないといけないくらい特色があるわけではないが、安価で気軽に買い足せるし、過不足がない。

ボールペンは安定のジェットストリーム。どこでも買い足せて過不足がない。失くしても惜しくない。文房具は凝りはじめるとキリがないが、有名メーカーの王道商品で揃えておくと補充がしやすいのがメリット。

 

●名刺入れ

 

普通サイズバッグに入れているものと同じ名刺入れをもう1個用意した。

オフィシャルな場で使うものなので、雑に扱ってても名刺の端っこが折れたりしないように金属製のハードケースを選んだ。今は自作の名刺で間に合わせているのでAmazonで安いやつを買ったが、いつかちゃんとした(?)名刺を作ったらもっと凝ったやつに買い替えたいですね。

 

 

●エコバッグ

 

ミニバッグに収まらない買い物をしたときの必需品である。バッグの底に丸めて突っ込んでおいて、必要に応じて取り出している。

エコバッグの色柄はけっこう悩んだ。ミニバッグが個性強めのデザインなので喧嘩しないようにシンプルなものがよく、でも一応マルジェラ様のバッグと一緒に持っても釣り合う(?)ようなものがよかった。また、バッグの底に丸めて突っ込んで持ち歩くことになるので、よくあるナイロン素材のエコバッグだとシワが目立って不格好だと感じた。

結果的に選んだのはBEAMSのエコバッグである。2750円。柔らかいメッシュ素材なので、硬いナイロン素材と違って丸めておいてもシワが目立たない。色はグレーで落ち着いている。またBEAMSというブランドも絶妙で、マルジェラと喧嘩するほどのくどさや嫌らしさはないが、最低限ちゃんとしてる感じを演出できる(?)。俺たちは雰囲気でブランド買いをやっている。


(2)ベタポケット

内側のベタポケットには、素早く取り出したいものを入れている。

 

●ポケットティッシュ

 

省スペースのためにケースなどは使わず、裸のままin。

 

●コンパクトミラー

 

さっと取り出してリップを塗り直したりメイク崩れをチェックしたりするのに使う。

コンパクトミラーは薄手で拡大鏡がついていることを条件に探し、キールズのノベルティに辿りついた。シンプルで平らなのでステッカーでデコるのにぴったりだ。レインボーカラーのリップと、トランスジェンダーフラッグカラーの蝶のステッカーを貼っている。

 

●ネイルズインクのチケット

 

普通サイズバッグに入れているものと同じカードケース。

ネイルズインクの店頭カラーリングサービス「エクスプレスマニキュア」の回数券を入れっぱなしにしている。エクスプレスマニキュアは以前はヘビロテしていたが、一通り通って満足したので、最近は節約のために頻度を落とした。リフレッシュしたいときなどにご褒美的に利用している。

エクスプレスマニキュアについては過去記事で詳しくレビューしています。

 

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(3)チャックつきポケット

もう片側のチャックつきポケットにも、そこそこ素早く気軽に取り出したいものを入れている。チャックは開けっぱなしにしている。

 

●リップ

 

色つきリップクリームとしてLaka(ラカ)のソウルヴィーガンリップバームを入れっぱなしにしている。加えて、その時々でつけているリップに合わせたお直し用リップを適当に入れる。最近はLakaのボンディンググロウリップスティックを入れていることが多い。

 

 

 

Lakaは韓国発のジェンダーレスコスメブランドで、多くの商品がヴィーガン処方でもある。ころんとして肩肘張らない印象のパッケージデザインとは裏腹に、一癖ある個性的な色味が見つかるので注目している。

 

●ミニ香水

 

その時々でお気に入りの香水のミニボトルを入れっぱなしにしている。家を出て最寄り駅に着くまでに歩きながらつけることが多い。最近のお気に入りはフエギアのルナロハ。月夜にワインを飲む情景をイメージした香りだそう。どちらかというと秋冬向けな気がするが、気に入っているので夏にも使いたい。

 

Luna Rojafueguia.jp

 

●ネイルオイル

 

手軽な保湿コスメとして、ロールオンタイプのネイルオイルをin。ウカとリミフゥのコラボ商品。

いい香りのネイルオイルを手指にクルクル塗り込むことは、先述したシルバーアクセサリーを磨くことと同じく、外出先で精神状態が悪くなったときに気を紛らわす対処行動としても役立っている。不安や緊張とはべつの感覚に集中して気を紛らわせるのが気分を鎮めるポイント。

 

●ビニール袋

 

昨今の都心はゴミ箱が極端に少ないので、飲食のゴミなどを一時的にしまうためのビニール袋を持ち歩いている。テロ対策を名目にしたゴミ箱の撤去は愚策であり、行政の崩壊であり、都市設計の失敗だと思うので、なんとか改善してほしい。そもそも都市のゴミ処理能力がキャパオーバーしているという話も聞くので、なかなか難しいのだろうが。

 

●ヘルプマーク

 

普通サイズバッグにも同じものをつけている。

ヘルプマークとは、外見からわかりにくい疾患や障害を持っている人のためのマーク。わたしのような精神障害者も使う。

 

www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp

ヘルプマークとは

 義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見からは分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成したマークです。

 ヘルプマークの配布や優先席へのステッカー標示等を、平成24年10月から都営地下鉄大江戸線で、平成25年7月から全ての都営地下鉄、都営バス、都電荒川線、日暮里・舎人ライナーで開始し、さらに、平成26年7月からゆりかもめ、多摩モノレール、平成28年12月から、都立病院、公益財団法人東京都保健医療公社の病院へと拡大して実施しています。

 また、平成26年7月から民間企業への働きかけも実施しています。

 ヘルプマークを身に着けた方を見かけた場合は、電車・バス内で席を譲る、困っているようであれば声をかけるなど、思いやりのある行動をお願いします。

 

普段はしまっておいて、必要と感じたときに外に出している。マルジェラのバッグにヘルプマークをつけてる人間は珍しいかもしれないですね。

 

(4)ポーチ

 

その他、こまごまとしたものをポーチに入れてミニバッグの底に寝かせてある。ミニバッグはどうしてもものが下から上に積み重なるので、底のポーチは一手で取り出すことはできない。使用頻度の低いものや、素早く取り出せなくてもかまわないものをしまっている。

使っているのはカメのトワルドジュイ柄のポーチである。

 

表にはオサガメ、アルダブラゾウガメ、パンケーキリクガメ

裏にはヒョウモンリクガメ、インドホシガメ、アルダブラゾウガメ

 

トワルドジュイ(Toile de jouy)とはフランスの伝統的なデザインで、通常は18世紀ごろの人物や風景がモチーフになるが、これはいろんな種類のカメとその餌となる植物をモチーフにした唯一無二のカメ・トワルドジュイ。最高だ。商業流通の商品ではなく、偶然見つけたハンドメイド品です。現在は在庫切れのようだ。

 

kome9951.thebase.in

 

ポーチの中身は以下の通り。

 

●予備の不織布マスク

COVID-19対策として不織布マスクをするようになってからは、忘れたときのために個包装の予備を持ち歩くようにしている。

 

 

●ハサミ

簡単な刃物は1つ持っておくべき。

 

 

●シューホーン

 

携帯用靴べらを最近導入した。最近よく履いているマルジェラのタビレースアップシューズが、革がいつまでも硬くて、うっかり脱いだときに素手では履けないことがたまにあるからだ。かっこいいが手間がかかる靴である。マジでかかとが硬くて素手で履こうとすると指が超痛いんですよ。

 

 

●ショーツライナー

ショーツライナー(おりものシート)は毎日つける派です。とくに今はテストステロン注射(男性ホルモン治療)をしている影響で月経周期が完全にランダムなので、急な出血を食い止めることもできる(テストステロンの作用で基本的に月経は停止しているが、注射の間隔が空くと突然出血する可能性はある)。

愛用しているのはサラサーティのコットン100%おりものシート ワイド&ロング。一般的なショーツライナーよりも大きめのサイズで安心感がある。

 

 

小柄な人やおりものが少ない体質の人にはサラサーティの2枚重ねのめくれるシートもおすすめ。一度つけたら2回分使える。わたしはおりものが多い体質だからか、漏れてしまって合わなかった。

 

 

●多い日用タンポン

出先で急に月経が来たとき用。ナプキンより圧倒的タンポン派です。

 

 

●ナプキン

タンポンを入れてさらにナプキンをつけると安心。

 

 

月経関係のアイテムは、テストステロン投与をしている今はほとんど必要ない装備ではあるが、万が一のために常備している。外出先で震災に遭って何日も帰宅できず、当然GID科で注射をすることもできずに月経が再開した場合など、非常時にも役に立つだろう。

これは家の中の持ち物に関しても言えるが、ミニマリストを極めると平時はよくても非常時に脆弱性が高まる。ミニバッグとはいえ、最低限の備えはしておきたいと思う。だからわたしは本当のミニバッグ(本当にスマホとマネークリップとリップくらいしか入らないやつ)を導入することは一生ないだろう。

 

●絆創膏

幸いにもまだ出番はない。

 

 

●乗り物酔い止め

乗り物に酔いやすいので念のため。市販の酔い止め薬はほとんど試したが、個人的にはアネロン ニスキャップがよく効くし眠気の副作用が起こりにくかった。

 

 

●鎮痛剤

突然の頭痛や歯痛に。友達が具合悪くなったときにあげると喜ばれる(他人に薬を分けるのは本当はあまりよくないのだけれど)。

 

 

●コンサータ・その他処方薬

 

精神科の薬も持ち歩いている。頓用の薬だけではなく、震災など非常事態による急な外泊を想定して、夜寝る前の薬のうち必要度が高いものも常備している。処方内容は個人情報なので伏せる。

 

●ミンティアブリーズ

人と会う前や会食後などに。ミンティアよりもミンティアブリーズ派。

 

 

●コンドーム

そのときどきのセックスパートナーの有無に関わらず、護身用として常備している(パートナー以外からのデートレイプを想定)。普段パートナーと使っている定番品がある人はそれを入れておけばいいと思うが、特にこだわりがないときはサガミオリジナルがおすすめです。プラスチック容器に入っているので頑丈。よくあるアルミパウチのコンドームはアルミが破れやすくて潤滑剤が染み出てくる。

 

 

●千円札

予備のお金。

 

■入れる順番

本体部分には、平たいものや使用頻度の低いものを下にして、積み上げるようにものを入れている。

順番としては、下から名刺入れ→メモ帳とボールペン→ハンカチ→ポーチ→エコバッグ→巾着で一つの層が形成される。その上に日焼け止めスティックを散らし、その上に水ボトルと財布とフラグメントケースを縦に入れ、隙間にモバイルバッテリーとAirPods Proを入れている。

上から見るとこんな感じ。

 

 

荷物の詰めすぎでバッグがたわんでいるのはあまり美しくないだろうが、個人的には許容範囲である。

普通のバッグなら一手で取り出せるものも、ミニバッグだとほかのものをどかしてまさぐって取り出す必要がある。これはミニバッグの大きなデメリットだが、ミニバッグでたくさんのものを持ち運ぼうとしたらこうなるのは仕方がない。

 

以上、ミニバッグの中身についてでした。

 

 

 

5.バッグをデコってみよう

5ACのこのモデルはライナー部分が薄いメッシュ生地なので、ピンバッジや布パッチでデコることができる。

わたしが普段つけているのは、カメとレインボーリボンとシルバーリボンのピンバッジ。

 

 

カメは一番好きな生き物なのでつけている。

レインボーリボンは、ご存じセクシュアルマイノリティの権利運動を象徴している。

シルバーリボンは、まだ知名度が低いが精神障害・知的障害への理解・支援を象徴するものである。わたしはメルカリのアウェアネスリボンを扱うショップで購入したが、今から買うなら特定非営利活動法人シルバーリボンジャパンの公式ショップから購入するのもいいかもしれない。公式ショップの商品は、就労継続支援B型事業所「ゆめが丘DC」で制作されている。

 

yumegaokadc.handcrafted.jp

 

また昨今では、イスラエルによるパレスチナへの民族虐殺を批判するパッチをつけて意思表示とすることもできる。

 

 

メゾンマルジェラというブランドにおいて、フレグランス部門はロレアルグループの傘下にある。そしてロレアルは、長年イスラエルのテック企業に出資していることで有名である。2008年には、イスラエルにおける核兵器・化学兵器・生物兵器の研究開発拠点であるワイツマン科学研究所に資金提供を行ったことも明らかになっている(以下英語ソース)。

 

bdsmovement.net

 

ロレアルグループは、BDSジャパンが提示している優先BDS(Boycott=不買、Divestment=投資引き揚げ、Sanctions=制裁)の対象(下記日本語ソース参照)ではないが、過去数十年から現在に至るまで利益の一部が民族虐殺の資金源になっていることは間違いなさそうだ。

 

日本におけるBDSガイドライン

bdsjapanbulletin.wordpress.com

 

以上はマルジェラのフレグランス部門についての話であり、バッグやアパレル部門はOTBグループという別企業の傘下にある。

わたしはわたしの判断でマルジェラのバッグをこれからも使い続ける。わたしと同じ状況にあって同じ情報を得て、使わない判断をする人もいるかもしれない。それはその人の判断である。いずれにせよ、思考停止せずによりよい方向を考え続けることが大事だと思っている(大前提として、BDSはすでに買ったものを捨てることを奨励する運動ではない)。

なお、マルジェラにまつわる人種差別問題はこれだけではない。現マルジェラのクリエイティブ・ディレクターであるジョン・ガリアーノは、2011年にユダヤ人差別発言で有罪判決を受け、当時就任していたDiorのデザイナー職を即解雇された前歴がある。Diorほどの大企業でも(大企業だからこそ?)迅速な対応が行われ、ガリアーノは以後数年間ファッション業界の表舞台に現れなかった。干された形である。その沈黙の期間に「禊」は済んだとして、2014年にマルジェラのディレクターとして業界に復帰したときは歓迎する声が多かったようだ。

 

個人の消費と政治の結びつきが、かつてないほど強く意識されている時代である。わたしはわたしの判断で消費活動を楽しみ続けるつもりだ。判断し続け、考え続けることは苦痛で退屈で面倒な作業だが、できる限りやっていこうと思う。これは善行などではない。考え続けるという決意は、人倫の底が抜け続けているこの世界で正気を保つための最後の砦のようなもので、ごく個人的な祈りに近い。

 

2024年2月18日、新宿駅にて

 

 

 

6.経年変化と手入れ

アイボリーのような薄い色のバッグを選んでしまったからには、黒ずみ汚れは目立つ。今のところ、普段は革用クリームで時々拭いて、定期的にクリーニングに出すことで対処しようかなと思っている。

 

汚れ落としクリームは一応コロンブスのものを買ってみたが、このバッグには成分が強すぎて逆に傷みが加速している気もするので、白い革におすすめの汚れ落としクリームをご存じの方は教えてください。

 

 

2023年5月に購入してからガシガシ使い続けて、2024年3月時点の汚れ方はこんな感じ。

 

 

片側のハンドルの縁の樹脂部分が際立って黒ずんでいる。こちらは身体に触れるほうの側なので、服に擦れて汚れるのだろう。

 

バッグクリーニングは、最初は勝手がわからないのでまずは伊勢丹新宿のリペアカウンターに持ち込んでみた。伊勢丹なら老舗なのでとりあえずは間違いなかろうと予想。

上記の状態からリペアカウンターに預けたら、1カ月後にこんな感じで戻ってきた。

 

 

あんま変わってなくない?

薄い色の革なのでやはり黒ずみは残るし、見違えるようにピカピカ! とはならない。伊勢丹新宿のリペアカウンターではパーツ交換や色の再塗装などはしていないので、まあこんなもんかもしれない。料金は7370円でした。

黒いネット模様の樹脂の表面が剥がれて白くなるのや、持ち手の金属パーツが劣化して茶色や緑色になるのは、伊勢丹新宿のリペアカウンターでは解決できない。とりあえず放置している。マルジェラの店舗で購入したバッグであれば、店舗に持って行けばなんとかしてくれるのかもしれないが、わたしのは店舗で購入していないのでサービス対象外と思われる(ここらへんブランドによっても対応が違うイメージだが、マルジェラさんはどうなんですかね? ご存じの方いたら教えてください)。ハイブランドを高くても実店舗で買う一番のメリットは、手厚いアフターサービスを受けられることですね。

 

薄い色の革に惚れ込んでしまったからには、手入れにコストがかかるのはある程度覚悟している。とはいえ、完全には綺麗にならないのに年1ペースで7000円はちょっと高い出費と感じるので、もう少し安くクリーニングしてくれる店を探すか、ホームケアを頑張るかしたいところだ。

手入れルーティンの最適解はまだ見つかっていない。もう少し時間をかけて研究するつもりだ。知恵がある方はぜひ教えてください。

 

 

以上、ADHDのミニバッグの中身全記録でした!