過去記事で、わたしの私用バッグと仕事用バッグの中身を紹介してきた。
今回は、わたしが同人誌即売会に行くときのバッグの中身を紹介していきます。同人誌即売会に限らず、古本市など、要は本を大量に買うイベントのときのバッグである。いろいろ試してきたが、ここ1年は同じバッグで通っている。
では、書いていきます。
1.同人誌即売会ってなあに
そもそも同人誌即売会とは、小説や詩や漫画などの創作をする人々が、出版社を通さずに自腹で刷ったインディーズの本を自分で売るフリマみたいなイベントのことである。おたくカルチャーの隆盛に伴って近年は数・規模ともに増えており、一次創作(作者の完全オリジナル作品)から二次創作(既存の作品のキャラクターなどを利用した翻案作品)まで、実にさまざまな即売会が年がら年中開催されています。一番有名なのはコミックマーケット、通称コミケでしょうか。国内最大規模の屋内イベントらしいです。すごい。わたしはコミケにはあまりご縁がなく、今まで訪れたことがあるのは文フリ・コミティア・M3・MPくらい。いずれも売り手ではなく買い手としての参加。のんびりしたおたくです。
(引用元:いらすとや)
2.わたしのバッグを紹介するよ
さて、そんな同人誌即売会は、普通のお店で服とか買う買い物とは異なる、大変過酷な環境であることが多い(イベントにもよるが)。それを踏まえつつ、実際にわたしが使っているバッグを見ていきます。
わたしが使っているのは、aniary(アニアリ)のトートバッグと、agnès b.(アニエスベー)のウエストポーチである。
一つずつ見ていきます。
aniaryのバッグは、過去記事で紹介した仕事用バッグである。仕事用バッグから、仕事でしか使わないものを抜いて同人誌即売会にも持って行っている。
これはその人の熱意にも寄ると思うんですか、のんびりしたおたくであるわたしの場合、同人誌即売会に類したイベントに行くのはせいぜい年3、4回である。使用頻度がそれくらいだから、専用のバッグを用意することはせず、普段のバッグを流用しています。また、このトートバッグは仕事で使うA4の資料なども入る大容量である。これも人によるとは思いますが、わたしはこれくらいの容量あれば足ります。同じジャンルの新刊を全部買うような富豪のおたくではないので。
せっかくのイベントなので、お気に入りの缶バッジやステッカーなどでデコるといいかもしれないですね。
これは、アーティストのsuper-KIKIさん作の布ステッカー。2022年11月12日の東京トランスマーチで買いました。
「家父長制を破壊せよ」「トランスの権利=人権」
スマホカバーに挟んであるステッカーもsuper-KIKIさん作だよ
高島鈴に、super-KIKI @super__kiki さん作の「家父長制のお墓」シールをもらったので早速スマホに貼った💪💪💪 pic.twitter.com/BJGlWzzXPl
— 呉樹直己🐢🦪 (@GJOshpink) 2022年8月4日
agnès b.のウエストポーチは、このブログでは初めて登場する。
aniaryのトートバッグを肩にかけた上で、胴体にはこのウエストポーチを装着して財布を入れます。同人誌即売会は、イベントにもよるが人がハチャメチャに多く、目的のブースでバッグをゴソゴソしている余裕はないことが多い。そこで、財布だけをウエストポーチに入れておき、即座に取り出せるようにしておくのだ。便利です。
ちなみに、わたしの普段の服装にはウエストポーチはあまり合わないので、同人誌即売会のときだけ使っている。そのためだけに買った。専用のバッグはなるべく買いたくなかったが、これは必要な出費でした。
ウエストポーチを買うと決めてからは、①どんな服装にも合う黒色 ②レザー以外の丈夫な素材 ②ちょっといいブランドのやつ の3つの条件で探しました。
条件①に関しては、この先服のテイストが多少変わっても末永く使えるように、ベーシックな黒色を選ぶことにした。
条件②は、合わせるトートバッグがレザー素材なので、レザーが重なると重たく見えてしまうと思って設定した。ウエストポーチはコーデの主役ではないので、もっとカジュアルな素材がいい。ナイロンとか帆布とか。
条件③は、ウエストポーチがそもそもわたしが得意ではないアイテムなので、せめてブランドパワーを借りて少しでも自分が納得できる感じにしたいと思って設定した。ロゴがどーんと前面に出ているブランドものは好きではないのですが、今回ばかりは、一目見てブランドがわかるアイコニックなものを探しました。
ブランドものとはいっても、同人誌即売会のときだけ使うのだから、そんなに高いお金は出せない。ほどほどにお手頃なブランドを当たって、考えた結果、agnès b.のウエストポーチを選んだ。15840円。表地はナイロン、裏地はポリエステル。ダブルジップファスナーで、どこからでも開けられるのが最高。ブランドロゴも控えめで、いい意味で存在感が少なくて、過不足なく気に入っています。
なお、いろいろ試着してみて気づいたのですが、ウエストポーチは自分の体格に合わないとバランスが悪いので(どのバッグもそうかもしれないが、ウエストポーチはとりわけその傾向が強いと感じた)、見栄えも重視したい人は実店舗で買うほうがいいかもしれません。
ちなみにもう1つ候補だったのはDIESEL(ディーゼル)のファブリック ベルトバッグです。24200円。こちらもポリエステル素材で、黒字に黒色の刺繍ロゴがかっこいい。しかし実際に手に取ってみると、厚みのある中綿素材になっていて見た目より容量が少なかったので選びませんでした。
https://zozo.jp/shop/diesel/goods/67434278/?did=110995724
3.バッグの中身を紹介するよ
さて、肝心のバッグの中身であるが、今までに紹介してきた私用バッグの中身・仕事用バッグの中身とほぼ同じなので詳細は省略する。
未読の方は、過去記事を読んでほしい。
私用バッグ・仕事用バッグともに、「家ではない場所で快適に過ごす」というコンセプトは同じなので、仕事上必要なものを除けば中身はほぼ同じであった。同人誌即売会用バッグにも同じことが言える。
わたしの同人誌即売会の準備は簡単である。
いつもの仕事用バッグから、
仕事でしか使わないもの、すなわち仕事の資料入りクリアファイルと、片方のコンパートメントにまとめてあるもの(メモ帳・ボールペン・目薬・ボイスレコーダー)と、メッシュ巾着ポーチをがさっと抜いて、
私用のバッグから予備のモバイルバッテリーを足すだけである。
これで完了。あとはウエストポーチに財布を入れるだけです。
バッグの中身を普段から練り上げて整理しておけば、ちょっと特殊なイベントも普段の装備で対処できます。慌てる必要はない。
ちなみに、コミケほど大規模なイベントになると本気の防暑・防寒グッズとか手ぬぐいとかエナジードリンクとか、もっとガチめの装備が必要なのかもしれないが、わたしが行くイベントでは今のところそこまでする必要性は感じたことがないです。
去年は、第30回神保町ブックフェスティバルと、第35回文学フリマ東京にこのバッグで参加した。今年は、近場では第36回文学フリマ東京に行くつもりだ。
知り合いの皆さま、これらのバッグの人間がいたらこっそり声をかけてください。
以上、わたしの同人誌即売会用バッグの紹介でした。
皆さんのバッグの中身や工夫もぜひ教えてください。