- 1.無印の導入液をスプレー容器に入れて顔中にぶっかける
- 2.ハトムギをニベアで蓋する
- 3.ハトムギ化粧水にメラノCCを混ぜる、アクアレーベルにメラノCCを混ぜる、メラノCCをハトムギジェルで蓋する
- 4.ニキビ跡にはバイオイル
- 5.洗顔はロゼットの洗顔パスタ
- 6.結局牛乳石鹸最強説
- 7.ダイソーのほいっぷるんか無印の洗顔ボールで洗顔料を泡立てる
- 8.ちふれのコールドクリームとビオレのおうちでエステ(緑)の併用
- 9.ビオレのおうちでエステ(ピンク)で豚骨風呂
- 10.馬油洗顔で砂利を生成
- 11.スクラブはサボン最強、コスパはハウスオブローゼのオー!ベイビーに軍配
- 12.恋するおしりで手軽にヒップケア
- 13.ウユクリーム
- 14.ちふれのメーキャップベースクリーム
- 15.スキンフードのトマトパック
- 16.「発光する」「お肌の漂白剤」「キッチンハイター飲んだ? ってくらい白くなる」……色白表現のインフレ
- 17.石油味のリプライセル
- 18.飲み物は理想のトマト、キレートレモン
- 19.日焼け止めはアネ金、スキンアクア
- 20.人類モテの香り
- 21.ヘアトリートメントはフィーノかツバキ、ヘアスプレーはマシェリ
- 22.ロールモデルはハシカン
1.無印の導入液をスプレー容器に入れて顔中にぶっかける
肌がふわふわになるらしい。
2.ハトムギをニベアで蓋する
昔からあるナチュリエのハトムギ化粧水とニベア青缶の併せ使いが改めてバズった。
3.ハトムギ化粧水にメラノCCを混ぜる、アクアレーベルにメラノCCを混ぜる、メラノCCをハトムギジェルで蓋する
ドラッグストア最強の美容液としてロート製薬のメラノCC美容液がバズりにバズり、さまざまな小技が生まれた。
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4.ニキビ跡にはバイオイル
5.洗顔はロゼットの洗顔パスタ
紫色のホワイトダイヤがとくに人気。
6.結局牛乳石鹸最強説
青色より赤色のほうが高保湿。
7.ダイソーのほいっぷるんか無印の洗顔ボールで洗顔料を泡立てる
最初から泡で出てくる洗顔料は水が混ざっているから成分が薄いらしい。
8.ちふれのコールドクリームとビオレのおうちでエステ(緑)の併用
これも、角栓が取れて肌がつるつるになるのだとか。
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9.ビオレのおうちでエステ(ピンク)で豚骨風呂
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10.馬油洗顔で砂利を生成
インフルエンサーの元鈴木さんなどが流行らせた。
11.スクラブはサボン最強、コスパはハウスオブローゼのオー!ベイビーに軍配
12.恋するおしりで手軽にヒップケア
13.ウユクリーム
白肌・太眉・濃いリップを基本とするオルチャンメイク(当時)が流行したことで、肌に白色顔料を塗ってインスタントに「白肌」になってしまおうという力業が広まった。「美白」成分(ビタミンC誘導体、トラキネサム酸など)が含有された化粧水・美容液を塗ることで長期的なメラニン分解効果を得ようとする従来のケアとはまったく発想の違う美容行動である。
ブームの火付け役は、韓国コスメのウユクリームだ。白色顔料である酸化チタンが含まれたクリームで、つけると白肌になるが、顔料を塗っているだけなので入浴すれば落ちる。ただし、ウユ(牛乳の韓国語)に含まれる成分には本来的な意味での「美白」効果もあるらしく、夜のスキンケアクリームとして継続的に塗布することも同時に推奨されている。ネット上では、この「白肌」効果と「美白」効果を意図的に混同した宣伝も見られた。実際、当時のTwitterでは二つの効果を混同して、「5分で『美白』になった!」と感動している人も少なからずいた記憶がある。
14.ちふれのメーキャップベースクリーム
一定年齢以上の人ならピンとくると思うが、酸化チタンによる白肌効果は、要は昔は「白浮き」として嫌われていた現象の再利用である。かつては日焼け止めなどが「白浮き」しないように苦心していたメーカーの皆さんの努力を想うと涙がちょちょ切れますね。まさか白浮きが大流行するだなんて思わないじゃんね。ちなみに、ウユクリームに似た白肌効果が得られるとして一時的に話題になったのはちふれのメーキャップベースクリームだったが、これも見方を変えれば「ウユクリームと同じくらい白浮きしますよ」ってことで、ネガキャンもいいとこである。そのせいというわけでもないだろうが、2021年現在は廃盤になっている。
15.スキンフードのトマトパック
そのほかにも、酸化チタン入りのマッサージクリームを塗って洗い流すと白肌になるというスキンフードのプレミアムトマトミルキーフェイスパックも流行った。これもつまりは、洗い流しても酸化チタンが肌に残留しているということなので、長期的には害があるんじゃないかと個人的には思う。
16.「発光する」「お肌の漂白剤」「キッチンハイター飲んだ? ってくらい白くなる」……色白表現のインフレ
・発光する
・お肌の漂白剤
・キッチンハイター飲んだ? ってくらい白くなる
・体調を心配されるくらい白くなる
(・マスクと同じ色してるくらい色白になれた←NEW!2020 COVID-19禍らしい表現)
等々、肌が白いことを表現するパワーワードが多数生まれては消えていった。「透明感」も頻出ワードだった。中でも表現が大げさなツイートは「虚言美容垢www」などと揶揄され、スクショ等が5ちゃんねるや愚痴垢で晒される憂き目に遭っている。近年、LIPS(2016年12月リリース)などのよりクローズドな美容コミュニティに移行する人が増えた気がするのは、このようなネタアカウントの晒し行為が影響してるんじゃないだろうか。
17.石油味のリプライセル
内側から「美白」を目指す人々も依然として多かった。リプライセルというビタミンCサプリメントは、ビタミンがリポソーム化されていて効率的に吸収されると評判だが、味が非常にまずいらしい。石油の匂いがするそうです。まず水を口に含んでから一気に流し込むのが定番の飲み方でした。
18.飲み物は理想のトマト、キレートレモン
19.日焼け止めはアネ金、スキンアクア
アネッサの金色のパッケージの日焼け止め、パーフェクトUVスキンケアミルクが「アネ金」と呼ばれて長らく頼りにされていた。ちなみに、女性蔑視発言で批判を浴びた小林航太弁護士を起用したCMが炎上するのはその後の2019年5月のことである。
また、白肌ブームを受けて、酸化チタン入りの「トーンアップUV」も多数発売された。代表作はスキンアクアのトーンアップUVエッセンス。ラベンダー色の日焼け止めでくすみを飛ばすのが大流行した。
20.人類モテの香り
中高生はフィアンセのボディミスト、大人はランバンのエクラドゥアルページュ オードパルファムでモテるとされた。
21.ヘアトリートメントはフィーノかツバキ、ヘアスプレーはマシェリ
22.ロールモデルはハシカン
憧れの対象として挙げられる有名人は、石原さとみから橋本環奈へ、この時期に急激に移り変わった印象がある(美容垢の低年齢化の影響?)。ちなみに2019年は安達祐実、2020年は田中みな実。
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以上、Twitterの美容垢界隈における一昔前(ざっくり2017~2018年ごろ)の流行を振り返ってみました。流行というものは、数十年前まで遡るとまとまった論考も出てくるのだが、地平線に没したばかりの近過去を振り返るのは何気に難しいのだ。そこで、今となっては懐かしい「あの頃」の流行について、記憶に新しいうちに文章にまとめてみた次第です。なお、ソースはわたし個人の記憶なので、正確性もへったくれもないということはご承知おきください。美容垢界隈といっても広いし、わたし個人の観測範囲を越えるものではない。諸々ちっとも厳密ではないので、美容にちょっと関心がある一個人の思い出語りだと思って読んでいただけると幸いです。
続編はこちら。