12月30日、22時過ぎ。近所のコインランドリー。
自動ドアを開けると、金髪ロングのお兄さんが、洗濯物をいっぱい詰め込んだニトリの袋を抱えて出てくるところだった。
お兄さんと入れ替わりに入店したわたしはといえば、緑髪で、ピアスを10個ぶら下げて、無印良品の袋を抱えている。
お兄さんにはお兄さんの、わたしにはわたしの生活がある。人生の前には、常に「生活」がある。たとえ人生が楽しくても、生活は常に地獄として、つめたい業風を吹きかけてくる。
生活は止められない。毎分毎秒継続する。だからこそ、鬱は苦しい。鬱自体の苦痛に重なって、生活の苦しさがのしかかってくるから。鬱のときはなにも考えられないのに、考えなければ生活が回らないから。
洗濯を済ませてコインランドリーを出たところで、日付が変わった。大晦日だ。年末年始、特別なことはなにもない。食べ、眠り、働き、家事をし、勉強をし、趣味に勤しむ、普段通りの生活が続いていく。
いつか、本当になにも考えられなくなるかもしれない。生活の困難さに、わたしの思考力が負けるかもしれない。そういう恐怖を常に感じながら、わたしは今日も生きていく。
アンテナを張って、生活改善の余地を探して、明日も、明後日も生きていく。
よりよい生を試みていく。そうするしかないから、試みていく。
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普段の洗濯は自宅の洗濯機で行うが、靴を洗うときはコインランドリーのスニーカーウォッシャーを利用している。自宅でちまちまと慣れない作業をするくらいなら、機械に頼ってしまおう。新品のようにピッカピカとはいかないが、最低限綺麗にしてくれます。靴をきちんと洗ったぞ! 自分えらい! という気分を演出するのにも最適。
料金体系はお店によるだろうが、うちの近所の店なら、洗浄が20分200円、乾燥が20分100円でした。2足ずつ洗えます。スニーカーウォッシャーがないコインランドリーもあるので要確認。
この機会に、普段のお洗濯のアイディアをいくつか書いておきます。
まず、脱いだ洗濯物は、スリーコインズのランドリーバッグに溜めておく。網とワイヤーでできているから、使わないときは小さく畳んでおけるのがポイント。畳めない箱は、床に置いておくと底にホコリが溜まってしまう。
次に、洗剤について。普段使いの洗剤はジェルボール一択だ。粉洗剤は溶け残ると面倒だし、液体洗剤はいちいちキャップで計量するのが非効率だ。ジェルボールだと、1粒を洗濯槽に放り込むだけでOKです。普通の洗剤に比べると多少割高だが、その価値はあると思う。
アリエールのジェルボールは通常タイプと部屋干しタイプがあるが、わたしは部屋干しタイプで統一している。いちいち使い分けるほどの違いはないと判断した。
公式サイト https://ariel.jp/ja-jp/shop/type/pods
最後に、ハンガーについて。わたしは部屋干しをよくするので、ハンガーは、頭部(フック)がくるくる回るタイプのやつで統一している。頭部が回るやつだと、壁に平行に干すことができます。頭部が固定されてるやつだと、壁に垂直に当たる(?)ことになって安定しない。
▼頭部が回るタイプのハンガーってこういうやつね。壁面に沿って干すことができる。
そしてこのハンガーのまま、ハンガーラックに吊るして収納する。服は、ハンガーラックひとつに収まるぶんしか持たない。
畳む収納は、シワになりやすいので極力行わない(部屋着など、シワになってもかまわない服は畳む)。吊り収納できない伸びやすいニットなどは、そもそも買わない。そこらへんの工夫は、以前の記事にも書きました。
タオル類は、ピシッと真四角に整えて干す必要性を感じないので、ボトムハンガーで二点留めして吊り下げます。正直、留めた部分が伸びたりピンチの跡がついたりしますが、個人的には許容範囲だ。タオルは消耗品と割り切って、ガシガシ使ってガシガシ洗おう。もちろんこのボトムハンガーも、頭部がくるくる回るタイプだ。
シワがついてもかまわない小物(靴下やインナーなど)は、いちいち吊るすのも非効率なので、ネットに放り込みます。
スリーコインズの野菜干しネットとハンガーを組み合わせて、物干しネットを作りました。ネットは袋状になっているので、外干ししても洗濯物が飛んで行く心配はありません。