最終更新:2020.2.16
▲夜通し手紙を書いて立て続けに便箋を使い切ったときの写真。空っぽのレターパッドはいつも祈りの名残りに似ている。
好きな作家にファンレターを書いたら思いのほか長くなってしまい、お気に入りの冬柄の便箋を使い切ってしまった。
紙司撰シリーズは、書きやすい太目の罫線と写実的な絵柄が大好きで、夏柄と秋柄も使っている。
買い足そうとして東急ハンズに行って驚いた。
折しも二十四節季は大寒。初春は暦の上に限るとばかりに寒風吹きすさぶ1月の末、便箋コーナーはすでに一面の春模様になっていた。
見渡す限り桜、桜、桜、桜、桜柄一色。
季節の移ろいを文房具で気づかされるのは初めての経験かもしれない。
思えばわたしが手紙を書くという習慣を持ったのは2018年の3月。数人の大切な知己を相手に細々と続いてきた習慣が、もうすぐ四季を一巡する。
▲お気に入りの便箋と封筒。この写真を撮ったのは2018年9月なので、それからまた増えたり減ったりしている。
文通相手の友人の一人に「春に桜の柄の手紙をもらうのに憧れてるんだよね!」と可愛らしい催促をされてしまったので、近々見つくろって来ようと思う。